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#Design

SmartHRの制作物はどう見える?「色覚検証ワークショップ」開催レポート

SmartHRの制作物はどう見える?「色覚検証ワークショップ」開催レポート

SmartHR、コミュニケーションデザイングループのみやもとです。
2021年5月に第一回、6月に第二回と、2回にわけてグループ内で作ったデザイン制作物の色覚検証ワークショップを開催したのでレポートしたいと思います。

この会は、具体的なデザイン修正や制作進行の改善を求める場ではなく、みんなで色覚に関する意識を高めよう、多様な見られ方があることを知ろう、という目的で実施しました。

マーケティング

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タッチ式の押しボタン式信号 → ◯

タッチ式の押しボタン式信号 → ◯

2016年頃から導入されているとのことですが、ボタンではなく、触れるだけで反応して、信号が青に変わる押しボタン式信号機を見かけました。

反応する部分の面積が大きく、手の震えがあるような方でも無理なく使うことができます。また、従来型のボタンタイプより、押してから信号が青になる時間が速くなっているように感じます。

本来は通常の信号機が良いのかもしれませんが、コスト面を考慮すると、交通量の少ない場所

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フォーカスが線で囲まれている → ◯

フォーカスが線で囲まれている → ◯

フォーカスが当たっている位置は、下の動画のように多少ダサくても太い線の矩形で囲まれているほうが誤解が少なくて良いと思います。

特に画像ボタンの場合には、周りにシャドウがうっすらとかかっている上品なデザイン表現が多いのですが、うっかりしているとフォーカスがあるかないかで見た目の変化がよく分からないケースがあります。

また、視力が弱くなってくると、昔ははっきり区別できたのに、両者が同じに見えてしま

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ジャムの瓶に点字の表示がある → ◯

ジャムの瓶に点字の表示がある → ◯

これまで気づいていませんでしたが、このメーカーのジャムの瓶には点字の表示がありました。自社サイトによれば「アオハタ」「ジャム」と書いてあるそうです。これを頼りにすれば、ピクルスやメンマの瓶と間違えることはないのです。

味がブルーベリーかイチゴかわかればなお良いとは思いましたが、製造ラインやコスト面の課題もあるでしょうし、まずは素晴らしい試みではないでしょうか。

アプリやWebを提供する企業の最低限の責任としてNVDAで読み上げの検証している話

アプリやWebを提供する企業の最低限の責任としてNVDAで読み上げの検証している話

アクセシビリティ対応としてalt を入れるということ毎月1本はnoteを書きたいと思っており、自分が体験したユーザテストのファシリテーションを体験した話をリリースしたいなと下書きを進めていたのだが、タイムリーにnote公式から発表されたalt対応の話で思うところがあり、急遽このタイトルで書くことにした。

すこしあおり気味のタイトルになってしまったが、現在フェンリルで刷新を行っている社外へ提供する

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ビジュアルデザインとアクセシビリティについて

ビジュアルデザインとアクセシビリティについて

WWDC 2019でアクセシビリティについていくつか発表があった中で、タイトルに惹かれた発表からnoteに書いていけたらと思います。

今回はVisual Design and Accessibility。

この発表ではビジュアルデザインからアクセシビリティを視覚的に向上する3つの事を教えてくれています。10分ほどなのでサクッと見れてしまうと思います。

アクセシビリティを視覚的に向上させる3つ

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左右に引っ張るのがすぐわかる → ◯

左右に引っ張るのがすぐわかる → ◯

パンとかお菓子の包装で、ビニール袋をとめているテープに開封方向の矢印が描かれているものがあります。ちょっとした工夫ですが、見れば左右に引っ張って破くのがすぐにわかります。

この類のものは、ハサミでビニール袋そのものを切ってしまえば良いので、無くても袋を開封するために実害はそれほどありません。ただ、ハサミがないときにテープを剥がすのは思ったより面倒だったり、力が必要だったりします。

指先や手先の

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ロゴこそアクセシビリティを

ロゴこそアクセシビリティを

皆さんはアクセシビリティという言葉を聞いた事がありますか?失礼な!という方ももちろんたくさんいらっしゃるでしょう。私はと言えば、過去W3C関係者の監督するサイト構築をしたり、また別のサイトでユーザビリティ賞を頂いたりとWEB系の会社にいた頃はそれっぽい事をいくつかやってはいたものの専門分野でもないので絶対に自信があります!と言えるものではありません。

ただ、ベンチャーに所属して数年が経った今、こ

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