記事一覧

カードゲーム

カードゲームのようにそのタイミングで強い持ち札やお気に入りがかわるだけのこと。

u_tan
6日前

かみさまが言った

もう忘れなさいと神様が言った。 わたしは無理そうですといった。 それでも彼は、あなたはもっともっとはるかに天空へいく使命をもっている。 その使命をまっとうするた…

u_tan
6日前

バグ

どーせバグみたいなもんで。 こんなのバグみたいなもんで。 ちょうど日々のたゆたいに、 お互いバグをおこしただけで。 そのバグの世界が想像よりも居心地がよかっただ…

u_tan
6日前

右の頬と左の頬

もしあなたが、わるいひとに 右の頬をたたかれたらどうしますか? もうたたかれないようにしますか? それとも、つぎたたかれるかもしれない左頬をまもりますか? わた…

u_tan
6日前

ワルモノ

ワルモノはいう。 俺は気づいた時から人を欺いていた。 俺は人の心がわかるんだ。 愛を少し感じたい時はそんなふうに求めればバカな女はよってくる。 よわい顔すりゃよって…

u_tan
6日前

わたしのたいせつなぼく

ぼくのなかのかれらはいまどうしてるだろう。 わたしはわたし。 わたしはわたし。 どこまでいってもわたしでしかない。 『耳をかさないで?』 そう言ったけれど、とど…

u_tan
6日前
1

ぼくの中のかれら

ぼくはぼく。 あのこはあのこ。 きみはきみ。 わたしはわたし。 あなたはあなた。 あのひとはあとひと。 みんな1人に1人だけ。 でもぼくの中にはみんないる。 あの…

u_tan
6日前

えいえんくんときぼうちゃん7話

だけどふしぎとまっくらさんのことをうらむきもちはなくっていました。 ふたりはおたがいのあえなかったじかんのことをはなしました。 きぼうちゃんがたいへんなとき、 …

u_tan
6日前

えいえんくんときぼうちゃん6話

暗闇の中でこえがきこえます。 だれ? だれなの? だんだんと近づいてきます。 もうだれもいなくなったそこにはうんめいさんがいました。 さっきのこえはあなたでした…

u_tan
6日前

えいえんくんときぼうちゃん5話

あたりはもうまっくらでした。 そうです。 まっくらさんが街にやってきてしまったのです。 まっくらさんは、街中のみんなの記憶をうばいます。 まっくらさんは、街中の…

u_tan
6日前

えいえんくんときぼうちゃん4話

チク、チク、ちくり。 チクチクチク。 希望ちゃんのこころがだんだんとトゲだらけになってしまいました。 だれに相談してもうまくぬくほうほうがわかりません。 いたく…

u_tan
6日前

えいえんくんときぼうちゃん3話

『ごめんね』 『?』 『ほんとうにごめん』 きぼうちゃんはどうしてわるくもないのにえいえんくんがあやまるのかわかりません。 えいえんくんがあやまるたびに、とおく…

u_tan
6日前

えいえんくんときぼうちゃん2話

『ねぇねぇ、おはよう。』 『おはよう』 『ねぇねぇ、まいにち、あなたがいてたのしい。』 1日のはじまりにおはようと最初にえいえんくんにいうのはこれからもわたしだ…

u_tan
6日前

えいえんくんときぼうちゃん1話

希望ちゃんは言いました 『初めましてえいえんくん。』 えいえんくんはすこし照れくさそうにいいました 『初めましてきぼうちゃん。』 2人ははじめてあったときからどこ…

u_tan
6日前

空を見上げる生活

1日一度は空をゆっくり見上げる時間をもうけられるくらいゆとりをもちたい。 忙しいとゆっくり自然に触れることも忘れてしまいがちだけど、 1日1度は空を見上げて自分1人…

u_tan
5か月前

捨てたり買ったり

消費することに、うんざりするときがある。 日本人は持ち物がおおいといわれるけれど、 豊かさを物の多さで測るのはちがうなぁと最近はおもう。 例えば、包装紙や容器一…

u_tan
5か月前

カードゲーム

カードゲームのようにそのタイミングで強い持ち札やお気に入りがかわるだけのこと。

かみさまが言った

もう忘れなさいと神様が言った。

わたしは無理そうですといった。

それでも彼は、あなたはもっともっとはるかに天空へいく使命をもっている。
その使命をまっとうするためにも忘れなさい。
前をむきなさい。上をむきなさい。
後ろや下は見なくていい。
ただ、ただ、前と上をむきなさい。

いい加減飽きたでしょ?

詮索も、疑いも、かなしみも、後悔も。

いい加減疲れたでしょう?

くることもない返信や約束に

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バグ

どーせバグみたいなもんで。

こんなのバグみたいなもんで。

ちょうど日々のたゆたいに、
お互いバグをおこしただけで。

そのバグの世界が想像よりも居心地がよかっただけで。
ただそれだけのことで。

その居心地がよかったから、
だからもう一度バグを起こそうとしたけれど、
おなじバグはおこらない。

フリーズするだけなんだ。
真っ暗な画面で、今日もあの日のバグを待つ。

右の頬と左の頬

もしあなたが、わるいひとに
右の頬をたたかれたらどうしますか?

もうたたかれないようにしますか?

それとも、つぎたたかれるかもしれない左頬をまもりますか?

