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「歩く」というのは最高の趣味なのだ♪⑨

何もしないと筋肉は40代から落ち始める

健康を保つためには、1日1万歩を目安に歩くとよいと言われている。

私の年齢は56歳、3日に一度2〜3時間のウォーキングを続けている。

そのためか、現体重は80キログラム弱、90キロを超えていた数年前に比べると、非常に楽になった。

これぐらい歩くとおよそ300キロカロリーが消費される。

これは平均的な日本人が1日に摂る総カロリーの6分の1から7分の1に相当する。

1日にこれぐらい歩けばカロリー過多にならずにすむという目安になるのが「1万歩」だ。

人間は30代を過ぎると、基礎代謝が低下し始める。

基礎代謝とは、体温を維持したり、血液を循環させたりというように、生命を維持する上で必要最小限度のエネルギーのことだ。

中年になると基礎代謝が低下して、必要な栄養素をエネルギーとして燃焼する能力が次第に衰えてくるのだ。

特に脂肪の分解が悪くなり、それだけで太りやすくなってしまうのだ。

いわゆる中年太りの主な原因は基礎代謝の低下によるところが大きいと言われている。

例えば40代の人が、若い人と同じものを同じ分量食べても、基礎代謝の低下によって、うまくエネルギーとして燃焼されず、腹の周りや、皮下脂肪に脂肪が溜まりやすくなってしまう。

同じものを同じように食べても太りやすくなってしまうのだ。

なぜ、このようなことが起こってしまうのだろうか?

加齢によって生じる基礎代謝低下の大きな原因は、筋肉の衰えによるものだ。

基礎代謝の低下と筋肉の衰えは同じようなカーブを描く。

とくに40を過ぎる頃になると、筋肉の衰えははっきりしてきて、これに連れて基礎代謝の低下も大きくなる。

カロリーの最大の消費者である筋肉が衰えて、燃焼させなかった脂肪などが体に蓄積されると考えてもいいだろう。

ではどうすればいいかというと、大きな筋肉を動かしてカロリーを消費させ、同時にその筋肉を衰えさせないようにすればいいということになる。

つまり「歩く」ということである。

人間の筋肉の大きなものは足に集まっている。

足の筋肉は、体全体の筋肉の実に7割を占めているのだ。

歩くという簡単な動作だけで、大きな筋肉が動き、大きなエネルギーが消費される。

しかも歩き続けることにより、脂肪の分解能力が高い良質の筋肉が維持されるのだ。

いつまでも若々しく健康に過ごすというのは、基礎代謝の低下をできるだけ抑えるということにほかならない。

そのためには、無理なダイエットより、1日1万歩を目安に歩き続ける方がはるかに大きな効果がある。

暴飲暴食は論外だが、食べることは大切にしたい。

あの食事もダメ、この食事もダメ、では人生は味気ないものになってしまう。

それよりも、きちんと食べてしっかり歩くという方に気を向けたいい。

次回から「きちんと食べてしっかり歩く」をモットーにして「歩くこと」と「健康管理」の関係を深掘りしていきたいと思います。

・・つづく・・

次の記事 『歩くと脂肪が良く燃える』

【参考書籍】『歩くとなぜいいか?』(PHP文庫)大島清著

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