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TyHassy
2023年4月28日 00:53
六波羅蜜 六波羅蜜とは大乗仏教の菩薩が極めるべき修行課題とも言えるものです。 六波羅蜜の波羅蜜とはパーリ語のPāramī パーラミー、サンスクリット語のPāramitāのパーラミターの音訳で、意味は完成・完全・彼岸に至るという意味です。ということで、六波羅蜜とは六つの完成という意味ですが、その六つとは何かというと、1.布施(Dāna ダーナ)=与える事、分け与える事、物惜しみしない事
2023年4月27日 23:16
「空理・空論」ではない「空」の話 - 2 では、「空」とは一体どのようなものの見方なのかを、ここで改めて詳しく見てみたいと思います。先程の例は、「椅子」であったり人間であったり、様々な要素が複雑に組み合わされたものでしたので、それらの組み合わせが概念であるというのは分かるが、もっと基本的な要素自体は実在するのではないかと思われる方もいるかもしれません。 では、「水」というものを例に挙げて考え
2023年4月27日 15:13
自分を脱却する為の複数の道 基礎編では釈尊が説かれた基本的な教えを概観致しました。ここからは、それら釈尊の基本的な教えが、その後どのように受け止められ、実践されてきたかを見ていきたいと思います。 基礎編の最後の方でご説明致しましたように、中道を知らない無明(無知)に囚われた人は、自分という一つの視点を設定し、その自分という視点を設定することによって、自分以外の多数の他者を仮構することになり、
2023年4月27日 15:03
諸行無常・諸法無我 そもそも何故、諸行無常と言うのでしょうか?一般的には「諸行とは縁起によって生じたもの、つまり、様々な現象すべてのこと」というような説明がされていますが、より厳密に言葉を検証して行くと、諸行の「行」とはサンスクリットでsaṃskāraと言うことばで本来の意味は「潜在的な形成力」というような意味です。仏教的には、十二因縁の所で出てきた「無明」の次に来る決定的に重要な要素で「行」
2023年4月27日 14:47
初めて伝えた内容中道 釈尊が悟った内容を最初に伝える相手として選んだ人達は、かつて自分と一緒に修行していた仲間でした。その時の修行とは「苦行」と言われるもので、とことんまで自らの肉体を痛めつけることによって精神を研ぎ澄まそうとするものでした。 釈尊はそのような「苦行」では最高の悟りを得ることは出来ないことに気付いて、苦行を止めて、やせ衰えた肉体の回復に努めて、その後に最高の悟りを得ること
2023年4月27日 14:10
仏(釈尊)は何を悟ったのか?どうやって悟った? 先にも述べたように、釈尊は自分の内面世界をとことん探求して、ついに、ものごとの本質的なあり方を完全に把握するに至りました。何故、内面世界を探求して宇宙のあり方の事まで分かるのかというと、私たちが外に広がっていると思っている広大な宇宙は、実は私たちの内側に広がっている世界であると仏教は考えるからです。 この基本的なことが分かっていないと、いく
2023年4月27日 14:06
悟りってなに? 仏教は、その名の通り仏の教えであります。 したがって、仏教とは何かを知るには、先ず、仏とは何かを明らかにしておく必要があります。 その仏として仏教を有史以来最初に説かれた人が一般にお釈迦様と言われている人です。 そのお釈迦様の本名はゴーダマ・シッダルダという名前でした。彼は今から2500年程前に現在のインドとネパールの国境近くで釈迦族という部族の王子として生まれたと言わ
2023年4月27日 13:58
このシリーズは日頃「仏教ってなに?」って思っている人達に、仏教の本質について、誰にでも分かるように解説することを目的に開設したものです。 と言っても、巷にあふれる仏教の入門書や解説本、又は簡単なところではWikipediaにでてくるような、ありきたりであるが故に今ひとつよく分からない解説を繰り返すつもりはありません。 仏教の入門書やWikipediaの説明が何故解ったようで今ひとつよく解らな