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【小説練習】彼女との別れ
僕には大好きな彼女がいる。
彼女の虚で悲しそうな目が好きだ。
その目には僕が写っていない。
どこか別の世界を見ているような浮世離れした視線で虚空を見つめている。
僕は彼女にカリスマ的幻想を抱いているのかもしれない。
自分には理解できない悲しみや人生経験を彼女はしてきたのだろう。
それは本当は彼女が臆病だからなのかもしれないが、僕にはそれが優しすぎるが故に自分が傷ついているようにしか見えない。
彼
#007:2022/2/13 status:♀
※この文章はフィクションです。
日付ログ:2022/2/13今日は撮影の仕事があった。
モデルをするのは慣れない。
体力仕事だし、不自然なポーズを続けなければいけないから
今朝も夢を見た。
高校生の友人がたくさん出てきた。
修学旅行なのか、僕はお寺で設営をしていた。
突然頼まれごとをされた。
数時間後に何かの実験が行われて近くの寺院が消滅してしまうそうだ。
今考えると、未来からタイムスリップ
#006:2022/2/12 status:♂
※この文章はフィクションです。
日付ログ:2022/2/12今日は夢を見た。
やはり、身体が入れ替わる時に見るのかもしれない。
夢の内容は、夢の中で夢だと自覚できた夢。
二度寝してすぐに見た夢だったからか、夢の中でさっきまでベットで寝ていたことを思い出し、違和感を感じた。
夢は、酔っ払って家にたどり着いたところから始まった。
キッチンを通り部屋に入る扉でつまづいて尻餅をついてしまった。
これは
#005:2022/2/11 status:♀
※この文章はフィクションです。
日付ログ:2022/2/11今日も淡々と仕事をした。
ブログを書くときはいつもMelanie Martienzを聞く。
みんなはババ臭いって言うけど、私はレコードで聞くのが好きだ。
ノイズの心地よさと聞くたびにすり減っていくレコードが身体性を感じさせてくれて安心できる。
帰り道では雪が降っていた。
ジトジトとしていてすぐ溶けてしまうような雪
そういえば今日
#004:2022/2/10 status:♀
※この文章はフィクションです。
日付ログ:2022/2/10今日も仕事が疲れた。
周りの空気を読んで動く仕事のせいなのか、誰かを演じ続ける仕事のせいなのか、、、自分をうまく表現できている気がしない。
常に何かのサンプリング曲を流しているDJの気分。
映画の撮影も締めくくりを迎え、舞台も終演を迎えた。
この時期はいつも飲み会が多い。
短期で関わる人との飲み会は疲れない。
お互いの機嫌を取り合う上
#003:2021/11/25 status:♂
※この文章はフィクションです。
日付ログ:2021/11/25
面白い夢を見た。
一つの身体にいくつもの意識が宿っている夢だ。
今我々が生きている世界を「多重身体」と形容するのであれば、「多重人格」と呼ばれるような夢だった。
我々は複数の身体に一つの精神が行き来している生命体になった。
それは高度に発展した遺伝子組み換え技術とアバター工学の発展による複数身体への抵抗感の排除、さらに増えすぎたイ
#002:2021/11/23 status:♀
※この文章はフィクションです。
日付ログ:2021/11/23
今日は変な夢を見た。
まるでこの世界が虚構であるかのような夢。
空間がべろっと剥がれ落ち、適当な場所がくっつき夢と現実が地続きになって行くような夢。
自分が部分とも全体とも取れる毛虫の群れみたいなものになっていた。
そういえば、、、
フロイト研究の本を思い出す。
「夢は感覚器への逆流によって起こされる。」
そんなことが書いていた。
#001:2021/11/22 status:♂
※この文章はフィクションです。
日付ログ:2021/11/22新宿で暮らすようになって4年がたった。
相変わらず新宿は酒とタバコ、ゲロと副流煙まみれで何をやっても許される。
前住んでいたつくばより断然暮らしやすい。
背伸びをしない等身大の街が僕は好きだ。
今日は仕事終わりにBritish Pubに行った。
僕はどちらかといえば「アボットチョイス」の方が好きだけど、一緒に飲んだ藤浪の通いの店と
#000:企画書_設定資料
設定・ストーリー要素全員が二つの身体を持っている。男の身体と女の身体。それぞれに別の両親がいる。人間関係は全体的に希薄。というか身体が二つある以上、相手を真の意味で理解することができないから知ろうとも思わない。50m先のバスケットゴールにボールを入れようとしないのと同じこと。主人公は、男は芸術家、女は女優をやっている。時代背景は2、3年後。夢をよく見る。そっち側に行きたいと考えるようになる。そっち
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