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いちにち・いちとおこ

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日記のようなブログのようなエッセイのようなコラムのような。恋愛のことや、結婚のことや、助平なことや、時に真面目なジェンダーのことなどが、主な関心事。
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#トラウマ

わたしが病気だったころ。

わたしが病気だったころ。

ずっと長いこと双極性障害だった。

精神の病の悩ましいところは「今この人がそうである状態」に病名がつくところで、だからわたしのかつての状態に「双極性障害」の名前がついたことは納得のいく妥当な診断だったと思うのだが、結論から言うと、今わたしは「そうではない」。以前書いた稿で、「双極性障害だったのではなく、HSPが環境への不適応やストレスで鬱状態を起こしていたのではないか」と考察したこともあったが、そ

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改めて振り返ってみると、私は「調子に乗っちゃう男が好き」だったんじゃなくて、私が彼らにやるように、私が褒めて認めて調子に乗せてもらいたかったんだな。

わたしが怖かったもの。|菊池とおこ https://note.com/toko_kikuchi/n/ne5ec9fe1900c

わたしが怖かったもの。

わたしが怖かったもの。

 自分のため、というより仕事で考えたいことがあって、愛着に関する本や嗜癖についての本を数冊読むことがあった。ところが結局(いや別に「仕事のため」と「自分のため」は相反するものではないのだが)、愛着や嗜癖について学ぶことは(トラウマに関する勉強もそうなのだけれど)自分の困難を解いていく大きな一歩になったのだった。

 目が覚めたように自分の抱える困難の姿に気づいたのは、この本のこのくだりを読んだ時。

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マインドフル・セルフ・コンパッション、思いがけない言葉が浮かび上がり、そして涙。

マインドフル・セルフ・コンパッション、思いがけない言葉が浮かび上がり、そして涙。

 ここ2年ほどアプリを使って瞑想を続けてきたのだが、心理学の勉強を始めてから、マインドフルネスが認知行動療法のひとつであることを知り、臨床の場で使われているプログラムがあることを知るに至って、興味は一歩先に進んだ。少し前から、公開されている音声ガイドを利用して、マインドフル・セルフ・コンパッションに取り組み始めている。

 使わせていただいているのは、こちらの音声ガイド。そのうち、(お金の余裕がで

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自分にOK を出さない気持ちの、根っこの、ところ。

 週末、彼氏のところに2泊3日してきた。花火大会に一緒に行った。楽しいし、怖いことも起こらない。関係は良好。いい感じ。なのになんか、時間の経過につれて落ち着かなくなってくる。1日目はいい。2日目の途中くらいまでは大丈夫。でももっと一緒にいると、そわそわする。不安になる。自分のやることや決断に自信が持てない。自由に振る舞うとダメ出しされるような気がする。ちいさな子どもになったような、心もとない感じ。

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