記事一覧
スポーツの早期専門化による問題
スポーツが抱える問題をドイツのハンドボールを例に挙げて考えてみましょう。 https://www.dhb.de/fileadmin/redaktion/DHB-live-/Seitenbaum/04_Vereinsservice/Handball…
BALLSCHULE HANDBALL
ドイツから取り寄せた書籍の中から日本でも実施できるプログラムを多摩ハンドボールアカデミーで検証していきたいと思います。
第1回はKOORDINATIV-KONDITIONELLE BASISKOMPETENZENの中からFARBENSPRINTというトレーニングを実施してみました。
トレーニングの方法は、まず2つのグループに分かれます。 グループの子供たちは、スタートラインの前後に立ちます。
バルシューレプラス ハンドボールモデル
バルシューレ単体の教室だけが「バルシューレ教室」ではありません。各競技と融合させるバルシューレプラスという取り組みをご紹介します。私が指導する多摩ハンドボールアカデミーは正にそのモデルケース作りを行っています。1時間のトレーニングのうちハンドボールのトレーニングは最後に行うミニゲーム含め20分程度。他の種目でもこのような取り組み方は可能だと思います。子どもたちに求めるのは目先の勝利ではなく将来
バルシューレとコーディネーショントレーニング
バルシューレの学習領域には戦術、コーディネーション、技術という3つの領域があります。今回はその中のコーディネーションについて説明したいと思います。 この領域では一般的運動能力の向上を目的としていて、バルシューレ独自のコーディネーショントレーニングというものが存在するわけではありません。ただしバルシューレではボールスポーツの万能プレーヤーを育成することを目標としていますので、ボールを使ったエクサ
バルシューレとスポーツマンシップ
私が理事を務めている(一社)日本スポーツマンシップ協会の活動報告です。
7月11日(土)第1回JSA Sportsmanship Coach Academyをオンラインにて開催しました。
「スポーツ人口を増やすだけではダメなんです」とある受講者の方が言っておられました。
私が思っている「バルシューレの指導者を増やすだけではダメなんです」という気持ちと重なりました。
もともと私のバルシューレ活動
脳もつくられる順番がある
人間の脳は生まれた後につくられます。そして大事なことは、脳にはつくられる順番があるということです。まず最初が「古い脳」、そして次に「新しい脳」という順番です。この順番は逆転することはありません。内側の古い脳から、外側の新しい脳へと、少しずつ進化をとげるように出来上がっていきます。
「古い脳」の機能:姿勢の維持、睡眠、食欲、情動、呼吸、性欲、自律神経などの本能的な働きをします。
「新しい脳」の機
ロコモティブシンドローム
平成28年11月27日の産経新聞「にっぽん再構築子供が危ない」という連載に幼い体が「老化」していると載っているのを偶然見つけた。
その記事によると、ロコモティブシンドローム(ロコモ、運動器症候群)とは、体を動かすのに必要な関節や骨、筋肉など「運動器」が機能不全を起こした状態で、骨折や捻挫を誘発する。関節が衰えてこわばり十分に曲げられなくなるため、力を入れると耐えきれず折れてしまう。加齢や運動不足