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#006:2022/2/12 status:♂

※この文章はフィクションです。

日付ログ:2022/2/12

今日は夢を見た。
やはり、身体が入れ替わる時に見るのかもしれない。

夢の内容は、夢の中で夢だと自覚できた夢。
二度寝してすぐに見た夢だったからか、夢の中でさっきまでベットで寝ていたことを思い出し、違和感を感じた。
夢は、酔っ払って家にたどり着いたところから始まった。
キッチンを通り部屋に入る扉でつまづいて尻餅をついてしまった。
これは現実世界で起きたことだ。
はっと思い出す。
俺は夢を見ている。
目が覚めろ!と強く思うと目が開き、ベットに寝そべっていた。

3度寝して、夢の中で目が覚めろと思うとまた目が覚めた。

向こう側と現実を行き来する方法を見つけてしまったのかもしれない。

作品制作のために夢についての論文を調べていたことがある。
その論文にはこう書いていた。

The dreams we have when we go back and forth between our two bodies are dreams that help to settle the mind and body. By doing so, the body's memories and the mind are tuned in, and the two become fixed. The state of REM sleep is, so to speak, the act of separating the mind from the body. By recurrently going through the process of separating and reattaching, the knot becomes strongly entwined.
二つの体を行き来する時に見る夢は、精神と体を定着させるために夢を見る。それによって体の記憶と精神がチューニングされ、二つは定着していく。レム睡眠の状態はいわば、精神と身体を切り離す行為である。一度分離させ再度定着させるという過程を再起的に行うことによって、結び目は強く絡まっていく。

確かに、夢を見る時、第一人称が「わたし」になることはよくある。

では、夢を見ている時こそ、男と女の自分の差異がない完全な自己なのだろうか?

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