「腰が痛い・・・」に潜むいろんな病気
腰が痛い人って結構多いと思います
日本人の腰痛のほとんどが実は原因がわからないものが多いい
それは決してめずらいい事ではなく、結構あるあるなのです
腰が痛いからと言って筋肉が痛くなっているだけとは言えず、内臓の方の病気からも腰は痛くなったりします
かなり特別な事例ですが、筆者が診てきた患者さんでなかなか痛みが取れないので気になってMRI検査をしたところ、腰に悪性の腫瘍が見つかったこともあります
今回はそんないろいろな原因が理由で痛くなる腰の痛みについての記事を書いてみたので、現在腰が痛い人は参考にしてみましょう
大体は姿勢が原因なことが多いのでこちらの記事に書いてあることで改善すると思いますが・・・
しなかった人は病院で一回検査してみることを検討しましょう
椎間板ヘルニア
腰の痛みや足にしびれなんかがある人は、骨と骨のクッションが圧迫されて炎症を起こしている可能性があります
そう・・・
椎間板ヘルニアです
背骨を構成する椎骨のうち、腰部分にあるものを腰椎といいます
腰椎の椎骨の間にあるクッションが「椎間板」です
これが基本の位置からはみ出すことで、痛みやしびれを出してしまいます
気になる人は整形外科へゴー(検査と診断をしてもらう)
その後は整骨院で治療をしましょう
一般的な腰痛の治療は「保存療法」と「手術療法」に分かれる
保存的療法とは・・・椎間板ヘルニア治療の必殺技です。
まぁ・・・
「少し様子を見ましょう」というやつです^^
痛みが強い時は、痛み止めの飲み薬をもらったり、本当にめちゃくちゃ痛い時は神経ブロック注射をすることもあります
筆者自身としては、腰をは固定しつつ腰の動きを制限している部分にアプローチしますけどね
手術療法とは・・・文字通り手術です
これは、歩行や排泄するのが困難だった場合などのかなりの重症者に該当する方法です
ヘルニアを摘出する方法が主流で、体への負担が少なく、入院期間の短い内視鏡を用いることが増えています
ギックリ腰について
モノを持ち上げようとしていきなり腰に激痛が・・・
そんな経験があるという人も結構いると思います
これがいわゆるギックリ腰というやつです
正式には急性の腰部捻挫
原因は、椎間板や筋肉、関節が損傷することによって強い痛みが起こります
多くの場合炎症期である3日くらいで症状が自然に軽快していくので、それまでは適度に安静にして過ごしましょう
3日経っても全く痛みが変わらない場合はちょっと危険かもしれないので整形外科へ行って検査することも考えてみましょう
まぁ・・・
大体は飲酒だったり患部をマッサージしたり、固定してなかったりと悪化させることをしているために炎症気が長引くことが多いと思うのが筆者の個人的な感想です
対処法はこちら
コルセットを使うという選択肢を
椎間板ヘルニアを改善させるためには、腹筋を鍛えて腰椎を正しい位置に持ってくることが重要であることは結構いっています
でも・・・
いつもこう思ってるでしょ?
そんな時に活用したいのが「コルセット」「骨盤ベルト」です
これらを腰に巻くことで、腹筋の役割を果たしてくれて、正しい姿勢を保つのをサポートしてくれます
しかし、巻く位置を間違えると意味がなくなるのでしっかりと購入する時に巻く方法を聞いたり、試着をして自分の体に合ったモノをつけましょう
ほとんど同じなのであとは試着しまくって一番しっくりくるやつを買いましょう
試着せずに買ってはだめ
椎間板ヘルニアのセルフケアは
体を支える筋力をつけて伸ばしましょう
隙間時間にお腹を伸ばしたり、股関節を柔軟に
隙間時間に腰回りのストレッチ
普段の姿勢を見直そう
良い立ち姿勢の目安はこちら^^
良い座り姿勢の目安はこちら^^
内臓の病気
消化性潰瘍
背中から腰が痛くて下痢や血便、吐き気なんてないですか?
そんな場合は、胃や十二指腸の粘膜が過剰に分泌された胃酸によって傷ついて炎症を起こしている「消化性潰瘍(胃潰瘍・十二指腸潰瘍)などが考えられます
原因として多いのはピロリ菌ですね
ピロリ菌についてはこちら^^
尿路結石、腎盂腎炎
腰から背中にかけて痛かったり、おしっこの際痛みがある人は、腎臓から尿道にかけて結石(老廃物が結晶のようになったもの)ができる尿路結石や、腎臓が細菌に感染して起こる腎盂腎炎などが考えられます
発熱や背中の痛みが特徴的な症状です
内臓の病気の治療は
当たり前だけど専門医を受診すること
消化器内科へ行こう(消化性潰瘍、胃潰瘍、十二指腸潰瘍)
胃酸が過剰に分泌されて胃や十二指腸の粘膜を傷つける病気は病院です
十二指腸が背中側にあるため、背中の痛み=腰痛だと思う人が結構います
原因の多くはピロリ菌によるモノなので、除菌治療を行いましょう
特徴は動きに関係なく痛むこと
筋肉を動かしていないのにめちゃくちゃ痛いなら内臓系が怪しい・・・
泌尿器科へ行こう(尿路結石)
結石が小さい場合は、鎮痛剤を服用しながら自然に出るのを待ちます
大きい場合は体外から衝撃波を加えて結石を砕く治療を行います
婦人科系の病気
日常生活に支障をきたす生理痛がある状態の「月経困難症」や、本来子宮の内側にある子宮内膜が卵巣などにできて、周期的に炎症を起こす「子宮内膜症」が考えられます
月経期間に特に痛みがあるというのが見極めのポイントです
そんな時は迷わず婦人科へゴー
婦人科系のセルフケアは、
漢方やピルなどの選択肢を持とう
月経困難症
日常生活に支障をきたすほどの月経痛がある場合、低用量ピルの服用が効果的です
月経痛の原因の一つは、子宮内膜から分泌される「プロスタグランジン」という物質です
低用量ピルによってプロスタグランジンを作る働きを抑えられます
でも、月経痛が年々ひどくなっている人は子宮内膜症の可能性も考えられるので、一度婦人科を受診しましょう
子宮内膜症
子宮内膜が子宮以外のいろんな場所にできてしまって、増殖して炎症を起こすやつです
薬物療法の場合、低用量ピルが第一選択ですが、それでも痛みが取れない場合は違うホルモン剤を使います
手術の場合、病巣部分のみを取り除く保存手術と卵巣や子宮を取り除く根治手術の2種類の選択肢があります
妊娠希望の有無などに合わせて、慎重に選択することになります
まとめ
腰痛と一口にいっても原因は様々
原因は大きく3つ
・筋肉や関節などが原因のもの
・内臓の病気
・婦人科系の病気
などがある
筋肉が原因のものは普段の姿勢やトレーニングなどで予防しましょう
内臓の病気はそれぞれ専門医に相談して正しく診断を受け医師の指導に従いましょう
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです
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