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発達障害・治療前後の感覚の違い(能力面)

能力面での欠陥は多様性が大きいですが、自分のケースに似た人は参考にしてください。

「発達障害は能力に凸凹があるだけ」という言われ方をしますが、真っ赤なウソです。

発達障害者は誰もが卓越した能力を持っているんですか?

また、あなたが才能あると思っていることは他の人には出来ないことでしょうか?
それができて、かつ、あなたがどうしても出来ないことも普通にこなしている人、大勢いますよね?

未来を見据え学習できるようになる

衝動的・依存的な行動に走って痛い目を見続け、第三者からは「なぜこの人は学習しないんだろう」と思われることがよくありました。

脳科学的な話をすればドーパミン代謝の話に繋がっていく「発達障害あるある」ですが、そんなこと関係のない健常者に語ってもしょうがありません。
解説はこちら)

いまこの瞬間のためにたくさんのものを失うより、少し先の未来のための行動をとること。

仕事を覚える、勉強する、努力する、という話だけでなく、危機管理においても非常に重要です。

加えて、失敗の経験を、きちんと記憶し学習できること。

何も起こっていないのに過去の過ちを思い出して落ち込む。
それも記憶ですが、「必要な時に思い出せる」ことが学習を伴う記憶であり、要は「類似の状況が起きたら気がつけること」です。

仕事上のちょっとしたミスも、対人関係のトラブルも、
・リカバリーのための行動を覚えること
・問題を放置せずすぐ行動できること

そういうったことが少しずつできるようになります。

不安だし、嫌だけど、このまま放置するのが一番怖い。

動かずにはいられない。考えよう。

そういえばあの時こんなことがあった…

ピンチを感じて精神的な負荷がかかっても、過去の類似の経験をいいタイミングで思い出せることが肝心です。

もちろん対処をしてもどうしようもないことも多々あります。
が、自分としてベストな判断ができたと思えればそれほどショックは受けません。
そしてそういう場合、予防に頭が行きます。

危機管理はメンタル面の話に書いた「物事をフラットに見れるようになる」話にも関係してきます。

和牛というお笑い芸人のコントで「パニックになった時、『あ、俺今パニックになってる』って気づいたら、それパニックじゃないやん!」というセリフがありますが、これって結構真実をついています。

物事をフラット(公平)に解釈できると精神的な負荷が減り、「あ、俺今慌てそうになってる」と手前で気がつけます。

そして浪費癖や依存傾向も減ります。

これすごく欲しいけど、今月は光熱費かかったから厳しいかもな。メルカリで何か売れてから買おう。

そういう感覚です。

依存傾向・衝動性、あるいは先延ばし。これらは本人ですら「少しの我慢もできないダメな人間」という解釈をしがちですが、実は違います。

そうでない人は、
「今すぐやりたいけど、後が怖いからやっぱやりたくない」
あるいは、
「億劫だけど、怖いから今すぐ対処せずにいられない」

という正しい恐怖感を持っています。

現在と近い未来を天秤にかけ、正しい判断ができるようになります。

集中とその転換ができるようになる

一番言いたいことなのですが、発達障害を治療しても冒頭で述べた「能力の凸凹」の凸の部分、つまり平均より得意な部分は残ります。

複雑なモノを理解し文章で説明すること、その行為に長時間集中すること。
僕は人より得意な方かと思います。

他のことはからっきしですが、子どもの時分からずっとやってきたことなので、別に特別な才能だとも思いません。

それどころか、学問とか研究とかそういう世界に片足突っ込んでいたので、こいつには一生敵わないという人を山ほど見たわけです。

才能を持ってそうな人は、だいたい自己肯定感低いです。

常に自分よりはるか上の存在を意識してるので当たり前ですね。

…話を戻すと、自分の得意分野が、以前は歯止めの効かない過集中という形でしか生かせませんでした。
集中力が途切れてきてもやめることができず、あとあとひどい無気力状態に繋がる、という状態です。

いまは疲れたら休んだり、他の必要なことにきちんと時間をさけるようになりました。

仕事の上でマルチタスクをこなすのも同じことです。

いわゆる過集中状態にいる人が感じるのは、作業を止めて「休憩すること」に対する過剰なストレスです。
詳しい解説はこちら)

こういうタイプは何かに集中し続けていないと病みます。
そんなことは無理なのでどうあっても病みます。

それに、他の必要なことが手につかないというのは生活の上で大きな支障になります。

頭の中に浮かぶことに優先順位をつけて、タスクごとに(あるていど)頭を切り替えられる。

これ、生きるのに絶対に必要な能力です。

発達障害を抱える夫婦が助け合って生きていくエッセイやマンガが話題ですが、誰かの助けを借りられる人ってあまり多数派ではないと思います。

幸福の形は人それぞれ、というのも真っ赤なウソです。
やりたいことは人それぞれでも、土台にお金と健康があってこそです。

にも書いたように自分の困りごとをきっちりと一覧化し、対処(治療・ライフハック・環境を変える等)の要不要をはっきりとさせましょう。

全てはそれからです。

以上です。

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