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〜N/thestory共同開発 看護師 コミュニティ”thestar”インタビューvol.1〜thestoryとの出会いと関わり続けてくれている理由。そして、看護師のキャリアに対する想いを聞いてみた

みなさんこんにちは!thestoryの植田です。thestoryには、一緒にサービス開発をしてくださっている看護師のコミュニティがあります。thestoryを文字って「thestar(ジスター)」といいます。今日はthestarのお一人、すこっちさんに今の思いを聞いてみました。

N/thestory共同開発看護師コミュニティについて

インタビューの前に、N/thestory共同開発看護師コミュニティについて簡単にご紹介します。

/thestoryは、創業時より看護師に本当の意味で寄り添えるサービスを作るんだ!と決めていました。看護師のリアルな声を聞いて、サービス開発に反映させるべく創業のタイミングで看護師全体のキャリアや未来への強い想いをお持ちの看護師等、数名にお声がけしたのが現在のthestarコミュニティの皆様です。

月に1回程度行うミーティングでは、看護師の持つ課題感を伺ったり、実際にアプリを使った上で看護師目線のフィードバックをいただいたり。転職する時にどんなことが知りたいか、スカウトはどういうことが書いてあると嬉しいか、今後の方向性など含め様々なことに対して意見をくださる超超超超・・超が何個ついても足りないくらいありがたいコミュニティです。感謝の気持ちしかなくて書いているだけで涙が出てきそうです。関わり方は様々ですが30名ほどの方が一緒にサービス開発をしてくださっています。

すこっちさん略歴

新卒で療養型病院での看護業務に従事。その後は精神科療養病棟、精神科スーパー救急、訪問看護、看護小規模多機能居宅介護など様々な形態での勤務を経験。現場はもちろん管理者やダブルワークなども経験し、現在の施設看護師としての勤務に至る。北海道在住。

/thestoryとの出会い

植田:
すこっちさん、今日はよろしくお願いします!気付けばもう出会って1年経ちましたね!本当に早いなぁ。あっという間でびっくりしてます。

すこっち:
もうそんなに経ちますか〜!ちょうど転職活動中に出会ったんですよね。Twitterの名前も「野生のすこっち」の時でしたね(笑)今週やめるんですよ、みたいな時に知り合った気がする。

「看護師さんお話し聞かせてください!」っていうTwitterの投稿になぜか急にメンションされて、なにごと?ってなってたけど、退職して暇だしいいか、と思って話したんです。その時はまだこんなふうに開発に協力するなんて思ってなくて、とにかく看護師の生態を知りたいっていう話でしたね。

植田:
そうです!感慨深いですねほんと。当時の私は看護師にものすごくびびってて、でも看護師のことを知りたい気持ちだけはあって、どうしたものかなと思ってたんですけど、その気持ちをほぐしてくれたのはすこっちさんだったような気がします。

すこっち:
いろんな人含めてオンライン飲みとかで話すようになって、そしたら植田さんがある日「N/thestoryには共同開発看護師コミュニティがあって、その一員になってくれませんか?」って言ってきて、僕で良ければ全然構いませんよってことであまりわかってはないけど了承して今に至ります(笑)

植田:
あの時、よくわかってないと言いつつもなんでOKしてくれたんでしょうね?

すこっち:
よくわからないと言いつつ、/thestoryのことはある程度理解してましたよ(笑)OKしたのは、そういうのに関わったことが一回もないからというのがひとつ。もうひとつは、よく言われる”看護師は社会通念を知らない”って事を自分も思ってた部分あったので、一般の会社と関わることで少し社会通念的なものを手に入れることができるんじゃないかっていうのもありましたね。

植田:
ちなみに元々、看護師のキャリアというものへの問題意識みたいなものって持ってましたか?

すこっち:
ありました。「新人は急性期から」という謎の感覚ですね。最低3年は急性期で働いて、その次にやっと別のところに転職できるという謎の決まりごとが不思議だなと思ってて。というのが、僕は新卒の時点ですでに訪問看護に行きたかったんですよ。でももちろん、だめだよって言われるわけです。何もできないんだからって。もう15年も前のことですけどね(笑)そういうレールみたいなものがあるのは不思議だなあっていうのは元々思ってましたね。

/thestoryの印象とthestarの特徴

植田:
そんな中、/thestoryと出会ったわけですけど、最初の印象って覚えてますか?

すこっち:
最初は普通に、転職斡旋の会社だなって思ってました。ただ、スタートアップを見られるのはおもしろいかな、みたいな感覚。採用に関わることはあったけど、転職斡旋側のことはよく知らないので、どうやって転職斡旋するんだろうっていう、今思えばほんと興味本意でしたね。

植田:
実際に1年間関わってみて、印象の変化はありましたか?

すこっち:
そうですね。一般的な転職会社とは違うなって思ってるかな。もちろんN/thestoryは転職会社ではなくてダイレクトリクルーティングサービスので全然別ものなんですけど。僕が思う一般的な転職会社という視点でちょっと話すと、いわゆる転職会社は本当にその人のことを考えて紹介するっていう感覚ではない人も多いんじゃないかと思うんですよ。もちろん全員がそうとは思わないですけど、自分が利用した中ではそういう印象が強いです。

これからこうしていきたい、というのを伝えたとしても、合っているところを紹介してくれる方ばかりではなくて、あくまで自分たちが持っている案件をとにかく紹介するというか、そんな感覚で紹介されているような印象を受けてました。ここで働きたいって希望の病院を言ったとしても、ここは今募集していないんですって断られたり。学科試験があるんです、とか、募集時期が決まってるんですって言われて、実際の病院に問い合わせてみたら普通に募集してたりとかで。なので、/thestoryについても最初は信用してなかったし、疑いを持ちつつ、どんなもんなんだろうって覗いてみた感じです。関わってみて、良くないって思ったらすぐに抜けようって思ってました(笑)

植田:
全然知らなかったです。ということは、こうして関わりが続いているのはすごいことですね!なんでこうして関係性が続いてるんですかね?

