貴族 part4


生きるためにしょうがなかった

生きるためにはそうするしかなかった


最後には必ずと言っていいほどこの言葉にたどり着く

そしてその言葉によって全ての臭いものに対して赦しを願う 

禊もせずに平然と赦しを願う


その方々にとっては許されないものがある

例えば

鬼束ちひろさん 伊藤詩織さん 

何故なら自らのその最後の逃げ込むべき聖なる場所が

彼女たちの存在によって

心安らかな安住の地ではなくなってしまうからだ

だから彼女たちだけは許せない

出来れば

自らと同じかいやもっと下のもっと穢れたものとなってもらいたい

それが単なる敗北者である彼ら彼女たちの願い

それを受け入れるしかない彼ら彼女たちの唯一の願い

どうかそこだけは守り抜かなければならない

何故ならそれなしではもうすました顔ではいられなくなる


そんな奴らに何が守れる?

そんな奴らに何を産み育てることができる?


スポーツなんてやってるからじゃねーのか?

こう動けばかわせる

こう動けば置き去りにできる

小さなころから叩き込まれる

頑張って敗けると誰でも悔しい

その時にその人生の敗北者どもが頭を撫でながら

上から目線でこう言う

わかるよ わかる 次は負けないようにがんばろうね

スポーツの先達が言う

お前たちの動きが悪いそんな動きではかわせるわけがない

こうするんだ

子供たちは涙を拭いてその先達の言う事を必死に聞く

そしてその動きを繰りかえす

相手をかわし惑わせるような動きを

その体に叩き込み刻み込む

何度も何度も

そしてそれが生きざまにもあらわれる


相手の顔色や動きを見ながらすきを伺いながらその上を行こうとする

そしてそれが上手くいったならば

自分は間違っていなかったとほくそ笑む


彼等はそれを眺めている

更に上から

彼等はプレーヤーになることはない

何故ならそんなもの幾らできても

自分達には意味がないと言うことを知っているから

スポーツで何万点とろうが何回転しょうが全く問題ない

むしろ大歓迎

何故ならそんなことにうつつを抜かしてもらうためにやっているんだから

そして常にプレーヤー同士で争ってもらう

そして常に最高のコンディションを目指してもらう

自分たちはそれとは全く関係はない

だからそれを奨励するような模範的なプレーヤーに

彼等にとっては少しだが、巨額の報酬を約束するなどお安い御用なのである

なんなら、物凄い賞をつくって差し上げてもいい

どうかそれを存分に楽しんでください

いくらそれを磨いたところで彼らには全く通用しない

精々鼻で笑いながら拍手されるのが関の山だ


アートがあんな高い値段になるのもインチキだ

予め自分達で物件を押さえておく

で自分達でコレは凄いこれは凄いぞとやりだして

値段を吊り上げる

1億いや10億いやいや100億

そんなわけねーだろと自分では思いながら吊り上げる

一つ吊り上げれば、同じ作者のもの、同じ類のものも値が上がる

そうすれば

あっという間に大金が転がり込んでくる

打ち出の小槌

錬金術


彼等の仲間になんとか入れればそう言う美味しい話に加われる

良かったねww



文学だって学問だって今や全部がこんな感じだろ



特定のモノホンは許されない

何故なら、インチキじゃないからだ

インチキがばれてしまったら元も子もない

特定のモノホンだけは許されない

絶対に日の目は見ない

なにがなんでも叩き潰し握りつぶしゴミ箱に叩き込みなかったことにする

でも自分達だけはそれを共有し楽しんで今後の対策に役立てる


























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