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『ユニコーンに乗って』から学ぶ西島秀俊さん演じる小鳥の良さ

こんばんは、アドバイザーのこうたです。

私のnoteは現在308記事あるのですが、初めてドラマのキャラクターをピックアップして解説していきたいと思います。



私はあまりドラマを見ないのですが、たまたまチャンネルをカチャカチャしていたら目に入り、気づいたら最後まで見ていました。

起業当初の空気感や悩みが私と重なるところがあり、面白かったです。


西島秀俊さん演じる小鳥さんは、48歳で銀行を辞めて転職活動をするという、なかなか思い切った行動をします。

考えなしの行動かと思いきや、そんなことはありません。

柔軟な思考と強い信念を終始見せてくれます。



私が注目したのは、若い人たちが集まる会社に本気で入りたいと小鳥さんが思っていたことです。

しかもITはずぶの素人で、自分が力不足であることを理解しています。


私は面接シーンの段階で、「この人絶対欲しい!」と心の中で何度も叫んでいました笑

大きな会社ならともかく、頭がフワフワしたメンバーしかいないあの中で、小鳥さんの存在は間違いなく貴重だと感じました。


演者さんや監督さんがすごいなと思ったシーンでもあるのですが、見た方は面接シーンを思い出してください。

最後の面接以外の人たちは、就活でよく見る光景でしたよね?

テンプレなPRばかりで、まずは内定をもらうことを優先するあの感じ。

別に間違ってはいませんが、まれーーーに小鳥さんのような、「この会社で働きたい!」と強く感じられる人がいます。

能力は関係なしに、この想いがあるかないかで、スタートアップ企業からしたら今後を大きく左右しかねない人材です。



そして一回りも歳が離れている相手に、年上特有のプライドを微塵も感じさせないところが最高です。

もう西島秀俊さんの演技と人柄がすごいですよね。

個人的に、社会人の年齢の上下ってマジでくだらないと思っています。

尊敬できるかどうかは年齢で決まるのではないのですから、たかだか数歳の差で「俺の方が年上だから」と言う人は本当に可哀想だなと思います。




元銀行員の48歳って、あの場の誰よりも経験を積んでいます。

どんなに頭の良い20代でも、小鳥さんの経験を越えることは難しいでしょう。

経験者の知識って、あと一押しのピースとして重要なことが多々あるものです。

そんな人が若い人たちの下につくことを躊躇わず、会社のためにという想いで従事してくれる。

採用しない理由がありません笑



ちなみに、坂東龍汰さん演じる森本くんは、私なら採用しません

土台ができた段階ならともかく、起業初期に最も避けなければならないのが、和を乱す存在。

小鳥さんも言っていましたが、和が乱れるのも経営者が諦めてしまう要因の一つになりかねません。

小鳥さんなら適切に育ててくれそうですが、上司の立場の人が頭フワフワしているので、現実なら難しいでしょうね。

おそらく森本くんは成長していくのでしょうけど、現実はそう簡単にはいきません。

むしろエンジニアありきの商売の場合、そのエンジニアがダメになったら停滞します。

私ならあの会社の状況でそんなリスクは犯せません。




あなたが今、起業したばかりや起業を考えているのであれば、何を優先したいのかをよく考えてください。

私は自身の経験上、和を乱す存在がどれだけ深刻なダメージを与えるのか知っています。

そして経験者の知識がどれほど貴重なのかを知っています。

ゆえに本記事の意見を述べました。


しかし、起業した当初の私であれば、48歳は敬遠したと思いますし、即戦力を意識していました。

取捨選択の基準は自由です。

大切なのは、頭がフワフワした状態のノリで決めないこと。

仲間と起業したら楽しい気持ちが先行してしまいます。

後になって後悔するので、今をちゃんと見るようにしてください。


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