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記事一覧

人生は「意味つけたい放題プラン」である

人生は「意味つけたい放題プラン」である

みなさん、ごきげんよう。

今回は先日開催した「TANDENラボ スペシャルゲストトーク」の様子をお届けします!

毎回スペシャルなゲストをお招きして送りしているこのプログラム。
今回は、東日本大震災の新しいかたちでの法要・ともしびプロジェクト(※)代表 杉浦恵一さんに来ていただきました。

ぼくが杉浦さんに初めてお会いしたのは数年前ですが、その時から現在に至るまで印象は変わらず、「軽やかな人」。

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弱さと強さをめぐるノート

強者と弱者がいるのではなく、ただ弱者がいる。強者とは、弱者を叩く弱者でしかない。
弱者は強者になるのではなく、弱者でも強者でもない人になろうとした方がいい。コンプレックスをバネにして頑張るのではなく、コンプレックスを解体してしまうことのできる「場」を見出す方がいい。

コンプレックスを解体してしまうことのできる「場」は、どこにあるのか。
コミュニケーションのなかにある。もっと端的な言葉で言ってしま

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「私」とは「身体を乗りこなす騎手」である

1.「私」とは「身体を乗りこなす騎手」である何をやるにも「私が私の意志でやっている」と思い込むと充分なパフォーマンスが発揮できない。疲れやすくなる。さらに間違うことが多くなる。なぜか。
簡単だ。「私」という奴がしょうもないからだ。どうしようもない視野狭窄。不平不満、不安に満ちて冷静な判断ができない。
おれは、重要な判断をするとき、「私」などというしょうもない奴のことは放っておく。心身の片隅に追いや

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目的は何もしないでいること

端的に、誰もが、忙しすぎるのである。単純に、まずは、忙しさを手放すことから始めねばならない。そうは言っても、もちろん、生活から離脱するわけにはいかない。さて、どうすればいいだうか。

ひとつの答えは、無駄なことに心を開く、ということだ。
何でもいいが、何か無駄なことをやった瞬間、そこにぽっかりとヒマが現れる。
朝、起床前、ベッドで雨の音を聴けば、そこにヒマが現れる。
通勤時、一駅前に降りて歩いて会

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7月25日 「失恋のかなしみを、振り回したらいけないよ。」

7月25日 「失恋のかなしみを、振り回したらいけないよ。」

これは、べつに恋愛のはなしだとか、そういうんじゃないんだ。でも、きっとそのほうが伝わるだろうから、あえて恋愛のはなしをしよう。失恋のかなしみを、振り回しちゃいけないんだ。振り回されるのはいい。つまりは、そういう話さ。

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対話をめぐる断想

1.対話における言葉には<自性>がない例えるなら、対話において、言葉は蜘蛛の巣のように結び合っていて、意味とは、獲物がかかったときの振動のようなものである。
振動は局所的に起こるのではなく、巣全体に伝導する。蜘蛛は巣の何処に居ても、獲物がかかったことを知ることができる。
言葉には自性がない、とは、こういうことである。

意味は、A=Aという自同律に閉じることはない。辞書を思い浮かべればよい。Aとは

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安く救われるな、ちゃんと絶望しよう。

安く救われるな、ちゃんと絶望しよう。

見ず知らずの他人を刺したり焼いたりして救われる程度の絶望なら、お前をそんなに苦しめたりしないんだよ。お前の絶望は、そんなに浅いもんじゃないだろ。いいか、安く救われるなよ。ちゃんと絶望しよう。そのグチャグチャの臓器を、一緒に見よう。だからそこから、けして目を逸らすな。

↑のつづき

もくじ_____

『ぷろおごマガジン』は、「月1時間の余暇」を浮浪者のくだらない戯言に払える「大人」向けです。物好

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北海道標茶町に移住します。狼の暮らしていた7000坪の土地に犬たちと引っ越します。

北海道標茶町に移住します。狼の暮らしていた7000坪の土地に犬たちと引っ越します。

やっと書くことができました。

やっと発表することができました。

北海道標茶町に移住します!!!

3月20日頃、千葉県から北海道標茶町へ移住が決まりました。

今日はこれまでの経緯と新たな土地での想いを少しだけ話そうと思います。

きっかけは去年の夏頃、以前より親交がありました標茶町で狼20頭と暮らしていた桑原康生さんから連絡があったことでした。

桑原さんはアラスカ大学で野生動物管理学を学び

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