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須永和宏
2021年1月31日 13:57
わたしがあなたを忘れることは決してない。 見よ、わたしはあなたを わたしの手のひらに刻みつける。 イザヤ書49章15節~16節 静かに語りかけているこの聖句を読むと、だれもが例外なく慰めと勇気をいただけるのではないでしょうか。実はこの直前に女が自分の乳飲み子を忘れるで
2021年1月28日 15:04
必ず、わたしはあなたたちのために 天の窓を開き祝福を限りなく注ぐであろう。 マラキ書3章10節「天の窓」とは、なんと美しい言葉でしょう。こんな詩的な言葉に出合いますと、なぜか心がほっとします。その後に「祝福を限りなく注ぐであろう」という約束の言葉がつづいていますので、「窓」を開いてくださるそのお方は、神さまであることが、すぐに見てとれます。 「天の窓」
2021年1月25日 18:00
言っておくが、人は自分の話したつまらない言葉についてもすべて、裁きの日には責任を問われる。 マタイによる福音書12章36節最後の審判の日には、私たちが生きていたときに話したすべての「つまらない言葉」が裁きの対象となるというのですから、一見、イエスさまの言葉はなんと厳しく響くことでしょうか。では、実際、その「つまらない言葉」とはどのような言葉を指すのでし
2021年1月23日 15:11
わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。 イザヤ書43章4節(新改訳)新共同訳では わたしの目にあなたは価高く、貴く わたしはあなたを愛しとなっていますが、ここでは、あえて神さまの真意をストレートに表現している新改訳を掲載しました。もし、どこからともなく明瞭な声で「わたしの目にあなたという存在は高価で尊いのですよ」と語りかけられ
2021年1月21日 16:16
わたしのこれらの言葉を聞くだけで行わない者は皆、砂の上に家を建てた愚かな人に似ている。雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家に襲いかかると、倒れて、その倒れ方がひどかった。 マタイによる福音書7章26節~27節温暖化という言葉が叫ばれはじめてから、すでに数十年。とうとう十代の環境活動家が世に現れるに至りました。そう、それはグレタ・トゥーンベリさんです。今
2021年1月19日 16:54
わずかな試練を受けた後、豊かな恵みを得る。 知恵の書3章5節臨床心理学という科目の中に「自己理解」を深める単元があって、私は大学の講義で必ず「人生曲線」というワークショップ型の体験学習を取り入れていました。どの学生も意欲的に取り組んでくれるので、あっという間の1コマでした。では、具体的にどんな体験学習だったのでしょうか。それまでの自分の歩みを振り
2021年1月17日 14:17
天使は言った。「恐れることはない。ザカリア、あなたの願いは聞き入れられた。あなたの妻エリザベトは男の子を産む。その子をヨハネと名付けなさい。その子はあなたにとって喜びとなり、楽しみとなる。多くの人もその誕生を喜ぶ。」 ルカによる福音書1章13節~14節この記事は、洗礼者ヨハネの誕生が天使によって父ザカリアに告げられた場面です。ヨハネの父は祭司職を務めてい
2021年1月15日 15:08
わたしの思いは、あなたたちの思いと異なりわたしの道はあなたたちの道と異なると 主は言われる。 イザヤ書55章8節🔹神の思いと人の思いここでは神さまの思いと人の思い、神さまの道と人の道とが対比的に述べられています。その直後の9節でも、さらに念押しするように天が地を高く超えているようにわたしの道は、あなたの道をわたしの思いはあなたたちの思いを、
2021年1月14日 17:12
🔹見守る神見よ、イスラエルを見守る方はまどろむことなく、眠ることもない。 詩編121編4節冒頭に掲げた詩編は、目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。わたしの助けはどこから来るのか。わたしの助けは来る天地を造られた主のもとから。 (詩編1節~3節)という、あの有名なことばから始まっています。しかも、この121編では「見守る」という言
2021年1月14日 16:06
あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる。 ヨハネによる福音書16章20節🔹お久しぶりですKさん。あれからだいぶご無沙汰しました。その後、お変わりなくお過ごしでしょうか。過日、教会でKさんの信仰のお友達Sさんから、ご主人を亡くされたという話を聞いて、びっくりしました。せめてお悔やみ方々、一筆励ましのお手紙を書こうと思いつつ年が明け、こん
2021年1月10日 16:21
わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。 ローマの信徒への手紙4章3節~4節🔹コロナ時代の到来この聖パウロの手紙は、今まさに私たち人類へのメッセージとして受けとめることができるのではないでしょうか。なぜならば、私たちは今、コロナ感染というパンデミック危機の真っただ中を生きているからです。このような苦