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「歩く」というのは最高の趣味なのだ♪29

思えば遠くに来たもんだ

同じエリアを歩いていると、時としてマンネリに陥ることがある。

飽きがくると歩くのはつらい。

好奇心が失われてしまい、小さな変化を探そうという気もなくなってしまう。

ただ1日のノルマとして歩いているだけというようなことになる。

こうなると、何かをきっかけにしてウォーキングそのものをやめてしまう危険性も出てくる。

マンネリ打破のいい方法は、思い切って遠出をすることだ。

一人ではなく、気のあった友達と一緒に歩くといい。

このとき、「空気のいい所にハイキングに行かないか」とか、「カタクリの花の名所があるんだけど行ってみないか」などと、相手の気を引くようなセールスポイントをつくることが大切だ。

「郊外のウォーキングにつき合ってくれないか?」と言っても、なかなか同意は得られない。

花の好きな人なら花で誘い、食べ物が好きな人なら、うまいそばとか、土地の名前で誘ってみる。

相手に合わせてついでに自分もウォーキングを楽しむというような感じなら、友だちも快くつき合ってくれるのではないだろうか。

気分が変われば歩く楽しみも思い出すはずだ。

もし一人で歩くのが苦でなかったら、静かな森や、里山など自然が生きている場所にぶらりと出かけるのもいいものだ。

自然には人を癒す不思議な力がある。

自然はそのことを信じる人にはいつでも優しく手を差し伸べてくれるのだ。

お気に入りの場所を探すというのもマンネリ打破のいい方法だ。

例えば、郊外に住んでいる人なら、車で30分も走れば自然が十分残っているいい場所が見つかるのではないだろうか?

そういう場所を、お気に入りの場所として確保しておくという方法もある。

自然の中を歩きたくなったら、車を飛ばしてやってくる。

そういう贅沢があってもいいと思う。

最近は、郊外のあちこちに日帰り温泉ができている。たいていは自然の中にある。

その温泉を中心にウォーキングコースをつくり出せば、温泉付きコースができあがる。

ちょっと贅沢な気分になれる。

温泉なら四季を通じて楽しめる。

1週間に1回とか、1ヶ月に1回と決めて温泉の周りを歩いてみると、小さな沢があったり、名前も知らない野草の群落を見つけたりするかもしれない。

何か一つ核になるようなものが見つかれば、それを契機にして次々に興味がわいてくるものだ。

新しい場所は、そういうキーワードを探し出すのにもってこいだ。

要するに、今日はどの道を歩こうかと選択できるぐらいのコースを知っておくとよい。

春歩くと新芽や花に出会える道、夏は木陰の多い道、秋は空が広々としている道、冬は枯れ木の枝振りのいい道などである。

・・つづく・・

次の記事 『自分に合った靴とは歩きたくなる靴のことである』

【参考書籍】『歩くとなぜいいか』(PHP文庫)大島清著

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