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「歩く」というのは最高の趣味なのだ♪④

工夫して仕事に「歩く趣味」を取り込もう!!

意識して歩けば、それだけで歩くことが趣味になる。

例えば会議中、急に足りない書類が出てきて、一つ上のフロアに取りに行かなくてはならなくなったとしよう。

いつ来るかわからないエレベーターを待つか?階段を駆け上がるか?

会議が進行中ということを考えれば階段を駆け上がる方が速いのだ。

こんな時、なかなか来ないエレベーターを恨みながら階段を上るのと、体を動かす時間が取れたと喜んで階段をホイホイと駆け上がるのとでは、まず気持ちに大きな違いが出る。

これも仕事かと思って階段を上がるのと、エクササイズの一環と思って階段を上がるのとでは足の運びにも違いが出るだろう。

鉄人レースと呼ばれるトライアスロンに挑戦している人は、仕事中でもこういうチャンスを見逃さないようにしているらしい。

トライアスロンも趣味なんだけど、やはり日常的にトレーニングを続けていないと過酷なレースには挑戦できない。

昼休みは毎日ランニングをして、仕事帰りにはプールで水泳をし、土日は集中的にバイク(自転車)の練習、このような生活をしているのだ。

しかし、これだけでは不十分で、仕事中にもいろいろ工夫してトレーニングを続けている。

基本的にはエレベーターは使わない、こんな事は常識の範疇である。

こんな過酷なレースを目指すのではないにしろ、見習いたい点はたくさんある。

基本は意識して体を動かすというところだ。

意識しなければなかなか体は動かせないものなのだ。

歩くことの基本はこのこと、つまり「意識して歩く」ことを知ることからしか始まらないのである。

意識して体を動かし、足を動かす、ここから趣味が始まるのだ。

サラリーマンは1日平均5000歩程度しか歩いていない。

1日1万歩を目指すとすれば、残りの5000歩は意識しなければ歩けない。

足りない書類を取りにいく時も、「しめた。これで数十歩は稼げる」というように思えれば、その分だけ1万歩に近づける。

意識するとはそういうことなのだ。

もし階段を上がるのが辛いというなら、下りるだけでもいいだろう。

上りはエレベーターを使ったとしても、下りは階段を歩いてみる。

これで、また1万歩に近づけるのだ。

ちなみに3階分の階段を普通の速さで上がってみて、着いた時に息も絶え絶えで、手すりに捕まらなければまともに立っていられない状態ならば、かなりの運動不足に陥っていると考えた方がいいだろう。

もし体に異常がないのならば、趣味というよりもっと積極的に、リハビリとして意識して歩くことを考えた方がいいかもしれない。

無理をせず、少しずつ運動不足を解消して体力をつけていくうちに、歩くことが趣味になる。

この程度の運動なら仕事中に十分できる。

階段3階分を上がれない人は、仕事中も自分で動かず他人を動かしていることが多いのかもしれない。

「すまないがお茶をいれてきてくれないか」とか、「大至急これをコピーしてきてくれ」「弁当を買いに行くついでにタバコを買ってきてくれ」などと、他人を動かしていることが多いと思う。

視点を変えると、こうした行動は、仕事中に他人に趣味の時間をつくってあげているようなものだ。

意識して歩きたいと思っている人なら、このような頼みは望むところである。

自分のためになるからだ。

しかし、無意識に頼む方はどうだろうか?

その積み重ねが、階段を上る体力を一歩ずつ衰えさせているとしたら、結局、自分が大損をしていることになるのです。

・・つづく・・

次の記事 『歩く趣味には才能なんかいらない』

【参考書籍】『歩くとなぜいいか?』(PHP文庫)大島清著

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