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着物で暮らす

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#着物

「着物は暑くて大変そう」問題:2022年夏

「着物は暑くて大変そう」問題:2022年夏

5年目にもなると
「お、きたな今年も」という質問が
ある程度脳内にリスト化されています。

その中で
夏のナンバーワンが
「着物は暑くて大変そう」
というもの。

着物が1番涼しいとは言いません。
いう気もありません。
だって一番じゃないもの。

それでも私が着物を選んでいるのは
・直射日光苦手
・エアコン苦手
・汗かぶれるので化繊NG(肌近く限定)
・手間かかってない感の服装が好かん

という理

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夏の着物の楽しみ方〜ニオイ対策

夏の着物の楽しみ方〜ニオイ対策

何を着ていても暑い季節に突入
汗対策はあれこれ考えると思いますが

やってます?

ニオイ対策

洋服よりも風が抜けるとはいえ
汗をかく以上ニオイから解放されるわけではないので
夏着物にもニオイ対策が必要です。

私が意識しているニオイ対策の話。

ニオイの元を突き止める!

・肌着
・補正具
・長襦袢
・紐類
・着物

え、つまり全部やないかい
そうなんです。

伊達締めは使ってないので
入れて

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あしべ汗とりに手を出しました

あしべ汗とりに手を出しました

ずっと噂で聞いてましたし
有名なのも知ってましたが
どうにも手が出なかったのが
あしべ織の汗とり肌着

だって
肌着なのに
たっかい!

定価で14000円ぐらいじゃなかったかしら
という感じ

セールとか割り引いてるところでも
8000円くらいな記憶。

麻の肌襦袢を昨年買って
涼しさにはお金が必要と実感しましたが
あしべさんにはは気が向かず。

夏は帯に汗がいくから
ポリの絽がええなと思ってい

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夏前に持ってると便利な着物

夏前に持ってると便利な着物

袷、単、薄物、浴衣

着物には季節に応じて
いろいろありますが

現代の気候に対応しきれていないのも事実。

昨年からとりわけ気に入ってる素材が
とんでもなく便利だということを伝えるだけの記事です。

単じゃ暑い、木綿もちょっと、夏物・浴衣はまだ早い時に
お役に立てる情報だと思われます。

曖昧な気候時にズバッと便利なのはこれ一択セオアルファ

私にとって昨年デビューしたこの素材
なんて素晴らしい

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足袋やさん仮デビュー

足袋やさん仮デビュー

先日の東京滞在中
足袋屋さんに行ってきました。

足袋屋さん、初訪問
驚きばかりの時間でした。

足袋にずっと悩んでいたちょいちょいかいてますが
私、アシが大きいのです。

レディースものは
すべて無理。

(なんで日本の女性用足回りの基本サイズの上限が上がらないのだ)

長さは合っても幅が合わない
足首が締まらない

足袋は草履をはくための
とりあえずとしか考えていませんでした。

今回行ってみ

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夏もこのケアは欠かしちゃだめだ!

夏もこのケアは欠かしちゃだめだ!

冬は乾燥対策を
せっせとやるんです
ごく自然に。

でも夏
暑いと保湿対策とか
余計暑いしべたつくしで
ついついさぼりがち。

ってしてたら
やってしまったという話。

夏も手は乾燥する夏にハンドクリーム付けるとか
まー、やりたくない。

日焼け止めを塗ることさえ
出来れば止めたいくらいなのに。

湿度もあるし汗もかくし
乾燥しなさそうなイメージだけど
夏もパキパキになるところがあるんです。

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着物は暑いでしょ?と聞かれることについて

着物は暑いでしょ?と聞かれることについて

酷暑
みな暑い

なにを着てても
なにをしてても
暑いもんは暑い


「着物は暑いでしょ」とよく言われるので
それについての私的アンサー

着物は暑いのか?「何を着ていても暑いので、機嫌よくいられる自分にあった服を着ています」

というのが
よく言う返答。

「あー」

っていうてくれはる人が半分

「帯とか紐とか暑くてねぇ」

そういうひとは着たことがある人で少数

着物暑い時に着ない人に

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阿波しじらは夏に行ける!

