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FXエバンジェリスト遠藤寿保のマーケット解説

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前日のドル円動向をわかりやすく解説 相場観や本日の戦略を紹介
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2023年10月の記事一覧

日経新聞YCC修正議論報道で、ドル円148.80円まで下落。

日経新聞YCC修正議論報道で、ドル円148.80円まで下落。


【10/30相場概況】東京時間、ドル円は5・10日(ゴトー日)の仲値にかけた実需のドル買い観測で一時149.82円まで上昇。その後は、日経平均株価の下落などを受け149円台半ばまで押し戻された。欧州時間、米10年債利回りが4.91%台に上昇すると、ドル円は149.85円まで上昇。NY時間、「日銀は明日の金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の再修正を議論。現在1%

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コアPCEデフレター予想通り・中東情勢嫌気し、ドル円反落。

コアPCEデフレター予想通り・中東情勢嫌気し、ドル円反落。


【10/27相場概況】東京時間、ドル円は早朝に150.41円まで上昇となるが、その後は上値が重く週末のポジション調整で150.08円まで下押し。欧州時間、ドル円は150円台前半で揉みあい。NY時間、9月米個人消費支出(PCE)コア・デフレーターが前年比3.7%上昇と市場予想通りとなるとユーロが買い戻され(ユーロドルでドル売り)、ドル円は売りが先行。また、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの地上

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ドル円150.77円到達後、円買い介入警戒感で急落となるが堅調。

ドル円150.77円到達後、円買い介入警戒感で急落となるが堅調。


【10/26相場概況】東京時間、ドル円は本邦実需筋の買い観測や時間外の米10年債利回り上昇を受け150.77円と年初来高値を更新。その後、政府・日銀による円買い介入警戒感から149.81円まで急落。しかし、直ぐに買戻しが入り150.50円近辺まで買い戻された。欧州時間、ドル円は150円台半ば中心の小動き。NY時間、7-9月期米GDP(米国内総生産)速報値や9月耐久財受注額などが予想を上回ったが、

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ドル円、好調米経済指標・米長期金利上昇受け150円台へ。

ドル円、好調米経済指標・米長期金利上昇受け150円台へ。


【10/25相場概況】東京時間、ドル円は5・10日(ゴトー日)の仲値で149.92円まで上昇。その後は149円台後半で小動き。欧州時間、ドル円は149円台後半で揉みあい相場継続。NY時間、9月米新築住宅販売件数が75.9万件と予想の68.0万件を上振れ、低調な米5年債入札で米10年債利回りが4.96%台まで上昇となると、ドル円は150円を突破し10/3の高値150.16円を上抜け、断続的な買いの

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ドル円、円買い介入警戒感で150円手前の膠着状態続く。

ドル円、円買い介入警戒感で150円手前の膠着状態続く。


【10/24相場概況】東京時間、ドル円は仲値で本邦実需の売り観測や日経平均の下落を受け149.50円まで下押し。その後、日経平均が回復しだすと149.70円台まで買い戻された。欧州時間、時間外の米10年債利回りが4.80%前後まで低下幅を拡大させるとドル売りが先行し、ドル円は149.32円まで下落。NY時間、米10年債利回りが4.88%台まで上昇し、米PMI速報値が予想を上振れると、ドル円は14

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ドル円、日銀金融政策決定会合控え150円の介入警戒水域で膠着状態。

ドル円、日銀金融政策決定会合控え150円の介入警戒水域で膠着状態。


【10/23相場概況】東京時間、ドル円は149.80円を挟む小動き。先週末、日本経済新聞が「月末の金融政策決定会合で日銀がYCCの再修正を議論する可能性」と報じたが、市場の反応は薄かった。欧州時間、ドル円は揉みあいの中149.99円まで上昇。NY時間、米10年債利回りが一時は5.018%前後と2007年7月以来の高水準を付けた後、4.82%台まで急低下すると、ドル円は149.55円まで下押し。し

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植田日銀総裁改めて金融緩和を表明、ドル円149.99円まで上昇。

植田日銀総裁改めて金融緩和を表明、ドル円149.99円まで上昇。


【10/20相場概況】東京時間、鈴木財務相による「為替相場は金利も含め様々な要因を背景に変動」「ファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要」との円安牽制発言があったが、ドル円大きな反応はなく149円台後半で小動き。欧州時間、植田日銀総裁が国内経済や物価について「不確実性は極めて高い」として、「粘り強く金融緩和を継続していく」との方針を改めて表明するとドル円は149.99円まで上昇。そ

