えいえんくんときぼうちゃん1話


希望ちゃんは言いました
『初めましてえいえんくん。』

えいえんくんはすこし照れくさそうにいいました
『初めましてきぼうちゃん。』

2人ははじめてあったときからどこか懐かしいきもちになりました。

あれ?どこかで会ったことありましたか?

きぼうちゃんは、えいえんくんといるときの時間が大好きでした。
えいえんくんもきみは暗やみに差し込む光や救いにすこしにていると、いいました。

きぼうちゃんはなんのことだかさっぱりわからなかったけど、わたしより物知りで長生きな彼はたくさんのことをひとりでみてきたことを感じてなんだかすこしもうしわけないような、愛おしいきもちになりました。

えいえんくんは、すこし遠慮しながらきぼうちゃんと手を繋ぎ、こう言います。

『しってる?』

『なあに?』

『あいすることは、どれだけあいされてるかとじぶんがわからないと、あいはうけとれないんだよ。』

きぼうちゃんは思いました。
あいすることはどれだけこうどうしたかなんじゃないのかな。と。

だけれどえいえんくんのことが大好きなきぼうちゃんは、色んなあいがあることをしりました。

いろんないろ

いろんなひかり

いろんなこころ

いろんなひと

いろんなかんがえ

があるみたいに、
いろんなあいがあることをしりました。


えいえんくんはどうしてそんなことを知っているのだろう。すごい!すごい!

目をキラキラさせながら心の中で叫びます。

えいえんくんも、すこしほこらしそうに
えへへとわらいます。


ふたりは思いました。
このきぼうがえいえんにつづきますように。

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