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思いっきり頭を殴られたような衝撃をもたらす曲

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題名の通り。
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#音楽レビュー

フラワーカンパニーズ「深夜高速」 生きててよかった そんな夜はどこだ

フラワーカンパニーズ「深夜高速」 生きててよかった そんな夜はどこだ

私は斉藤和義さんのファンである。

4人組のロックバンド「フラワーカンパニーズ(フラカン)」のトリビュートアルバム「深夜高速 生きててよかったの集い」に、斉藤和義さんが参加していたことがきっかけで、この曲に出合った。

斉藤さんが歌った曲はスマホに入れておかないと気が済まないため、このトリビュートアルバムを購入した。

この曲は2004年9月15日、フラカンがシングルとしてリリース。ウィキペディア

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あいみょん「インタビュー」 馬鹿にされてきた自覚があるから そんなことではへこたれない

あいみょん「インタビュー」 馬鹿にされてきた自覚があるから そんなことではへこたれない

2022年8月17日にリリースされたばかりのあいみょんさんのアルバム「瞳へ落ちるよレコード」の中に、ひときわ輝く歌を見つけた。12曲目の「インタビュー」だ。
もう一つ、「ペルソナの記憶」もなかなかいいのだけど、そちらはまたの機会に。

「あいみょん毒」満載の曲を、ゆったりとしたテンポに載せて、軽い感じで歌っているので、スッと聞き流してしまいそうだけど、私があいみょんさんに求めているのは、まさにこう

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Ado「ギラギラ」

Ado「ギラギラ」

この曲の歌詞が好きだ。
Adoさんが「うっせえわ」「レディメイド」の次に3曲目としてリリース。Youtubeで聞いて、衝撃を受けた。
Adoさんの歌い方も秀逸だが、やはり歌詞だろう。
この曲の作詞・作曲は「てにをは」さん(別名・織川制吾となっている)。

この曲の何が好きなのだろうかと考えてみたところ、答えは「残酷さ」だろうか。
たぶん。

最近、ルッキズムという言葉をよく聞くようになった。ウィキ

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Mr.Children「1999年、夏、沖縄」

Mr.Children「1999年、夏、沖縄」

ミスチルはちょうど世代で、特に1990年代の曲は全般的に好きです。「CROSS ROAD」「innocent world」「everybody goes~秩序のない現代にドロップキック~」は、自然と自分の中に組み込まれている感じでしょうか。

そんな中、なんとなく買った「NOT FOUND」というシングル曲に入っていたもう一曲が「1999年、夏、沖縄」だった。

「NOT FOUND」目当てだった

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高橋優「オナニー」

高橋優「オナニー」

題名で先入観をもつなかれ。高橋優さんらしい硬派な曲。でも、題名・・・。

会社の若い子たちと行ったカラオケでこれを歌ってドン引きされたけど、気にしない。頭のおかしい人だと思われてもいいから。

基本的に「馬鹿ばっかりだ」を連呼する歌。

「最近結婚したワタナベくん」とか「不倫がやめられないマナミちゃん」「後輩に論破されるカキザキくん」を登場させて、みんな馬鹿だとたたっ切るけど、愛すべき馬鹿だという

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ビリー・ジョエル「We didn’t start the fire(邦題・ハートにファイア)」

ビリー・ジョエル「We didn’t start the fire(邦題・ハートにファイア)」

ビリー・ジョエルの音楽に初めて触れたのは、高校時代。友人からベストアルバムのCD2枚組みを借りた。英語があまりできない自分が、辞書を引きながらメッセージ性が非常に強い歌詞にいたく感銘を受けた記憶がある。

「ピアノマン」から始まる2枚組みアルバムは名曲の宝庫だった。

「エンターテイナー」は自虐的でありながら、芸能界をチクリと批判するような表現があり、いら立ちを皮肉を交えながら、まとめている。この

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樺澤まどか「卑屈のうた」 生きるのがめんどくさい

樺澤まどか「卑屈のうた」 生きるのがめんどくさい

この歌を初めて聴いたのは、お笑い芸人「かまいたち」のYoutube。マネージャーを務める樺澤まどかさんが初のワンマンショーを開いたときに歌った曲なんだよね。ピアノを習っていた樺澤さんが、初めて作詞作曲したオリジナルソングを弾き語りで歌いきった。

この歌。ホントに頭を殴られたような衝撃があった。

まずは前半に「分からないな」「どうせ僕は」「僕はできない」とこれでもかと卑屈を並べた上で、

「生き

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