【失敗から、どん底再生中！】＃４　もしかしてPTSD？　　

私は現在60歳です。
会社倒産、自己破産を経て早7年が流れました。
震災もだいぶ落ち着いたと思えば、今度はコロナ禍です。

コロナ禍を経て、何とか生きています。

ここは東北の北の果て、と言えば想像がつくでしょう。
故郷とあまり変わりませんが、岩手から青森へ来ることになったらしいです。

「らしい」とは人事のように聞こえるかもしれませんが、正直なところ断片的にしか記憶がありません。

今思い返せば必死でしたが、今も必死に生きています。
会社倒産、自己破産の手続きから記憶は断片的です。

一人暮らしの住居もやっと決まりましたが、会社倒産当初は体重も10kg減少しました。食べ物もなければ、たとえあったとしても喉を通らない状況でした。

生きるためにフリーランスとして収入を確保しようとしました。

そしてPCに向かいますが、何もできない自分がいます。
思考が停止し、今まで2〜3分で出来ていた事ができません。

「Excel？どう操作するの？」「消費税？どう入れる？」

完全に思考が停止しています。
自営業者だから、請求書を出さなければ収入にはなりません。

しかし、作れません。

気が付けば3時間もフリーズしています。
これは大げさではなく、実際にはもっと時間が経っていたかもしれません。

頭の中は過去に捕らわれ、
フラッシュバックのルーティンに入ってしまいます。

取り敢えず、役員だった方に電話をしてみます。
説明の言葉も上手く口から出ません。

何がわからないのかもわかりません。

彼もまた、私の精神状態は理解できなかったでしょう。
しかし、意味は伝わったようです。

「中村さん？そんなこともできないのか？」
「だから会社が潰れるんだぞ！」

私は「すみません。教えてください」と言うしかありませんでした。

彼は本当に良い人です。

何度も同じことを繰り返し聞いた私に丁寧に教えてくれました。
相手の話す言葉も頭にはあまり残りません。

口は普通に達者だと思っていましたが、なぜか言葉が出ません。

声を振り絞って出さなければ声が出ないのです。

病院へ行くお金もないので、調べてみると、
これはおそらくPTSDの症状に似ていると思いました。

「PTSDのような症状になれば人間はどう扱われ、どうなるのか？」

外から見れば、頬がこけ、生気が無く目は死んだような状況でしょう。

当時会社があった頃に引き受けたコンサルタントの仕事を個人事業主として引き継ぎ、生計を立てていました。

一度破産した伝統工芸品の工房の再建に取り組みました。
彼は大きな工場の一角を借り細々と営業しておりました。

作業場の建設費の融資調達、作業場の建設計画、
販売ルートの構築と価格の底上げまで。

伝統工芸品を海外に紹介し、歴史の背景や素材による付加価値を付け、安値で海外に取引されていた作品の価格を引き上げ、適正価格を探し作者の地位向上に努めました。

会社当時から倒産し個人事業主になるまでの5年間で、売り上げは海外向けの作品だけで私の知る限り当初の16倍に達しました。

従業員も増え、全体ではおそらく50倍から70倍の売上になっていたと思います。

「人はお金に酔い変わる」

もうすでに会社が無い私は外から見れば、
多分かなり挙動不審、

あるいは衰弱して気力の欠片すら見られなかったでしょう。

工房は安泰です。

近く取引先から送金があります。8桁代の結構な大金です。

私は半分の報酬をいただける約束でした。

工芸家はこう言いました。

「もう仕事を辞めてもらえませんか？」
「あなたの会社は倒産してもう無いのだから、契約はなかったことにしてもらいたい」

お金は人を酔わせて変えてしまいます。

これは良くある話です。
私はPTSDのような症状も相まって、物事を考えることができず話す言葉も口から出ません。

情けない話ですが、「会話ができない」ので交渉の余地もありません。

言葉が出ないのですから。

「知り合いの社長の下で」

その後、知り合いの社長に声をかけていただき、
働くことになりましたが、
早朝より時給の低い賃金で個人事業主扱いの過酷な肉体労働です。

請負業者扱いなので、労働時間の制限は一切ありません。

まあ、負け犬には来ますね。
群れの中で一度腹を見せて仰向けになり
負け犬が弱っていると察してしまえば
やりたい放題もう立ち上がれないくらいガンガン来ます。

PTSDのような症状は治まりません。

いやぁ〜(^^;

何か昔取った木根塚的な…

恨み辛みのような…
愚痴っぽい話になってしまいましたね…

まだ青森までは話が進んでおりませんが今回はこの辺で…

まずは、結果はどうあれ有難い工芸家、社長様方へ
恨みのような感情は一切なく、感謝しております。

何故なら、
「痩せこけて、ろくにものも話せない人に報酬を与えられるでしょうか？」

そう考えると、
時に逆の立場で考えれば、どう行動したかは不明です。

心を病んだのは私の「考え方と行動」です。

すべてが自分の責任です。

約束通りの報酬でなくても、食べていくことができました。
生かして頂けたことに感謝します。

そして、私は一つの仕事を私なりに丁寧に仕上げた自信があります。

現在も工房という形で今もハッキリと存在しています。

私の仕事は今でもYouTubeに
デジタルタトゥーの如くハッキリと刻まれています。

この記事を書くにあたり、
書いても投稿を躊躇しておりました。

しかし破産の先には「こんな事も起こりうる」と言う事実を書き
私が体験した事を伝え、私の失敗から何かを見つけてもらう為に
書かせていただきました。

私は愚かな者ですが
誰かの役に立てれば幸いと思います。

そして私が潰れた会社ですが仕事として残したことで
一人でも多くの方が今でも幸せであれば嬉しく思います。

当時手を差し伸べて下さった方、お世話になった方々全てに感謝をいたしております。

彼らの更なる繁栄を心よりお祈りいたします。

少し話を軌道修正します。

「皆さんにお願い」があるのですが、

もし、あなたの回りに私の様に痩せ細り
気力の失せてしまった人がいたのなら

近所で元気を失くしたお年寄りとか会社を潰した親戚や友人…
何らかの理由で肩を落としてる方…

気が付いてあげて下さい。

心に留めてあげて下さい。

そして聞いてあげて下さい。

ただ寄り添ってあげるだけで良いのです。

その方はもう限界かもしれません。

しっかり頭の上から足元まで見てあげて下さい。

手は小刻みに震えていないか？

いつも通りにしっかりと歩いているか？

言葉に力があるか？

祈ってあげるだけでもいいと思います。

出来る事なら少しでも何かを与えて寄り添って頂くことを
皆様へお願いいたします。

そして彼らの異変に気が付かれ救われる事を祈ります。

私の失敗から何かを見つけてくれたらとても嬉しく思います。
失敗は成功の元と言われますが、
心と体、
そして家族や友人関係、
日々の業務。
そして日々起こる出来事。

時代は完全にシフトしました。
YouTubeから学んだ事を参考にして
「長きに続く成功の元」をお伝えしたいと考えております。

私は、あなたの夢を応援します。

今後ともよろしくお願いいたします。

私？

大丈夫かって？

収入は現在ほとんどありません。

正直サポートなどしていただけましたら大変助かります。

But it’s alright

しかし、私は大丈夫。

何故なら私には夢があります。

YouTubeから学びを得て

noteで、そして皆様から希望を頂きました。

【年商約1億円の会社ってどうしたら出来た？】を
前回書きながら思い出しました。

多分パラレルワールドに移行して（笑）

やり残した夢と目標と使命を思い出したから、

きっと大丈夫。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

またお読みいただければ大変嬉しく思います。

今後ともよろしくお願いいたします。