なんの根拠もなく
あちこちで見かけた言葉を
鵜呑みにしていた話

体感は人それぞれ
実際に試してわかった阿波しじらのこと

阿波しじらは盛夏には暑いなんかでみたの
何回も

なんの疑いもなく
「しじら織りは夏には向かんのだな」
そう思ってました。

なのでしじらの着物は
春初夏梅雨秋のものなんだと

先日仕立ててもらった
阿波しじらの着物


「なーんや、秋まで着られんのか」
ちょっとガッカリし

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普段着がフルオーダーな生活を楽しむ

普段着がフルオーダーな生活を楽しむ

春から和裁を習い始め
浴衣を三着仕立て

自分サイズの浴衣で
過ごす日々を過ごしています。

日々の心地よさが
マイサイズだとこんなに違うのかという話。

浴衣だからより分かるサイズ感自分で仕立てるってことは
マイサイズなんです

仕立ててもらっても
マイサイズはマイサイズなんですけど

仕上がった後に
布を触ってる時間が違うので
愛着となじみが桁違いです。

着るときも早いし
中にあれこれし混ん

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普段着浴衣、お出かけ浴衣のボーダー

普段着浴衣、お出かけ浴衣のボーダー

一般的に浴衣といえば
ひとつのイメージしかないと思うんですが

浴衣で暮らすという事をしていると
確実に境界線ができます。

私の中の
普段着浴衣とお出かけ浴衣のボーダー(境界線)について。

普段着浴衣に必要なもの暑い季節の暮らし着なので
家事も用事も子育てもするということを
クリアしてくれないと困るのです。

となると
強度!

普段着浴衣に必要なのは
涼しさよりも強度です。

汗をかけば

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麻着物は普段着には向かない

麻着物は普段着には向かない

一般的に言われている
季節の素材は在りますが

あれは
生活要素がないものだと思っていて。

涼しさを求めていろいろなやみ
やっぱりこれは違うかもと思った話。

普段着、暮らし着に必要なのは耐久性夏は暑いから麻がいいよと聞いていたので
ずっと気になっていたのだけれど
なかなか手が出ずにいた麻着物

麻長襦袢は大活躍なのに
麻小物も大活躍なのに
なぜ着物は気が向かんのか

そう考えたときに気づいたの

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下駄は知るほど面白い

下駄は知るほど面白い

やっすい下駄は
今まで何足も履きつぶしてきたんだけれど

ちゃんとした下駄欲しいなと思ったとき
下駄の事って知らないなと気づき

下駄の事を知って下駄が欲しくなった話。

下駄の歴史はとても深い下駄って
カラコロなる
普段の履物みたいな感じでした



この丸屋履物店さんのYouTubeを見て
認識がガラッと変わりました。

そういうもんやって思ってたことが
丁寧に教えてくださるので
自然と興味

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帯締めから糸が出てしまったら

帯締めから糸が出てしまったら

帯締めは糸を撚って集めたものを
組んだり編んだりしたものなので
ひっかけると糸が出てきます

だいたい目立つところにでてくるので
気になるんですよね。

気に入ったものに限って
そうなりやすいみたいなアルアルを

どう乗り越えてるかという話

出たものは戻す飛び出るということは
元の場所があったという事なので
返してあげればいい話

でも
組み上げられたものは
蜜で指で押そうと戻らない

爪を使っ

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「今日花火大会ですか?」って言われた時の捉え方

「今日花火大会ですか?」って言われた時の捉え方

浴衣の季節になると
夏着物であっても

「今日、花火大会あるんですか?」

って声をかけられることが増えます。

そんな時にどう返していいのか
着物初期に困っていた私なりの返事の仕方。

はぐらかさないこと着物着始めの頃
イラッとしてたんです(マジで)

花火大会が仮にあったとしても
自分で調べればよくね?
みたいな強気でした(スイマセン)

で、
「花火大会あるんですか?」

にたいして
「さぁ

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