私立萬葉男子学園の一瞬#40「海砂糖のさよなら」-ChatGPT生成小説
海砂糖の涙が彼の頬を伝うから、ぼくはそっと、唇で受け止めた。さよならというには甘すぎて、ロマンス気どるにはしょっぱすぎた。
びっくりしたことに、ぼくらは別れを惜しんでいた。夏休みの間だけの恋だって、最初からわかっていたのに。
「キョウ、なんで泣いてるんだよ?」ぼくが困惑した声を出すと、キョウは動揺しながらも涙を抑えられなかった。
「ごめん、ミツル。なんか、涙が止まんなくてさ...」
ぼくは不器用ながらもキョウを慰めようと思い、キスしようとした。けれど、その瞬間、ぼくの涙も止まらなくなった。
「キョウ...泣かないで。泣かせるなよ。」
心の中で、ビーチでの出来事が駆け巡る。あの海の家での注文間違い、一緒に食べたかき氷、波音に瞬く星空、砂浜に寝転んでしたキス...いろんな思い出が止まらなかった。
キョウもぼくと同じように、泣きながら鼻水を垂らし、ぼくの手をつかんで砂浜を歩いた。
「ミツル、ありがとう。夏休み楽しかったよ。でも、ぼく...」
キョウの声はぐちゃぐちゃで、笑顔と涙が混ざり合っていた。
「さよなら。」
彼は黄昏の波打ち際を走り出し、ぼくの手を離した。ぼくは立ち尽くし、キョウの姿を見送った。
足跡が白波にさらわれていくのを見つめながら、忘れたくなくて、心の海に沈めることにした。
砂糖のような思い出を、大切に。
※この小説はChatGPTに書いてもらいました。
海砂糖というお題を小牧さんからいただきました↓
小牧さんのお題アンケートのときから直感していたとおり、恋愛小説との相性が良いお題でした!
萬葉学園は盆地にあるので、夏休みに海の街に飛び出しちゃう学生が多いです🌊
それではプロンプト紹介〜〜!!
1.海砂糖を使ったストーリーラインをChatGPT先生と相談
最初から「甘くてしょっぱい青春恋愛小説といえば、涙か汗だし、味わうならキスするしかないっしょ!!」と思っていたので、あとは海砂糖という単語から、どうストーリーラインを生み出すか…
たぶん、涙からの連想で、なんとなく「海砂糖のさよなら」って入れたら、ChatGPT先生がすばらしいストーリーラインを描いてくれたので、これを採用!
それから、「海砂糖の汗」で、十分伝わるから「海砂糖の涙」という比喩表現でいこうと決めました!
2.ゼロショットでかなり良質な生成をするChatGPT先生
粗はありますが、それも面白い気がして、基本的に、手修正なしで投稿します。(最後の締めは手修正してます!)
よかったらご感想をいただけるとうれしいです。
私立萬葉男子学園シリーズは、各話完結の超短編小説です。これまでの話を集めたマガジンはこちら↓
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