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#183 意見を言い合うから、前に進む

さて、今日のテーマは「意見を言い合うから、前に進む」です。

先日、あることについて同僚と意見を言い合いました。

お互いの意見が割れているようだったのですが、最終的は良い落とし所に行き着きました。

その過程で注意していたことについて振り返りながら、対立した意見をまとめていく過程について共有したいと思います。

意見が対立しやすい人は参考になると思います。

よかったら最後までお付き合いください。


自己紹介です


お題の話の前に、自己紹介します。

僕は、リハビリテーション病院で働く作業療法士兼、中堅管理職です。

日々のリハビリテーションの実践はもちろんですが、中堅管理職として管理と現場の間をつなぐ役割を担っています。 

このアカウントでは以下のことについてを書いていきます。

・病院での働き方
・日常生活での健康の考え方
・ストレスマネジメント
・作業療法のもろもろ
・相談を受けたこと
・臨床で考えたこと
・日々、感じたこと

これらのことについて、僕なりに解釈して記録として残していきたいと思います。

それでは本題に入っていきましょう。

状況を解説


いったいどんな状況で意見がすれ違っていたかというと、

「Aという方法と、Bという方法はどちらが正しいか」

という状況です。

同僚は「Aが必要だ」と言い、僕は「Bも大事なんじゃないか」と話をしていたわけです。

答えとして、どちらが正しいかは決めれないことは目に見えています。

ただ、お互いの主張を話す機会がなければ、そこからの発展性はありません。

だからこそ、考え方について共有しておく必要があります。

目的が何かを忘れてはいけません。


意見を共有する過程


ここから先は、同僚との意見交換のポイントを順番に書いていきたいと思います。

お互いの主張を言う

まずは、お互いに自分が必要と思っていることについて述べていきます。これはお互いにしっかりと主張することが必要なので、話が長くなることもあります。これを通して、自分の立ち位置は方向性がどっちを向いているかを明示するようにしましょう。

相手の主張に共感する

相手が自分の意見を主張しているときには、反論せずにまずは相手の話を聞くようにしましょう。このときに大事なのは「相手を否定しない」ということで、これは主張している側もされている側も同様です。まずは相手が伝えたいことを全部吐き出してもらいましょう。

自分の意図を伝える

相手の主張が終わったら、今度は自分の考えを述べます。先ほどとルールは同じで「相手を否定しない」ということです。相手の問題について話すのではなく、自分がどのように考えているかを述べるようにしましょう。

共通する問題を考える

お互いの意見が出揃い、相手の関心ごとも明確になってきたところで、共通の課題を探します。ここが難しいところですね。ただ、お互いの主張がこの時点で分かりあえてないので、自分の主張も完璧ではないはずです。完璧ならこんな状況は生まれてないわけですから。では、お互いに共通する問題は何かを考える方が発展性があります。お互いの主張から課題を選定して考えてみましょう。

アブダクションの視点で考える

この共通の問題を考えるときに「アブダクション」は使えると思います。少し難しい考え方なんですが、「ある結果から考えられる(予測される)ことを挙げていく」という考え方です(僕の解釈です)。つまり、共通する問題が起こっている原因について考えていくということです。「どうしてこの問題は起こっているか」を問い直し、納得解を探していきます。


共通する解決策を考える

そこまで考えきれば「共通する問題が起こっている原因」まで行き着くことができます。そうなれば、あとはその解決策を一緒に考えるだけです。解決策というものは問題が明確であるほど見えやすくなってきます。その際に、お互いの主張のメリット・デメリットを振り返ってどのように一緒に取り組むかを考えてみましょう。


以上の流れを使って話し合っていくことで、今回はお互いの意見の落とし所に行き着くことができました。

不思議なのは、ここまで徹底的に共有すると、お互いにスッキリした感覚があるということです。

「自分の主張が正しい」と思っていたとしても、完璧な方法論や考え方は存在しません。

だからこそ、意見を言い合い、問題の共有する部分を探していくようにすることが必要なんだと思います。

今日は以上になります。


頑張るあなたを応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。

よろしかったら、スキ&フォローをよろしくお願いします。

ではまた。

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