わたしは
右の頬をたたかれたら左の頬を差し出そう。

わるいひとがつかれるまでどうぞ、たたいてといわんばかりに。

わたしは信じる。
悪い人にも、良心の呵責があることを。

別の誰かをたたくなら、わたしだけにしときなさいと。

騙すより騙

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ワルモノ

ワルモノはいう。
俺は気づいた時から人を欺いていた。
俺は人の心がわかるんだ。
愛を少し感じたい時はそんなふうに求めればバカな女はよってくる。
よわい顔すりゃよってくる。
で。いらなくなったらポイなんだ。

俺はワルモノ。
1人でへっちゃら。

俺はワルモノ。
生まれたときからそうだった。

俺はワルモノ。
みんながいやだいやだというからさ。

俺はワルモノ。
人のこころをよむのはかんたんさ。

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わたしのたいせつなぼく

ぼくのなかのかれらはいまどうしてるだろう。

わたしはわたし。

わたしはわたし。

どこまでいってもわたしでしかない。

『耳をかさないで?』

そう言ったけれど、とどいてるだろうか。

〝ぼく″ の、こころにどどいてる?

それでもわたしはここにいよう。

それでも愛そう。

1つの愛に絞れない〝ぼく″ のために。

でも、なんだかちょっと違う気もする。

でもなんだかとってもしんぱいで。

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ぼくの中のかれら

ぼくはぼく。

あのこはあのこ。

きみはきみ。

わたしはわたし。

あなたはあなた。

あのひとはあとひと。

みんな1人に1人だけ。

でもぼくの中にはみんないる。

あのひとはぼくに言う。
愛されたかったら好かれたかったらうそをついたらいい。

かれはぼくに言う。
むかついたらからかったらいい。

あのこはぼくにいう。
つらいといってたすけをもとめたらいい。

きみはぼくにいう。
ほかのだ

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えいえんくんときぼうちゃん7話

だけどふしぎとまっくらさんのことをうらむきもちはなくっていました。

ふたりはおたがいのあえなかったじかんのことをはなしました。

きぼうちゃんがたいへんなとき、
えいえんくんもまたまっくらさんにのみこまれていました。なんどもなんども、何億年のなかでまっくらさんとはであってきたけれど、
今回はてごわかったよーーー

っというえいえんくんは
またあの日のようにてれくさそうにえへへと、わらってみせるの

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えいえんくんときぼうちゃん6話

暗闇の中でこえがきこえます。

だれ?

だれなの?

だんだんと近づいてきます。

もうだれもいなくなったそこにはうんめいさんがいました。

さっきのこえはあなたでしたか?

そうだよ。

どうしてこんなところでいるんだい。

はやくきみがいかないとはじまらないじゃないか。

どうして?

わたしはもうだめです、うんめいさん。

なにをよわきになっているんだい?

この世界はいつだってきみからは

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えいえんくんときぼうちゃん5話

あたりはもうまっくらでした。

そうです。

まっくらさんが街にやってきてしまったのです。

まっくらさんは、街中のみんなの記憶をうばいます。

まっくらさんは、街中のみんなのあいをみえなくします。

きぼうちゃんはたいへんだとおもいます。
『わたしのせいでまちのみんなにめいわくがかかってまっている!!』

どうしよう。
どうしよう。

そのとき、くらやみのなかにえいえんくんがみえました。

ほっ

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えいえんくんときぼうちゃん4話

チク、チク、ちくり。

チクチクチク。

希望ちゃんのこころがだんだんとトゲだらけになってしまいました。

だれに相談してもうまくぬくほうほうがわかりません。

いたくていたくてたまりません。

おいしゃさんも、おてあげです。

とげのせいで、えいえんくんにけがをさせてしまいそうで、きぼうちゃんは会えません。

だいすきなえいえんくんを傷つけるのはいやだからです。

あいたくて、いたくて、かなしく

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えいえんくんときぼうちゃん3話

『ごめんね』

『?』

『ほんとうにごめん』

きぼうちゃんはどうしてわるくもないのにえいえんくんがあやまるのかわかりません。

えいえんくんがあやまるたびに、とおくへいってしまいそうで。

きぼうちゃんはいつもいいます。

『だいじょうぶ、だいじょうぶ。』

ごめんのいみも、わからずにだいじょうぶというたびに、こころがチクッとするのをかかんじながら。

えいえんくんときぼうちゃん2話

『ねぇねぇ、おはよう。』

『おはよう』

『ねぇねぇ、まいにち、あなたがいてたのしい。』

1日のはじまりにおはようと最初にえいえんくんにいうのはこれからもわたしだったらいいな、きぼうちゃんはおもいました。

えいえんくんは、まいにちおおいそがし。
おとうとたちのおせわがたいへんです。

えいえんくんには、3人のおとうとと、1人のおねえさんがいました。

おねえさんは、うちゅうちゃんといいます。

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えいえんくんときぼうちゃん1話

希望ちゃんは言いました
『初めましてえいえんくん。』

えいえんくんはすこし照れくさそうにいいました
『初めましてきぼうちゃん。』

2人ははじめてあったときからどこか懐かしいきもちになりました。

あれ?どこかで会ったことありましたか?

きぼうちゃんは、えいえんくんといるときの時間が大好きでした。
えいえんくんもきみは暗やみに差し込む光や救いにすこしにていると、いいました。

きぼうちゃんはな

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空を見上げる生活

1日一度は空をゆっくり見上げる時間をもうけられるくらいゆとりをもちたい。

忙しいとゆっくり自然に触れることも忘れてしまいがちだけど、
1日1度は空を見上げて自分1人の時間を。

捨てたり買ったり

消費することに、うんざりするときがある。

日本人は持ち物がおおいといわれるけれど、
豊かさを物の多さで測るのはちがうなぁと最近はおもう。

例えば、包装紙や容器一つとっても、環境のことはもちろんだけれど、それ以上にわたしは買ったり捨てたり、有るのに買ったり、一度も使わずに捨てたりそういうことがうんざりする。

丁寧な暮らしはできない人間だと自分にはおもうけど、満たされているのに、いらないものを買

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