#ウクライナ
スマホ+SNS時代の戦争ニュースを 理解するためのメディアリテラシー 国際世論を戦場に 「ハイブリッド・ウオー」が進んでいる ウクライナ戦争に関する私見4 2022年3月23日
<前置き1>今回も戦争という緊急事態であることと、公共性が高い内容なので、無料で公開することにした。
<前置き2>今回もこれまでと同様に「だからといって、ロシアのウクライナへの軍事侵攻を正当化する理由にはまったくならないが」という前提で書く。こんなことは特記するのもバカバカしいほど当たり前のことなのだが、現実にそういうバカな誤解がTwitter上に出てきたので、あらかじめ封じるために断っておく。
ウクライナ戦争を理解する歴史知識6 ロシア産天然ガスのくびきから解放され ウクライナは脱露から反露へ転換 露も報復に転じ武力衝突へエスカレート 終わりなき泥沼の離婚劇 ウクライナ戦争に関する私見 後編・各論 2023年1月25日現在
今回は1991年、ソ連が解体しウクライナが独立した後、現在に至るまで32年間の歴史を時系列でたどってみる。350年の悲願である主権国家を持ったウクライナにとって、独立は夢と希望に満ちた出発だった。それが32年間で「旧社会主義国でいちばん貧乏な国」に転落した。一体何があったのか。
(注)本文中では、2014年に始まるロシアのクリミア半島併合と東部2州への軍事介入を「第一次ウクライナ戦争」、2022
「ウクライナ」という国の文化的多様性 国内東部と西部はほとんど別の国 ロシアが攻め込んだ東部「ドンバス」に 親欧米キエフとは正反対の親露住民 ウクライナ戦争に関する私見13 2022年7月8日現在
現在の「ウクライナ」という国は、現代日本のような民族的あるいは文化的な均質性が高い国ではない。その多様性は日本人の想像を超えている。
いま私たちが「日本人」と呼ぶような、文化的あるいは民族的に均一な「ウクライナ人」が存在すると誤解すると、この国の歴史と文化、多様性は理解できない。ゆえにウクライナ戦争の原因も理解できない。
なぜそれほどの文化的多様性がウクライナにあるのか。それを日本人読者に説明
ウクライナは欧米の軍事介入を諦め ロシア経済の息切れを待つ ロシアは世界経済を人質に瀬戸際戦略 ウクライナ戦争に関する私見6 2022年3月27日時点
巻頭写真:2017年、ロシア債権への投資を勧誘する楽天証券ウエブサイトより。
ゼレンスキーの国会演説(2022年3月23日)の文面を精査したついでに、その各国での演説の内容をインターネットで見て回った。各国議会にどういう言葉を話したのかが東京にいながら全部わかるのだから、これもネット時代の戦争の興味深いところである。
すると、あることに気がついた。イタリア、フランス(同22〜24日)など欧州各