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日曜の朝から

大きな窓に
吹かれていたい風に
揺れる木立
 
簡素な部屋は美しく
問う人とあなたの2人が
柔らかな影を持つ椅子に腰掛けている
 
家族が病弱であった幼年期
社会に目標を見いだせずにいた少年期
関心事が出来た青年期
大学院まで進学し
国家公務員となり
大学教授となった壮年期。
子供が好きで
問いに応え
共に笑い
存在の純粋であることに感動する現在。
歴史が好きで
仏の教えは弱者と共にあり
時の宗教者が残した言葉に涙する。
時の宗教者の深い祈りから生まれた言葉に涙する。
 
日曜の朝
生活を「紆余曲折」と柔和に物語り
感性を「弱者が好き」と優しく言い放つ
「悲しみの力」こそが
仏の教えの始まりと
充分に満たされていそうな
あなたが語る

なんだか
世界を
どうでもいいと思い始めて
ずっと
こんな風でいいかと思い始めた

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