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パウエルFRB議長講演受け、ドル円149.96円まで上昇。

パウエルFRB議長講演受け、ドル円149.96円まで上昇。


【10/19相場概況】東京時間、ドル円は日本の9月貿易統計が予想外の黒字となったことで149.66円まで下押しとなるが、本邦実需の買い観測もあり、149.60円台から149.80円台の揉みあい。欧州時間、ドル円は149円台後半で小動き。NY時間、パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長の講演で、「リスクや累積利上げを踏まえ、FOMCは進んでいる」「地政学的緊張は非常に高まっており、主要なリスクに」

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米10年債利回り上昇受け、ドル円緩やかに上昇。

米10年債利回り上昇受け、ドル円緩やかに上昇。


【10/18相場概況】東京時間、ドル円は本邦長期金利の上昇でじりじりと下押しする中、7-9月期中国国内総生産(GDP)などが予想上振れると、人民元高・ドル安が進み、ドル円は一時149.48円まで下落。その後は、押し目買い意欲も強く直ぐに149.60円前後まで買い戻された。欧州時間、ドル円は底堅く149.70円前後で小動き。NY時間、米10年債利回りが4.925%前後まで上昇するとドル買いが優勢と

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9月米小売売上高予想上振れを受け、ドル円は3日振りに反発。

9月米小売売上高予想上振れを受け、ドル円は3日振りに反発。


【10/17相場概況】東京時間、ドル円は時間外の米10年債利回りが上昇となったが、政府・日銀による円買い介入警戒感などで相殺され、149円台半ばで小動き。欧州時間、「日銀は2024年度の物価見通しを従来の1.9%から2%以上へ上方修正する公算が大きい」との一部報道を受けて、日銀の金融政策修正観測が広がり、ドル円は一時148.73円まで下落。しかし、直ぐに149円台半ばまで買い戻された。NY時間、

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中東情勢警戒の中、ドル円は米株高・米長期金利上昇受け堅調。

中東情勢警戒の中、ドル円は米株高・米長期金利上昇受け堅調。


【10/16相場概況】東京時間、ドル円は中東情勢による地政学リスク警戒の中、早朝149.30円まで下落となるが、本邦勢が参加すると149.63円まで反発。しかし、日経平均が一時700円超安となったことや時間外の米10年債利回りが上昇幅を縮小させると、ドル円は149.37円まで押し戻された。欧州時間、ドル円は149.50円を挟む小動きながら堅調推移。NY時間、NY連銀製造業景気指数が予想を上振れ、

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中東情勢によるリスク・オフの円買い先行。ドル円は4日振りの反落。

中東情勢によるリスク・オフの円買い先行。ドル円は4日振りの反落。


【10/13相場概況】東京時間、ドル円は149.70円台中心に小動き。欧州時間、中東情勢を嫌気し欧米株価が軟調になるとリスク・オフの円買いが進行。NY時間、ドル円は一時149.45円まで下落。その後、米ミシガン大学の消費者期待インフレ率が1年先で3.8%、5年先で3.0%といずれも予想を上振れると、米長期金利が低下幅を縮小し、ドル円は149.74円まで反発。その後は、ユーロ円などクロス円の下落に

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9月米CPI予想上振れ、根強いインフレ継続観測でドル円続伸。

9月米CPI予想上振れ、根強いインフレ継続観測でドル円続伸。


【10/12相場概況】東京時間、ドル円は日経平均の上昇などを受け149円台前半で小動き。欧州時間、ドル円は149円台前半で揉みあい。NY時間、9月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.7%上昇と予想3.6%上昇を上回り、エネルギーと食品を除くコア指数は前年同月比4.1%上昇と市場予想通りとなったことを受け、根強いインフレからFRBによる金融引き締め長期化懸念が広がった。また、米10年債利回り

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ドル円、9月米PPI(卸売物価指数)予想上振れで149円台回復。

ドル円、9月米PPI(卸売物価指数)予想上振れで149円台回復。


【10/11相場概況】東京時間、ドル円は、時間外の米10年債利回りの低下を受け148.42円まで下落となるが、その後、本邦実需勢の買いが断続的に観測され、日経平均や中国・香港株などの上昇もあり148.97円まで上昇。欧州時間、「中東情勢を巡る地政学リスクの高まりから、米国債にリスク回避目的の買いが観測された」との報道もあり、米10年債利回りが低下すると、ドル円は148.57円まで下落。NY時間、

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