すこっち:
thestarとして集まっている看護師さんたちがすごく真面目で真剣に取り組んでいたからですね。看護師ということに偏りすぎず、いろんな視点で意見してるんですよ。全員そうだったから「この人たちが集まって意見を言うんだったら大丈夫だな」って思ったんです。

thestarはみんな、看護師ってこうだから!って決めてかかったり、否定するスタンスじゃなくて、違う意見を受け止めて考えられる人ばかりなんですよね、ほんとに。

植田:
それはもう大大大共感です!本当にみなさん懐が深くて、こんな無知の私たちにもわかるようにいろんな角度から話してくださいます。本当に感謝しかないです。

すこっち:
みんな仕事終わりとか休みのいわゆるオフの時間だけど、MTGにはみなさんちゃんと集まりますよね。すごいことだと思うんですよね僕。みんな新しいことを企画するのが好きだったりするのかな?こんな真面目に看護師のキャリアとか学びの話ができるのってほんとにすごいことなんですよ、とにかく。

植田:
ほんとうにそうですよね。本当に真面目に看護師の未来について真摯に向き合える稀有な人たちだと感じてます。私も学ぶことばかりです。thestarのみなさんと話してみての感想、他にもあれば聞きたいです!

すこっち:
そうですね。みんな働いている場所も違うし、領域も業種も違うし、中にはライターをやっている看護師もいれば専門看護師までいるわけですよ。その人たちと、就職とか転職とかキャリアについて話す機会なんてそもそも存在しないんですよね。自分の病院の中だけでほぼ完結してしまうことが多い中で、こうやって外部と話す機会はすごく良い刺激になってます。

余談ですけど、/thestoryがこれからどんどん人気になってきて拡大していったとしてもサービス立ち上げの最初が一番肝心だと思うんです。そこにこの人たちの意見があるので、自分は良い方向にしか進まないと思っています。

植田:
確かに。本当に幅広い方がご参加くださってますよね。有難い。thestarとして関わってくださる方の真摯さが今の/thestoryメンバーの看護師への想いを大きくしてくださっているところはあるかもしれないです。本当に尊いなあ。。すこっちさん目線で構わないんですけど、看護師にとって/thestoryってどんな会社ですか?

すこっち:
うーん、そうですね。びっくりするくらい看護師のキャリアについて本気で考えてる会社、ですかね(笑)時々、医療用語の質問とかくるので回答するんですけど、そんなことまで考えてんの?って思いますよ。

植田:
わからないことがたくさんあるので、回答いただけてほんとに有難いです。いつもありがとうございます。すこっちさんが思う、N/thestoryこんなサービスになったらいいなあ、というようなのがあれば教えてください。

すこっち:
どんなサービスかなあ。うん。そうだな。自分自身のことを理解できて、その上で職場を変えたり良い選択ができるようなサービスになったらいいなって思いますね。自分を深く知らないまま転職してしまう人も多いので、その前にちゃんと自分を知る事が出来る存在になったらいいなって思います。

植田:
そういう存在になりたいです!転職はその先の結果でしかないから、自分を知るとかそういう考えをもっと広めていきたいし寄り添っていけたらいいなあって思ってます。

”看護師のキャリア”に対する想い

植田:
話変わりますけど、すこっちさん、いろんな人からキャリアとか将来の相談されると思うんですけど、そういう人の話聞きながら看護師の今後のキャリアについてどんなこと思ってますか?

すこっち:
んー難しいな。看護師としての専門性を持ち続ける、極めるということはもちろん当たり前に大事なんですけど、考える時の主語を「看護師の私」としてだけじゃなくて「自分の人生」という主語で考えてほしいですかね。自分の人生イコール看護師、になる人ももちろんいると思うんですけど、一旦看護師を取っ払って「自分の人生」というところまで広げて、その上でその着地であればいいんですよ。そうじゃなくて、「看護師の私」だけで考えているのは違うと思うんです。看護師は自分の一部でしかないって、一回思ってみてほしいんですよね。そうすると、着地は看護師だったとしても、どんな看護師でありたいかとか、どういう看護がしたいかとかが見えやすくなると思うんですよ。

それはライフステージに合わせてどんどん変わってくるんですけど、それでいいんですよ。今の自分は何がしたいのか、って都度考えたらいいと思うんですよね。お金が必要な時期なのか、それとも自分の時間が必要な時期なのか。僕も家族のためにとにかく身を粉にして働きまくってた時期があるんですけど、その時ちゃんと立ち止まって考えて、自分で選んでるから悔いがないんですよね。

資格があるからこそ、今の職場辞めたい、次どこ行こう、ってなりがちなんですけど、一旦立ち止まって考えてみてほしいなって思います。

植田:
良い話が聞けました!すこっちさん、これからもよろしくお願いします!

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