#01 デジタル防災リテラシーのススメ
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#01 デジタル防災リテラシーのススメ

初めまして。気象情報を災害時に生かすノウハウについて、専門メディアブログなどで発信をしている気象予報士の渡邉俊幸と申します。

この、「デジタル防災リテラシー」のマガジンでは、インターネット上でアクセスできる気象情報や防災情報の読み解き方を独自の視点から伝えていきます。

気象情報を読み解く必要があるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。「はい。読み解かなければ使えません!」というのが、私が声を大にして言いたいことです。

それはなぜでしょうか?

例えば台風や大雨の際に出される情報を思い浮かべてみてください。注意報や警報、特別警報、避難勧告や避難指示、河川に関する情報や土砂災害、あるいは高潮などに関する情報、浸水や土砂災害などの危険度の分布図などなど、それこそ山のように情報が提供されます。

それらの情報の中から自分にとって必要なものを選び、さらにそこで伝えられる情報の内容を確認し、いつ・何をしなければならないかを判断する・・・。そう考えただけでも、読み解きの重要性が見えてきます。実際、情報に目を通せば何とかなるというものではありません。伝えられた情報が自分にとって意味があると認識できなければ、たとえ情報が手元にあったとしても行動は生まれないものです。それが気象情報や防災情報の「読み解き」が重要な理由です。

でもどうやったらその「読み解き」ができるようになるのでしょうか?「気象予報士や防災士向けの勉強をする」といったことも一案かもしれませんが、そこまでしなくても、もっと簡単に読み解き能力を上げていくことができます。ただしそれには次のステップを踏むことが必要です。

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【ステップ1】災害リスクの明確化

皆さん自身が自宅や避難先までのルート上などで影響を受ける可能性がある災害を洗い出しておきます。このマガジンでは、内水氾濫、外水氾濫、土砂災害、高潮、風による被害や影響を調べる方法を詳しく紹介していきます。

関連記事
02 内水氾濫と外水氾濫の違いを知る
03 内水氾濫のリスクのある場所
04 大規模河川の外水氾濫とハザードマップの使い方
05 土砂災害のリスクを調べる
06 高潮災害のリスクを調べる
07 風による影響や被害

【ステップ2】使えるフラグ(手がかり)の事前整理

ステップ1で絞り込んだ災害が実際に起こる前に、気象情報や防災情報の中に現れるフラグ(手がかり)は何でしょうか?ステップ2では、いざという時に使えそうなフラグを整理しておきます。フラグが立った時には何をするという行動計画も同時に考えておくのがお勧めです。このマガジンでは、内水氾濫、外水氾濫、土砂災害、高潮、風の見込みを伝える情報をそれぞれまとめていきます。

関連記事(このパートだけ1記事あたり100円)
08 氾濫型の内水氾濫の手がかり
09 湛水型の内水氾濫の手がかり
10 中小河川の外水氾濫の手がかり
11 特に被害が大きくなる川の外水氾濫の手がかり
12 土砂災害の手がかり
13 高潮に関する手がかり
14 強風や暴風に関する手がかり

【ステップ3】防災対策や気象情報利用のキモを押さえる

災害リスクの洗い出しや気象情報・防災情報について学んだ後に、ステップ3として防災対策や気象情報利用のキモとなる考え方を理解しておきましょう。

関連記事
15 非常プランはA案とB案を用意する
16 注意報や警報の情報を見るときの基本

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この3ステップを踏むことで、あなたの気象情報・防災情報を使う目は、獲物の動きを見逃さないトンビや鷹と同じように鋭くなっていることでしょう。

このマガジンでは基礎的な知識を学んだら、ちょっとした雨が降っている時などを利用して見るべき情報を実際にチェックする訓練をしてみてください。そうしておけば、危険な雨が降る時にも戸惑うことなく情報を見ることができるようになるはずです。「気象情報や防災情報に現れるフラグ探しがもはや習慣になってしまった!」というのが理想です。

このマガジンでの学びが皆様の防災対策の上で役立つことを願っています。

【マガジンご購入のお勧め】
・気象予報士と学ぶ「デジタル防災リテラシー」のマガジンは全16本の記事で構成するものです。記事は必要に応じて追加されますが、定期的に追加発行していく形は想定していません。
・ステップ2のところのみ1記事100円となります。4記事以上お読みいただくときはマガジンをご購入いただいた方がリーズナブルです!

--- 免責事項 ---

 以下の点をご確認の上、マガジンや記事をご購入ください。
・記事の内容は予告なく修正する場合があります。
・本マガジンは気象情報や防災情報の利用方法について基礎的な見方を提供するものですが、実践の際にはあくまでもご自身の判断で行ってください。
・本マガジンに掲載する情報は細心の注意を払って作成していますが、それらの情報に関して正確性、信頼性を保証するものではありません。
・本マガジンの情報を利用したことによる損害についてはその責任を負いかねます。あらかじめご了承ください。


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気象予報士と学ぶ「デジタル防災リテラシー」のマガジンは全16本の記事で構成しています。7つの記事(#08-#14)だけ1記事あたり100円となります。4記事以上お読みいただくときはマガジンをご購入いただいた方がリーズナブルです!

「台風や豪雨の時にいつ何を見て避難したらいいんだろう?」という疑問に答えるマガジンです。どんな災害に合うのかを調べ、そしてそれに対応する気…

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渡邉 俊幸|気象予報士|気象とコミュニケーションデザイン代表

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気象情報の使い方・伝え方に潜む問題を的確に指摘し、改善方法が提示できる気象予報士。気象防災分野での国内外の経験豊富(豪州・欧州・アフリカ等)。防災メディアに寄稿中。気象情報は使い方次第でもっとあなたの役に立ちます! https://twitter.com/wpcdnote