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【SLAM DUNK GI】155話「福田吉兆の個人トライアウト」
ヴィルフェーダ大阪紅白戦の飛び入り参加することになった福田吉兆。
さらに福田は積極的な姿勢、アピールを仕掛ける。
「俺を仙道と同じチームでプレーさせて下さい! 絶対勝ちます!」福田
仙道に視線が集まる。
「ええんか 仙道。絶対勝つ言うてるで。」土屋
「さあ いこーか。」仙道
「久しぶりだな。福田。」仙道
「消えたと思ったら、華々しいこんな場所にいるんだからな。それが仙道だ。」福田
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「俺は俺らしく、がむしゃらにやってきた、大丈夫だ。」福田
そして身を隠していた宮城と高宮も姿を表す。
「よーーし! 作戦は大成功だな!」高宮
「おいおい。作戦なんてあんまでけー声で言うなよ!」宮城
「あーーーー!! りょーちん!! 高宮、おめーら何で!?」桜木
「あっ 何だ?花道 心配してみにきちゃわりーか?」宮城
「さては お前ら 何かたくらんでるな? しかしこの天才バスケットマン桜木、フク助ごときを送り込んだくらいで動ずることはない!」桜木
「いいから いけよ!」高宮
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土屋と福田が挨拶をする。
「福田吉兆、仙道と組んで負けたら、何のアピールにもならんで? 自信あるっちゅうことやな?」土屋
「土屋さん。はじめまして、、、。ありますよ。」福田
「まぁ 見せてもらおうか。」土屋
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紅白戦、別名福田吉兆個人トライアウト開始。
土屋、桜木が相手となり、
仙道、南、べノンは味方となった。
インターハイ予選決勝リーグ、湘北-陵南戦同様、福田、桜木のマッチアップはヒートアップした。
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当時、経験不足を露呈した桜木だったが、同じ轍は踏まず、福田へのブロックが決まった。
「天才!」桜木 「ちっ!」福田
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「あーあ 花道のやつ、熱くなってるなー。空気読めよなー。」高宮
「オーナー。仮に福田が入団することになれば、代わりに契約解除される選手が発生することがあるかもしれない。減給されることもあるかもしれない。それが桜木にふりかかることだってある。仙道ですら同様なんだ。」花形
「そーいうこった。ここからは外野がどうこう出来る問題じゃねえ。練習から真剣勝負ってことだ。」宮城
「そうか。そーだよな。」高宮
「それがプロの世界というものだ。」花形
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ブロックされた福田に仙道が声をかける。
「福田、焦らなくていい。まわりもよく見ろ。」仙道
「あわてるこたーない。」仙道
「ふっ 久しぶりに聞いたな。」福田
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仙道の言葉を聞いた福田は落ち着きを取り戻し、仙道と連携しながら南のアウトサイドを引き出した。
べノンからの速攻にいち早く反応した。
しかしディフェンスが苦手な福田は土屋に突破を許してしまう。
「どうした? そんなもんなんか?」土屋
「・・・・(くそっ)」福田
「おい、福田。心配すんなや。ディフェンスはカバーしたる。気にせずガンガン仕掛けろ。」南
「南さん。いい人なんですね。」福田
「勘違いすなよ。そのほうが俺も活きんねん。」南
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土屋とのマッチアップにも果敢に仕掛けた。
土屋相手にゴールを決めることは出来ないまでも持ち前のがむしゃらなプレー、粘り強さでゴール下の攻防を生む。
ルーズボールのいち早く反応した南がゴールを決める。
再び土屋とマッチアップしたと思えば仙道を経由し、リターンで福田が決める。
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「あそこでパス出来る仙道の視野と判断、何より自ら決めることのできるスキルがあるからこそ脅威となるんだ。」宮城
「仙道も生き生きとしてきたな。」花形
「おもろいやん。負けへんで!」土屋
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紅白戦とは言え、新戦力が入ることになれば、自身のスタメンの座、契約にも関わる。両チームともにヒートアップし、土屋、桜木チームが1点のリードを保ち、時間は30秒を切っていた。
べノンと桜木のリバウンドは五分五分。
ルーズボールを奪われるものの、仙道がスティールで奪う。
「あわてるこたーない。」
「じっくり1本。そうすれば勝てる。」仙道
福田吉兆の個人トライアウト、クライマックス、陵南時代に築き上げたホットライン、仙道彰の手にボールがおさまる。
残り時間25秒。
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続
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