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色々やっている人 とりあえずメモ書きから始めます・・・

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  • IoT製品開発について、知識の棚卸

    IoT製品開発について、ひたすら書き散らかします

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自分の学習歴を整理してみる

ここに書く内容や、仕事をしている最中に「あれ?この知識ってどこで得たっけ?」となっている機会が増えた。 なので、この機会にこれまでどのような内容を取り扱ってきたかを整理してみたい。 2017年(入社年) 回路もクラウドもよくわからん状態だった。 とりあえず、共同研究でセンサは開発できたので、これをなんとかしてIoTっぽくしなければならないところだった。幸いにも、無線モジュールはTweliteで、データフォーマットはある程度固定されていたのでPython ということで、以下

    • エナジーハーベストの技術について

      エナジーハーベスト(エネルギーハーベストということもある)とは、環境発電ともよばれ、太陽光や温度など、様々な自然界のエネルギーを回収し、電子回路の動作のための電源とする技術である。 この技術は、太陽光パネルなどのエネルギーを回収できるもの(ハーベスタと呼ばれる)から得たエネルギーを、コンデンサなどに充電し、機器を動作させるものだ。 エナジーハーベストを採用するメリットは以下の通り 電源・電池や配線が不要になる ACアダプタを何十個も置くのは現実的ではない 電池交換が

      • IoT製品を製作する際に必要となる知識

        ここでは、IoT製品を製作する際に必要となる知識について考えていく。 ほかにもまだあるかもしれないが、ぱっと思いつく限りでは、以下のような事項が挙げられるだろう。 センサに関する知識 センサそのものについての知識が必要だ 例えば、このセンサはこの値が取れるが、実はこうした使い方はできない、といったようなことはままある たとえば、ボッシュのBME280は、温度・湿度・気圧センサとして知られているが、温度センサは正確な値が取れない、とか 無線に関する知識 センサデー

        • IoT製品開発について、知識の棚卸をしたいなと考えたこと

          化学科を卒業し、今の会社に入社してから7年が経過した。 いろいろなことをやってきたが、この7年間で特筆するべきは知識ゼロからIoT製品の設計開発ができるようになったことだろうか。 正直、現在のプロジェクトをやり始めた時には、まさか自分で回路設計をやるとは、まさかマイコンのプログラムを書くとは、まさかBashで自動システムを組むとは、そしてまさかデータベースを触り、クラウドを使うことになるとは思ってもいなかった。 その結果だが、自分でも何が分かっており何が分かっていないか、正

        自分の学習歴を整理してみる

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        記事

          忖度を生む原因と対策

          前回の記事では、忖度は生産性を下げないかという話をした。 今回は、ではなぜ「忖度」したくなるのか?ということについて100%主観と個人の経験で原因を書いていきたい。 A. 確認するのが面倒/億劫 個人的に一番やりがちなやつ。単純に確認するのが億劫な場合がある。 B. 「仕事ができる」と思われたい 相手の心中を推し量り、先回りできれば「お、こいつできるな」という評価をもらえることだろう(新人とかなら特に)。だから忖度はやめられない。 一方で、前回の記事でも述べた通り忖

          忖度を生む原因と対策

          「忖度」すると生産性は低下しないか?

          一時期「忖度」が流行語のようになった時期があった。もはや懐かしく思える程度には昔の話だが、そんなことを思い出していたら最近、忖度すると生産性が落ちるのかもなと思ったので自省とメモ的な感じで。 本当はその原因とか対策も書きたかったところだけど異様に長くなりそうなので記事は分ける。 A. 「忖度」は無限にでき、無限に仕事を増やす「忖度」は他人の心中を推し量ることだ。仕事には、必ず「相手」がいる。自分一人で完結する仕事なんて存在はしないはずだ。その「相手」が言語化できずにいたこと

          「忖度」すると生産性は低下しないか?

          日本語で「技術」について語る際の注意点

          ※本記事は100%個人の感想です。 突然だが、最近バッハのフーガの技法(Art of Fugue)に最近ドはまりしている。フーガの技法というか変奏の技法でもある気がするが、フーガには変奏がつきものなようなのでそういうものなのだろう。 さて、このArtについて、思っている事がある。 「日本の技術が」「技術力が」という話題で雑談なり、ツイッターで話題を見かけたりするが、日本語においては「技術」という言葉の取り扱いには注意が必要である。 なぜならば、「技術」という言葉は、英語で

          日本語で「技術」について語る際の注意点

          「生産性」と「成果」について

          Noteのおすすめ欄で生産性が話題になっていたので。 生産性とは、少ない資源でどれだけの成果を上げられるかである。企業で言えば、一般的に投入資源(人・モノ・金)に対する効率性(従業員あたりの付加価値や総資本回転率など)である。 非営利組織の生産性 では、この基準を非営利組織、例えば病院などにも適用するべきなのだろうか?ドラッカーの「断絶の時代」でこれについて語っている部分がある。 つまり、例えば軍隊は経済的な利益を生み出すものではない。だから、経済的な利益を最大化するこ

