ASDは多弁??? ストラテラ服用日記489日目
自助会やオープンダイアローグをやっていると、うまく喋れる人となかなか喋れない人との差がでてくる。
私がファシリテーターをやる場合は、偏りがないように私が指名して発言を回していくようにしている。
うまく喋れる人と書いたが、喋りが上手いというわけではない。話すことに積極的、話し始めると止まらない事があるため、会の中で話す割合が多くなる方のことを言っている。
逆に、多人数だと自分が話すタイミングが分からず全然喋れなくなり方もいる。私もそうだ。
私の体感では、ADHDでASDでも受動型の方は話すタイミングが上手くつかめない方が多いように感じている。
逆にうまく話せる人が能動的もしくは積極的な人かというとそうでもない。
もちろん積極奇異型はよく話すタイプで話し始めると長い傾向はある。
ここで言いたいのは、積極奇異型でなくても話し始めると止まらなくなる方、特にASD特性が強めの方がそうなることが多いことについて書きたい。
私の予想では、ASDの方は日常ではたくさん話しがしたいのに空気が読めないとか失言をしてしまったりして身近な友達が少なく、孤立した人生を送っている方も少なくない。
とはいえ、一人が好きなわけでもなく性格か悪いわけでもなく安心してざっくばらんに話せる友達を心から希求しているだけなのだ。
なのに友だちができない。友だちが欲しいのに、優しくて穏やかな性格なのに孤立してしまう、そういう絶望感みたいなものを感じている。
だからこそ、話せる場ができると自分の特性や生育歴や考えなどを知って欲しくなって話が止まらなくなる。
話したいけど普段の生活で抑圧されていて、話せる場で爆発してしまう。
いや、それを悪く言うつもりは全く無くない。
言いたいことは、みんな他人と仲良くなりたいという欲求を持っているんだなと。
特性のせいで孤立することが多くても、心の友を心底望んでいて自分の存在を認めてほしいという欲求(これはマズローの承認欲求とも通じると考えている)が現れた形なのだと思う。
早く発達障害をカミングアウトしてもナチュラルに受け入れてもらえる社会が来るといい、そしてその先のわざわざ発達障害といわなくてもその人の特性の一部ぐらいに認識されるような社会になるといいなと考えている。
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