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LOOVIC プロダクトの発想のストーリーについて

新規事業開発をする人にとって、必ず問われることがあります。
あなたは、どんな人で、なぜそのサービス、プロダクトを開発するのですか?
それは、誰かのマネではなく、自分じゃなければならないストーリーがあります。

みなさんにも、たくさんの経験があります。

ですから、私も当然よく聞かれます。なぜそのプロダクトを開発しているのですか?私の原体験を説明します。

原体験

課題

解決策

ストーリー

父の死後、私は母親の女手一つで育てられました。母が誰よりも頑張り、苦労し、精神的にも肉体的にも身体を消耗し、母が長生きできなかったというのを間近で見てきました。

それは、なんとか生活を維持しなければならないという母の思いもありました。

社会に出た私は常に劣等感を感じながらのサラリーマン人生を送ってきました。努力することは好きなものの、目立たなく生きるほうが私は好きな傾向から、基本的に何かが良いことあっても心の底では、私の評価よりも他者が評価されることを望み、その結果、自分に感謝されるという関係を築きたい考えでした。

この性格は、悪意を持った人たちには利用されやすい傾向だと、小さい頃に父をなくした私は、実の息子のようにケアしてくれた義父からはずっと心配されてきました。

大企業の多くの会社では、熾烈な自己アピール作戦(過度な承認欲求)が、上を見て仕事することで評価されるという傾向が存在します。それが、各々の個性を壊していると私は感じてきました。
私がこう感じた理由は、私が目立ちたいという思いでは決してなく、フェアにいきたい。という考えを持つことが理由でした。

私の得意でない分野は仕方がないとしても、どこかで正しく評価されることを考えつつ、さらには人を蹴落としてということもしたくない思いから我慢をする社会生活をしたことで、過度なストレスを受け、十二指腸潰瘍にもなりました。

ですから、努力が正しく評価される仕組みを作りたい。努力をしつつも、体を壊さない程度に得意を活かしたいとも考えました。

長男を授かりましたが、私以上にもっと不器用な人です。彼が社会に出ていくには大きな苦難が想像されます。

私の経験からしても、彼は未だに社会に存在する歪んだギャップにはとても苦しむだろうと考えました。
彼には多数の苦手がある中でも、空間認知は特に彼の生死に関わるだろうと考えました。

彼は出生時、歩けないかもしれない。と、医師から告げられました。幼い頃から毎日たくさん手を引き、一緒に外出し、歩くことを人一倍トレーニングしてきました。

その結果、歩けるようになりましたが、外出時には道を覚えられないことだけでなく、周りの認知や不注意や過集中が残りました。

今では空間認知能力は中学生当時よりはかなり向上しましたが、周りに意識を向けることが苦手な本人は、未だに空間認知として解決していないため、事故の危険と隣り合わせで毎日がヒヤリハットです。

常に一緒にいられればいいですが、それは不可能で彼を自立をさせてあげたいとも考えるようになりました。

この考えは、間近で見た長男の彼の悩みを助けるべく、グレーゾーン、ギフテッド的考えをテクノロジーで解決していきたいと、いま社会に解決法が存在しないならばスタートアップとして、自らが社会を変えていきたいという思いに変わり、私は起業を決心しました。

それは、誰しもが個性を活かしつつも、ギャップ無く生きられる仕組みの社会です。

具体的には、努力は正しく評価され、分け隔てなく、苦手を苦手と感じずに無理なく、そして得意を活かしながらも生きていきたいという考えに繋がりました。

この社会を作るため、私は過去に学んできた最新テックノウハウを生かし、社会の根本的な課題をインクルーシブデザインからUXを解決しようとしています。

これが一つ達成できると、この事例はさらに活かせられるようになり、その他の苦手に関わる領域に対しても、テクノロジーアプローチができるようになり、この解決法がグローバル社会に浸透すると、社会はよりフラットになり、争い事は減り、平和になり、ストレス無く、そしてよりなめらかになっていくと考えます。

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