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米10年債利回り上昇受け、ドル円緩やかに上昇。


【10/18相場概況】

東京時間、ドル円は本邦長期金利の上昇でじりじりと下押しする中、7-9月期中国国内総生産(GDP)などが予想上振れると、人民元高・ドル安が進み、ドル円は一時149.48円まで下落。その後は、押し目買い意欲も強く直ぐに149.60円前後まで買い戻された。欧州時間、ドル円は底堅く149.70円前後で小動き。NY時間、米10年債利回りが4.925%前後まで上昇するとドル買いが優勢となり、ドル円は149.93円まで上昇。

【10/19相場観】

昨日は、新規材料がない中、米長期金利の上昇を受けドル円は150円手前で堅調推移。150円超では、政府・日銀による円買い介入が警戒されるが、一度150円をタッチするまでは堅調が続きそう。国内FX業者の開示している個人投資家のドル円ポジションが、円買い介入や値ごろ感から売りが多くなっている。仮にドル円が下がった場合は、個人投資家の売りポジションは買い戻される(決済の買い注文)ため、マーケットでは上昇要因となる。個人投資家のドル円売りポジションが踏み上がる(損決済の買いで相場が上昇)までは、天井は付けないのではないか。
 
日足一目均衡表では、「三役好転」継続。昨日、転換線と基準線が接近している事が気になると解説したが、高値でのレンジ相場が継続しており、状況は継続。テクニカル的にみると150円を水平にしたアセンディングトライアングル(上方三角形)形成にみえる。テクニカル的にも150円突破は時間の問題か。

昨日と同様にドル円の上値目途計測。計測値は、A=127.21-137.91-129.63・B=129.63-145.07-137.23・C=137.23-147.37-144.43・D=144.43-147.87-145.89。150円突破後の目標が、10/3の高値150.16円で、次が150.69円(C61.8%)。

情報・目標値段など、随時X(旧Twitter)で公開。
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20231019執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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