見出し画像

「歩く」というのは最高の趣味なのだ♪⑧

歩く趣味で体も脳もバリバリ若返る

歩く趣味は足腰を鍛えるだけでなく、実は脳を若返らせるという効果があるのだ。

歩くことと健康の関係はこれからどんどん書いていこうと思っている。

今回はその序章として、歩くとなぜ脳が若返るのかを書いておく。

一言で理由を書き表すと、人間の足と脳は直結しているからだ。

私たち人間は二本足で歩く。

人間の祖先がすでに砂漠化していたアフリカの北東部で二足歩行を始めたのは、今から400万年前以上も前のことだ。

チンパンジーよりも賢いボノボというサルが、餌を求めるために四足歩行ではラチがあかぬと、日本足で森から森へ移動したのが、人類化への起源とされる。

もちろん人類はひょっこりひょうたん島のように突然この世に出現したわけではない。

サルの進化の系統から分かれて人類として進化を遂げるのだが、両方の遠い祖先が同じだったということを端的に表す証がある。

哺乳類の中でサルと人間だけがこの世の中をカラー映像で見ているのだ。

サルと人間意外の哺乳動物はモノクロ映像の世界で生きている。

総天然色で世の中を見、さらに直立二足歩行を身につけて人類の脳は飛躍的に進化することになる。

全体重を二本の足で支えるため、足には大きくて強い筋肉が必要だった。

しかも二本足歩行は、四本足に比べてはるかにバランスを取るのが困難だった。

私たちの祖先は、不安定な二本の足でバランスをとりながら、歩き回り、走り回って獲物をとらなければならなかたのだ。

二本足歩行をするようになって、はるかに複雑な動きをする大小の筋肉を正確に動かすため、おびただしい数の神経が動員されるようになった。

こうした体内の筋肉を動かす神経が集まっているところが脳だ。

特に足には大腿筋という大きな筋肉がある。

歩くことによって足の大きな筋肉が動けば神経組織を通じて大きな刺激が脳に届く。

脳が刺激されれば活発に活動する。

脳が活発に活動する状態を「若々しく脳が動いている」というのだ。

こう考えてみると、脳が若いか年老いているかは、必ずしも年齢とは関係ないことがわかるだろう。

年齢が若くてもあまり歩かず、脳に伝わる刺激が乏しければ、脳は活発には動かない。

覇気がない若者たちの「脳年齢」は見た目よりはるかに老いているのだ。

逆に年齢は高くても、好奇心をもって歩き回っていれば、「脳年齢」は見た目よりずっと若いはずだ。

しかも、今まで歩いてない人でも歩き始めれば、脳はふたたび活発に活動を始める。

つまり脳が若返るということだ。

歩けば脳は若返る。

この事を信じて歩き続けてほしいですね。

・・つづく・・

次の記事 『何もしないと筋肉は40代から落ち始める』

【参考書籍】『歩くとなぜいいか?』(PHP文庫)大島清著

#歩く #ウォーキング #ジョギング #陸上 #健康 #健康法 #ダイエット #生活習慣病 #予防 #病気 #趣味 #5000歩 #1万歩


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?