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30代OLエッセイ

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自由に書いているエッセイ集です。
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#エッセイ

【30代OLエッセイ】人生の海、どうやって渡る?【結婚適齢期で思うこと】

【30代OLエッセイ】人生の海、どうやって渡る?【結婚適齢期で思うこと】

驚くほどに、「結婚適齢期」を迎えている。

私が、ではない。周りの同世代の女たちの話だ。

大学時代の友人が今年に入って3名結婚し、職場の4つ年下の後輩も同じように籍を入れた。かと思えば、2つ下の後輩とイタリアンに行った際にも「実はもうすぐ結婚しそうで・・・」と打ち明けられる。

単純に圧倒されてしまう。

私が現時点で持っているカードの中には、「結婚」はおろか「彼氏」も「彼氏予備軍」も「ちょっと

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【30代OLエッセイ】ふと、コンプレックスについて考えてみた。

【30代OLエッセイ】ふと、コンプレックスについて考えてみた。

Mr.Children 「終わりなき旅」 MUSIC VIDEO - YouTube

今日、ふと考える時間があった。

コンプレックスって、鞄の中にずっと入ったままの、捨てていいのか判別がつかない不要物みたいなものだよね、と思う。

邪魔だなあと思いながらも捨てられない。何かに使えないか、と思っても、それを有効活用する術が分からないような、そんなもの。

人に意見を求めても「気にしなくていいよ」

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就職のススメ~社会に出ることへ怯えるあなたへ

就職のススメ~社会に出ることへ怯えるあなたへ

社会に出ることへ怯えるあなた、それは他でもない、学生時代の私自身です。

就職相談という名の飲み会。リクルートに勤めていた先輩の家でタコパをしながら、就活とはインターンとは、などと盛り上がっていたとき。ぽつぽつと話す私に向かって、先輩が言った一言が忘れられません。

「辻村はさ、本当は就職したくないんだろ」

ひやりとしたものを感じながらも、「いや、そういう訳ではないんですけど・・・」と更にまごま

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【30代OLエッセイ】寂しさや孤独は始まりの合図

最近、リア充って言葉をあまり見かけなくなった気がする。

私が学生の時はTwitterで盛んに使われていた。クリスマスを一人で過ごすことを自虐的に、「リア充爆発しろ」なんて。

寂しさとか孤独って、恥ずかしいもの、マイナスなこととして扱われがちだけど、そうじゃないと私は思う。

寂しさや孤独は始まりの合図だ。

寂しさや孤独の正体

そもそも、寂しさや孤独、そんな冷え冷えとした気持ちはどこから来る

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【30代OLエッセイ】歳を取るのも悪くない

【30代OLエッセイ】歳を取るのも悪くない

ここ1ヵ月、22~23時ぐらいまで仕事・土日出勤もあります、な生活を続けています。
おーい、子供の時の私、見てるー?大人になったら自分、めっちゃ働いてますよー。
と意味もない報告をしたくなるような、最近です。

それはどうでもいいとして。

皆さんは「図書館戦争」(著者:有川浩さん)という大傑作をご存知でしょうか。

『図書館戦争』KADOKAWA総合サイト

私が高校生の頃にかぶりつきで読んでい

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私が「書ける」ようになった日

私が「書ける」ようになった日

先日、10個目のnoteを投稿できた。私にとっては大きな数字だ。だって、1年前までは全くと言っていいほど書けなかったから。

元々、読書が子供の頃から大好きだった。

胸の奥がぎゅっと熱くなる気持ちを教えてくれたのは本だった。感動する、ってこういうことなんだ。それに気付いたのは自分の気持ちを言葉にできるようになった小学生のときだったと思う。

児童書を書いている「おとな」は、小学生の気持ちも分かる

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【30代OLエッセイ】摂食障害・大学中退。人生の底から這いあがるまでのインターバルで考えたこと。

【30代OLエッセイ】摂食障害・大学中退。人生の底から這いあがるまでのインターバルで考えたこと。

冷蔵庫にトマトときゅうりがあった。母が買ってきたものの残りだ。ちょうどTwitterに流れてきた気になるレシピの材料が揃っていたので、今日の夕飯はサラダを作った。

私は趣味を聞かれたら「読書と料理」と答えるようにしている。そう答えると、未婚女性に対する敬意であるかのように、「女子力高いですね」という返答があるが、ただの食いしん坊である。(そもそも料理にジェンダーは関係ないことは言わずもがなだ)

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