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脳に障害があるわたし

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わたしは脳が疲弊して、元の状態に戻らない障害を抱えながら生きている。 そんな自分でも考えられること。感じること。など
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2019年4月の記事一覧

分かったようなマネ

「わたし、視覚障害者の見ている世界を絵に描きたい」

そう思い、高田馬場にある。視覚障害者用の図書館に行こうと決めていた。
そこで誰かと友達になって、その人の世界を描きたかった。そこで売っている視覚障害者用の便利用品も描くヒントになると思った。

色は、暖色と寒色があるように温度や、質感、音の高さで近い色を一緒に追求したい。
手触りで判断するなら、絵の具にモデリングペーストを持って凸凹を感じてもら

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被災地って言葉

わたしは「被災者」って言葉聞く度に
心に「ん?」ってモヤがでていた

なんだが、こっちと、あっちの

線-----

を引いてるようで、

ちょっと「障害者」と同様に使いづらい気持ちがあるんだ。

ただ「福島の人」じゃダメなのかな。
ただ「仮設住宅」も「仮住まい」じゃいけないんだろうな。

きっと、この言葉を使う宛は「いつもどおり」が帰ってこないから

今は苦境に生きる姿を忘れたくないから
「被災

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身体のオーケストラ

診察の待合室でわたしはイヤーマフという防音のヘッドフォンを被る。

すると、ドクンドクンと脈拍のメトロノーム
今日はいつもよりちょっと速いテンポ
そこへ、血流のイメージを膨らませ身体を巡る
ゴゴゴゴゴーって勢いよく轟く血
そこれチリチリ、チリチリと頭部に電流のような頭痛
首の後ろを壁に寄りかからせてみると身体に緊張がはしり尚聴こえてくる

いろんな身体の音がオーケストラを奏でてる

姿勢によって、

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