見出し画像

「翔陽の1年生」編・振り返り

第4章 レーゼンダンク神奈川 集結 


諸星大「愛知の星」編


https://note.com/tyimage/n/ne7979d3f8e08


豊玉高校「蒼い弾丸」編



次々とレーゼンダンク神奈川のメンバーが明かされる中で続いたのは


「翔陽の1年生」


原作後、スタメン3年生が全員残り雪辱に燃えウインターカップへ準備する翔陽高校にストーリーは移る。

何か変化が必要だと感じていた選手兼監督の藤真健司と花形透は、藤真のスタメン起用をベースとし、監督不在でも戦術面、連携面で阿吽の呼吸で動けるようなに日々を積み重ねていた。そんな日々の練習後、体育館ではなく格技塔からボールをつく音が聞こえ、足を向けた。

そこにいたのは、背が低い3軍の1年生だった。

翔陽は部員が多い、さらに藤真は選手兼監督を担っており、3軍に目が届いていなかったのも事実だった。
全体練習後、毎日自主練習を欠かしていないという1年生は、忘れられないようコートネーム「ダイ」で覚えてほしいと伝えた。

新戦力という変化も視野に藤真はダイに必ずもう一度、声をかけるとその日は別れた。


ダイのことをスタメン3年生に話し、
新戦力を求めていることも事実であり、湘北の1年生、桜木花道を引き合いに出し、成長の芽を摘み取ることがあったならばそれは3年生の罪だと、テストを実施する方針を固める。

第1関門である長野と高野の自主練習チェックを通過したダイに課された第2関門は、
長谷川一志との1on1での勝負だった。

背が低いダイのディフェンス面は不利が生じた。
しかしオフェンス面で違いが見せられるのか?
テストの焦点はそこにあった。

長谷川との1on1を背が低いことが武器になることもあるとキレのあるダックインからゴールを決めた。

対峙した長谷川は

初見での対応が難しい」

         と評価した。

ダイは3年生の総意で1軍昇格を言い渡される。

1軍練習に合流したダイに藤真健司監督はノルマと起用方針を伝える。

ノルマと起用方針とは、

翔陽の秘密兵器として控え、大事な場面で途中出場、そこで最初にスリーポイントで3点、ダックインで2点、5点を取ることと伝える。

受け入れたダイはベンチメンバーとしてウインターカップにのぞんだ。

インターハイの雪辱に燃える翔陽は順調に勝ち上がり、決勝リーグで湘北と対戦。

この1戦には海南も視察。両チームインターハイから上積みがどれだけあるのか?
ギアを持っているのか?という点を注視する。

全日本ユース合宿を経た成長著しい流川楓。
牧紳一、深津一成との全国トップレベルとマッチアップをくぐり抜けた宮城リョータ。
ブランクから明けた三井寿。
一方で
赤木剛憲、木暮公延の引退や桜木花道の怪我の影響を差し引いての評価は、良くても横ばいか?

翔陽は、

藤真健司をスタメン起用、藤真のいない翔陽は普通の強豪に過ぎない。スタメン起用がギアをあげ、さらにPGから攻撃に専念するポジション変更のギアチェンジもキーワードである阿吽の呼吸をインターハイ後の上積みと言えるだろう。

試合は点の取り合いとなり後半終盤へ、

https://note.com/tyimage/n/n35beb33fff9f

残り3分、スコアは同点。翔陽は秘密兵器であるダイを投入。
高さを主体とする翔陽が背が低いダイの投入は、湘北の心理を揺さぶった。

ダイのマッチアップは角田悟。
藤真健司監督のノルマである最初にスリーポイントを決めることに成功。

追う湘北は、三井寿のスリーポイントで攻めるが、藤真の指示による花形のブロックショットが決まる。そしてもう一つのノルマであるダイのダックインが決まり5点リードする。

秘密兵器を駆使したギアチェンジで湘北を下し、インターハイの雪辱をはらすことに成功した。

そして月日は流れ現代描写へ。

ダイはCBAリーグ2部に所属していた。そこに代理人・スカウトを担う花形透が訪問。

ダイは相変わらず背が低いままであった。しかしもはや武器であると花形は評価、そしてコートネーム「ダイ」のフルネームが明かされる。

杉村大維


現レーゼンダンク神奈川の主将、
元日本代表の杉村直也を兄に持つエリートのあひるだったのだ。

花形は、翔陽のキーワードであった阿吽の呼吸にどどう時間を費やしても、及ばない阿吽の呼吸があるとしたら?

それはDNAによる呼吸だと仮説を立て、
レーゼンダンク神奈川のトライアウトに推薦したのだ。

夢を追いかけた
杉村大維は、レーゼンダンク神奈川トライアウトに合格。

兄の杉村直也とともにドリームズ・ファンド杯、準決勝、ヴィルフェーダ大阪戦へ挑む。

第4番 レーゼンダンク神奈川 集結
「翔陽の1年生」編


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?