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#23 選択できない あなたへ



さて、今日のテーマは「選択できないあなたへ」です。


生きていたら、選択に迷うことってありますよね。

買うのか、買わないのか

行くのか、行かないのか

言うのか、言わないのか

やるのか、やらないのか

こういう選択の場面に出会ったときに、すぐに決断できる人は良いんですが、決断せずに止まってしまうと人もいると思います。

どうしたら自分にとっての正しい選択ができるんでしょうか。

僕の考え方についてまとめましたので良かった参考にしてみてください。


自己紹介です



お題の話の前に、自己紹介します。


僕は、リハビリテーション病院で働く作業療法士兼、中堅管理職です。


日々のリハビリテーションの実践はもちろんですが、中堅管理職として、管理と現場の間をつなぐ役割を担っています。 

ありがたいことに、管理の視点や、現場の視点から様々な相談を受けることが多くなりました。

これらのことについて、僕なりに解釈して記録として残していきたいと思います。


このアカウントでは以下のことについてを書いていきます。

・病院での働き方
・日常生活での健康の考え方
・ストレスマネジメント
・作業療法のもろもろ
・相談を受けたこと
・臨床で考えこと
・日々、感じたこと
 など


また、この内容は音声で配信もしてますので、
読むのが大変という方はそちらもよかったらどうぞ。



それでは本題に入っていきましょう。


選択できないとどうなるか


人間は迷いだすと思ったより時間を浪費してしまいます。

下手したら数日悩むこともありますよね(僕だけかも)。

その分、実行することに当てる時間も少なくなってしまうので、行動の結果にもそれは反映されてきます。

選択に迷ったときは速やかに決定できるに越したことはありません。


今回は、「学会発表をするか」という選択を例にして、

選択に迷った時に僕が決断するまでのプロセスを追っていきたいと思います。



学会発表するのかしないのか


僕のように病院で働きながら仕事をしていると「学会発表をするのかしないのか」という場面に出会うことがあります。

「学会発表」は普段の患者さんと向き合う臨床場面から、

臨床で良かったことやうまくいかなかったことを切り取り、

学術的に論じながら新しい知見につなげることを目的として行われます。

また、研究という視点で知見を報告し、より精度を高めた医療などに繋がることを目的にも行われます。


発表のメリット


学会発表を行うメリットはいくつかありますが、

僕が個人的に思うメリットは以下の2つです。

「思考力がつく」
「他者とつながる」

日々の仕事というのは毎日流れるように過ぎていきます。

そのまま仕事をこなすことでスキルが上がることはありますが、

発表などで自分のことを振り返ることで、精度をあげることにつながります。

また、発表する機会は外の世界との交流にもなります。

学会発表というものを媒介にして、自分と違う考えに触れたり、

思いを共有することで、今後の仕事にも活かしていくことができます。


発表のデメリット


発表することのでデメリットは以下の2つが考えられます。

「個人の時間を使う」
「タスクが増える」

発表を行うと、レジュメやスライド資料の作成、職場への申請手続き、メンターとのやりとりなど、とにかく時間を使います。

また、単純にやることが増えるので、どういう段取りで進めるのかを常に考えながら行動することが必要になります。

思うように進まないのが普通で、発表をするだけでも個人の時間と体力をかなり消耗してしまいます。



あとで後悔しない選択


「学会発表」のメリット、デメリットを簡単に見てきましたが、

実績や専門家としてのスキルアップを望むのであれば「やってみる」のが正しい選択ですよね。

だけど、「やらない」という選択をすれば時間と体力を別のことに当てることができます。

忙しい毎日の中で、これを「やってみよう」と思える人はいるでしょうか。

こういうときどのように決めたらいいと思いますか。


僕の場合は「あとで後悔しない選択をする」ようにしています。


この考え方は当たり前のように思えるかもしれませんが、

「意味の原理」に支えられた考え方です。

意味が未来を切り開き、未来が過去を意味づける

西條剛央:人を助けるすんごい仕組み  


僕の好きな書籍「人を助けるすんごい仕組み」からの引用です。

3・11  東日本大震災という未曾有の大災害が起こった時に、著者の西條氏が日本最大級のボランティア団体を短期間で作り上げた話の中で出てきた考え方です。



物事の結果が良かったのかどうか(意味)は、あとで振り返って意味づけることができる。

つまり、「意味は事後的に決まる」ということです。


それならば、何か選択に迷ったときに、それが良いのか悪いのかというのはその場で決めることはできません。

大事なのは、

あとで自分がその行動にどう意味をつけるか

ということです。

そうであるならば、どちらの選択肢を選んだとしても、それを選んだ自分自身が後から振り返って後悔しない選択をするのが妥当です。

その場で「どうしよう」と悩んでいても結論は出ないわけです。

物事の結果(意味)は行動した先にしかありません。



最後は個人の価値観


僕個人の価値観に照らし合わせれば、「学会発表をする」という選択肢を選ぶことになると思います。

僕の中でこの選択は、デメリットにもあった「自分の時間を何に当てるか」という時間の問題でもあり、その時間を「自己の成長」に当てることが僕の価値としては合っていると考えるからです。

そう思えば、あとから振り返って後悔しない選択は「学会発表をする」ということになると思います。

もちろん人によっては違う選択肢もあると思います。

結局は、「自分がどうありたいか」という問題で、自分の価値や状況と照らし合わせて、後で自分が後悔しない選択が重要になってくるんですね。


何か迷ったときは、後悔しない選択をしてみるといいかもしれません。



頑張るあなたを応援しています。



最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。


ではまた。

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