えいえんくんときぼうちゃん2話
『ねぇねぇ、おはよう。』
『おはよう』
『ねぇねぇ、まいにち、あなたがいてたのしい。』
1日のはじまりにおはようと最初にえいえんくんにいうのはこれからもわたしだったらいいな、きぼうちゃんはおもいました。
えいえんくんは、まいにちおおいそがし。
おとうとたちのおせわがたいへんです。
えいえんくんには、3人のおとうとと、1人のおねえさんがいました。
おねえさんは、うちゅうちゃんといいます。
とっても、つよいおねえさんです。
いちばんめのおとうとはみらいくん。
にばんめのおとうとはあしたくん。
さんばんめのおとうとはきょうくん。
えいえんくんはかぞくがだいすき。
きぼうちゃんもかぞくおもいのえいえんくんがだいすき。
だけど、ときどきさびしくなります。
だけど。このきもちはつたえてはならないときぼうちゃんはおもいます。
だって、つたえてしまうとほんとになってしまうから。
くらいきもちがほんとになると、やがてあたりはまっくらさんにおそわれます。
それはみんなにめいわくがかかります。
みんなみんなじぶんのやることをいっしょうけんめいやっている街に、まっくらさんがやってくると、しだいにみんなやることをわすれてしまうからです
まっくらさんはきおくをうばいます。
おもいでをかきかえます。
あいをみえなくします。
だから、ぜったいにきぼうちゃんはえいえんくんには言ってはだめだとおもいます。
きぼうちゃんはこころをきりかえて、
おきにいりのお花にお水をあげます。
そうすると、お花ははなしかけてきました
『ありがとうきぼうちゃん。おいしいお水をありがとう。』
きぼうちゃんはおもいます。
ありがとうって、いわれるのはこんなにもうれしい。
わたしもえいえんくんに、たくさんたくさんありがとうをいいたいな。
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