          「生産性」と「成果」について

          在庫不況な予感

          冬の醍醐味といえば、澄んだ空気とそれが織りなす景色-東京でも見える富士山や星空-だろう。だが、市場環境は冬空とは打って変わって常に暗雲が立ち込めている。 特にひどいのは半導体で、今日の日経新聞だけでも朝刊と夕刊でそれぞれ在庫について話題になっている 半導体不足が発生したため作っても作っても足りない状況が改善しむしろ作りすぎてしまっている、と読めるだろう。 国内にとどまった話ではないのではないかと勘繰っている。鉱工業の在庫循環図を見ると、2021年第四四半期より、在庫積み

          在庫不況な予感

          インフレが企業に与える影響を計算してみる

          企業物価指数が下げ止まらない。 為替レートがみるみるうちに上がり、日銀の介入がなされたとき、仕入先の方が「この市場マジなんなの!?」とキレていたのは記憶に新しい。 無論、企業物価指数の上昇要因は為替だけではなく、世界中の物価高騰が日本に輸出されているという点も無視できない。何れにせよ、今後はあらゆるものの価格が上がっていくこととなる。 インフレ下の影響を計算する計算式の策定 インフレ下というのは、企業経営を行う上で大変厳しいものだ。それをCVP分析で考えていきたい企業の

          インフレが企業に与える影響を計算してみる

          タスクを実行するためには、「タスクを認識する」というタスクが実行できる必要がある

          最近気がついたのだが、例えばあるタスクを実行するとき、必ずその前に「タスクを認識する」という工程が挟まっている。 バカバカしいようで、これが意外とバカに出来ない。タスクが発生していることを認識できなければ、着手できないのだ。だからいつも締め切りギリギリなんですね、ハイ。 なので、最近は嫌いだったタスクリストをつけるように気をつけている。 まあ、当然漏れが発生するわけだが、慣れない事をしているのだから仕方ない。修正するには5年くらい掛かるだろうが、向き合うしか無いだろう。 た

          タスクを実行するためには、「タスクを認識する」というタスクが実行できる必要がある

          「有益な情報を探すことはゴミ箱を漁ってその中から一欠片の有益な情報を探し出すようなもの」とはいう言葉はあるが、ゴミ箱の中を探していれば有益な情報が出てくるわけでは無いのだよな・・・あくまで比喩だよ・・・・ちゃんと優良な情報源を持たなければ時間の無駄だ

          「有益な情報を探すことはゴミ箱を漁ってその中から一欠片の有益な情報を探し出すようなもの」とはいう言葉はあるが、ゴミ箱の中を探していれば有益な情報が出てくるわけでは無いのだよな・・・あくまで比喩だよ・・・・ちゃんと優良な情報源を持たなければ時間の無駄だ

          人を頼る能力は実力と強い相関がありそう

          仕事をしていると、人から頼まれごとをされたり人に頼んだりすることがある。これは管理職・非管理職を問わず行われる過程で、上司から部下へ頼み事をするのはもちろん、部下から上司に頼み事をすることだってあるし、同僚同士で頼み事をしたりすることはある。 さてこのとき、「頼み方」というものがあるが、これが個人の能力に強く相関していそうだなと考えている。 というのも、依頼を行うために、例えば私は以下のような工程を経ている。 依頼する相手を決定する 依頼する内容を把握する 依頼する相手

          人を頼る能力は実力と強い相関がありそう

          インフレ時代はストックではなくフローで戦う時代か

          これまでかなりインフレについて考えてきたが、ストック(例えば貯金や株式投資など)よりフロー(収入や売上による利益など)でインフレと戦うべきだろう。周りがインフレによって値上がりしている環境下ならばフローが成長する期待値は大きい。インフレ下では資金を節約して耐え忍ぶには限界があるが、資金を賢く投入して昨日よりも稼げるようにしやすい。フローが成長をするならばインフレにも耐えられるし、いくら借金しても大丈夫だ(もちろん、後述の限度があるが)。 資産運用で4%の利益を出すのはこの環境

          インフレ時代はストックではなくフローで戦う時代か

          景気後退の足音が聞こえますね

          秋口になったせいか、気温だけでなく景気も冷えてきたようだ。 マクロは中国は思ったように景気が不要せず、アメリカもアメリカだし、ユーロ圏はもとから終わってるしで散々な状態だ。いずれ我々のところにも寒気がやってくることだろう。 まあパウエルさんいわくまだ慌てるような時間じゃないみたいだしね。 まあ全く効果を上げてなしインフレになったけどまだデフレだから躊躇せず金融緩和を続けてくれているどこぞの中銀よりはマシなのだろうが。 今回の景気後退のいやらしいところはまずもってインフレが

          景気後退の足音が聞こえますね

          そういやコストって何なんだ?

          コストカットって意味ないよねって思ってたけどそもそもcostってなんだっけと思い、思わずwiktionaryを引いてみた もとはラテン語でcon-(共に)sto(立つ)という意味から来ているようだ。意味としては、いわゆる「コスト」と同義で消費する、失う、支払うなどのもあるが、他にも同意する、適合する、構成するなどの意味があったようで、必ずしもネガティブなイメージだけではないようだ。「まあ妥協せざるを得ないよね」、みたいな意味合いや文脈があるのだろうか。 面白いのは、ドイツ語

          そういやコストって何なんだ?