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#130 仕事で自主性を求められたらどうするか

さて、今日のテーマは「仕事で自主性を求められたらどうするか」です。

働いていると、上司などに「自主性が大事だよ」って言われたことありませんか。

直接の表現でなくても、なんとなくそんなことを言われているんだろなーっと思えることもありますよね。

上司側の人も「部下には自主性を持ってもらいたい」と思っている人は多いんじゃないでしょうか。

仕事でよく求められる「自主性」。

今日はこのことについて考えてみたいと思います。



自己紹介です


お題の話の前に、自己紹介します。

僕は、リハビリテーション病院で働く作業療法士兼、中堅管理職です。

日々のリハビリテーションの実践はもちろんですが、中堅管理職として管理と現場の間をつなぐ役割を担っています。 

このアカウントでは以下のことについてを書いていきます。

・病院での働き方
・日常生活での健康の考え方
・ストレスマネジメント
・作業療法のもろもろ
・相談を受けたこと
・臨床で考えたこと
・日々、感じたこと

これらのことについて、僕なりに解釈して記録として残していきたいと思います。

それでは本題に入っていきましょう。

自主性ってなんだ


働いていると、「主体的・自主的」な人は重宝されますよね。

どうして自主性のある人というのは他者から評価が高く見られるんでしょうか。

それは、「当事者意識」にあると思います。

職場では日々、いろんな問題が起こり、常に課題と向き合っています。

チームなどで仕事をしていると、その課題は「チームとしての課題」として捉えられます。

自分もそのチームの一員であるため、もちろんその課題は自分の課題でもあるわけです。

ただ、チームの課題をそのように捉えられる人は少ないと思います。

チームでは基本的に問題が起こったときには、責任はそのリーダーが取ることになります。

リーダー以外のスタッフの問題であったとしても、リーダーは責任を取ることは多々あります。

そのため、リーダー以外のスタッフには責任が少なくなります。

これはチームの特性上、致し方ないことだと思います。

責任の所在が複数あると、指示系統が混乱するためチームは機能しなくなるからです。

ただ、個人の責任が薄れると、うまくいかない時の言い訳を簡単に作り出すことができます。

これはつまりチームの課題に対して「当事者意識を持たなくても仕事が成立している」ということになります。

全てのスタッフがそうだというわけではないですが、「自分に責任はないから」という理由で目の前の課題を我がごととして取り組めない人は一定数おり、こういう人に限って「自主性がない」と指摘されることがあるんだと思います。

自主性とは「当事者意識を持って課題に取り組めるか」ということだと言えると思います。


自主性を求められる状況


もちろん「自主性」がなくても仕事をしていくことは可能です。

基本的にチームの指示系統からの指示を待ち、指示があればそれを完了する。

この働き方は、仕事としての基本的にな姿勢だと思います。

ただ、チームの成果が上がらないときに、指示待ち人間が多くなるとチームの成果を出すことが難しいと思います。

なぜなら、チームで成果を出せないということは、その課題は既存の方法では解決しないということがすでに証明されているからです。

この課題をクリアしていくには、方法を変える必要があり、そこに焦点を当てながら今度の動きを考えていく必要があります。

新しい方法を考えるときこそ、この「当事者意識」を持ったスタッフが重要になってきます。

つまり「自主性」が必要な状況というわけです。

仕事は常に課題の連続です。その課題を新しい方法で解決していくからこそ、仕事のパフォーマンスは高くなっていき、チームは成長していくんだと思います。

自主性のあるスタッフがいると、こういったピンチの時に強いチームになります。

自主性を求められるということは、チームに今後ピンチがやってくるのかもしれませんし、リーダーとしても仕事を手伝って欲しいサインかもしれません。


自主性を求められたらどうするか


では、自主性を求められた時はどのように対応すればいいかです。

以下にいくつかその方法を書いてみたので、よかったら参考にされてください。


問題の本質を考える

目の前で起こった問題に対して、「チームはなんでそうなっているか」「私自身はどうしてそう思ったか」などを問いかけながら深く考えていくことです。問題の根幹が分かれば課題に対して的確に取り組むことができます。


問題を紐解いていく

問題の本質を考えるとも通じる内容になるんですが、起こった問題をそのまま受け止めた後に、その問題がチームの課題にどのような影響を与えているか、一度紐解いてみるようにしましょう。その問題が起こっている原因は意外なところにあることがあります。それがわかれば次に自分がどのように行動を取るか判断しやすくなります。


具体的な方法を考える

問題を紐解いたら、それに対して、自分が具体的に動かせるところは何かを考えることが必要だと思います。実践なき考えはどれだけ素晴らしくても意味はありません。本質が何か、その背景にはどのような状況があるかを考え、そこに変化を起こしていくには自分はどのように行動すればいいかを具体的に考えることが必要です。


行動する

ここまで考えれたら、あとは行動するのみです。行動することで初めて「自主性」というのは成立します。実践的な方法でなくても良いです。まずは自分でできることは何かを考えて行動することが必要です。リーダーへの提案などもこの行動にあたります。新しい視点で物事を進めることは、その指摘は違ったとしても、チームに考える機会を提供します。

具体的な方法については以上になります。

なんにせよ、どのような意見も行動もチームにとっては財産です。あなたの行動をきっかけにチーム全体がより良い方向に向けば、それはあなたにとってもメリットになります。

できそうなものから試してみてください。


頑張るあなたを応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。

よろしかったら、スキ&フォローをよろしくお願いします。

ではまた。


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