「歩く」というのは最高の趣味なのだ♪③
さっそうと歩くと「気持ち」の背筋が伸び〜るのだ!!
1日に数千歩しか歩かないと、やがて足腰が弱ってしまう。
弊害はそれだけではない。
足腰が弱ると気持ちまで弱ってしまう。
「歩くこと」と「気持ち」はパラレルなのだ。
最後のひとがんばりができない人や、物事を簡単にあきらめてしまう人、ちょっとしたトラブルにつまずいて、なかなか立ち直れず、くよくよ悩んでしまう人などは、意識して歩いてみるといい。
こういう人たちの中には、案外歩いてない人が多い。
歩くことによって、気持ちが強くなるということが実はあるのだ。
知り合いに、歳のせいで気力が衰えてしまったと嘆いている人がいた。
まだ60歳を少し過ぎたばかりの人で、気力が萎えてしまうのはちょっと若すぎる。
話を聞いてみると、会社を定年退職した後、生きがいを失ってしまったという。
打ち込めるものを探していろいろなことにチャレンジしたが、どれも長続きしない。
これは歳のせいだと思い込んでいた。
「無趣味な仕事人間の末路なんてこんなものです」と自嘲的に言う彼に、意識して歩くことを勧めてみた。
最初は「散歩は趣味には入らない」と渋っていたが、「1日1万歩を目安に意識して歩いてみたらどうだろう」と勧めた。
彼は歩数計を買って歩き始めたが、最初に報告してきたのは、「意外に歩いたつもりでも歩いていない」という事だった。
近所を散歩して歩いた気になっていても1日4000歩ぐらいにしかならなかったみたいなのだ。
一念発起した彼は意識して距離を伸ばした。
やがて歩くことが楽しくなり、足腰も鍛えられてきた。
足腰が鍛えられるにつれて気力もよみがえってきたようだ。
自嘲的な言い方をすることもなくなったし、つまらないグチをこぼすこともなくなった。
歩くことによって自然に気持ちも強くなったのだと思う。
気持ちが弱っている時に、「こんなことでどうする」と自分に腹を立てたり、自分を責めたりするとかえって逆効果になることがあるのだ。
こういう時は歩くのが良い。
それもゆっくり歩くのではなくサッササッサという具合に、少し早足で歩いてみると良い。
たったこれだけのことで、くよくよと思い悩んでいることがバカバカしくなることがあるのだ。
前向きな気持ちになって、問題に正面から向き合おうという気になってくるのだ。
なぜ、こんなことになるのか?
歩くことによって強い気持ちを取り戻すことができたからである。
歩く趣味って素晴らしいですね。
・・つづく・・
【参考書籍】『歩くとなぜいいか?』(PHP文庫)大島清著
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