シュタイナー美術教室OKAYAMA

子育て中の2002年に出会ったシュタイナー教育、手探りの実践・研究をはじめて20年経ち…

シュタイナー美術教室OKAYAMA

子育て中の2002年に出会ったシュタイナー教育、手探りの実践・研究をはじめて20年経ちました。 美術の専門家の立場から、これまでの取り組みを少しずつまとめて紹介できたらと思います。

マガジン

  • 指導者のためのぬらし絵Tips

    ぬらし絵を導く上でちょっと役に立つ情報を書いています。

  • いろいろ、色えほん紹介

    こどもたちと楽しんでいる「色」に関する絵本をご紹介していきます。

  • 「はぐくむ」「そだつ」に関するお話

    子どもの育ち、子育て、教育、、、など、少し広い範囲での記事をまとめています。

  • これまでの歩み

    シュタイナー美術教室おかやまのこれまでの歩みです。

  • ペーパークラフト

    年賀状に添えた干支のペーパークラフトを公開しています。ご自由にお使いください。 できるだけパーツを少なく、1枚の紙を切る・折る・貼るだけでできるように作っています。

記事一覧

自己紹介|佐藤尚宏

現在 ・シュタイナー美術教室おかやま  備前クラスあおのわ ほぼ第2、第3土曜日に開講・月1回  (年中~小学6年まで学年ごとのクラス+中学生クラスまで)  岡山ク…

ピッタリになる水の入れ方

幼児クラスで水を入れて準備を整える日々、ある日水の量をピッタリにする方法に気が付いた。 写真はビンの容量のほぼ半分まで水を入れた状態です。 口がやや細いのと底の…

作品展のお知らせ|こころのいろとせん。

シュタイナー美術教室おかやま•作品展 こころのいろとせん。 あおのわ(備前クラス)と、とちのき(岡山市上道クラス)と一緒に作品展を行います。天神山文化プラザの展…

まほうのえのぐ

「えのぐのじかん」などで子どもたち(幼児)と楽しんでいる、色に関する絵本を紹介します。 1冊目はこちら「まほうのえのぐ」 ちいさな女の子が初めて「えのぐ」を使っ…

幼児期におけるシュタイナー教育のぬらし絵の実践報告

勤め先の大学紀要に投稿した実践報告が公開されました。 ※リンクの不具合を修正しました。2023.12.21 こども園での週に1回の実践なので一斉授業形式で行っていますが、…

卒業生に贈る言葉

先日、勤め先の卒業式の後、教員がひとりひとり言葉を贈る流れになった。 うまく話せなかったこともあるし改めて文字にしておこうと思う。 「美術を通して子どもを育む」…

2023年 卯年のご挨拶

あけましておめでとうございます。 今年もひとりひとりの育ちに寄りそって、笑顔を積み重ねられるように願っています。 昨年は岡山市のクラスをスタートすることができま…

卯年_うさぎのペーパークラフト

2023年の干支であるうさぎのペーパークラフトです。 寅同様にできるだけ少ないパーツ・加工で作れるように工夫していますが、小学校低学年では難しいようです。 データは2…

寅年の年賀工作

2022年の年賀状は寅のペーパークラフトでした。 ポイントは ・できるだけ少ないパーツ→1パーツ ・できるだけ少ない手数→ほぼ折るだけ ・できるだけ少ないのりしろ→…

はじまりのお話

シュタイナー美術教室 in 備前《あおのわ》がはじまったのは2015年9月。 今年7周年を迎えました。 *シュタイナー教育では7年周期で人生を意味づけしています。 発端は…

自己紹介|佐藤尚宏

現在
・シュタイナー美術教室おかやま
 備前クラスあおのわ ほぼ第2、第3土曜日に開講・月1回
 (年中~小学6年まで学年ごとのクラス+中学生クラスまで)
 岡山クラスとちのき 月3&4年・火2年・木1年夕方開講 月2回
・しいのみこども園、とちのみこども園、かしのみ保育園にてぬらし絵講師として「えのぐのじかん」を担当
・岡山短期大学 幼児教育学科 特別専任准教授

これまでの歩み
1989年:京

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ピッタリになる水の入れ方

ピッタリになる水の入れ方

幼児クラスで水を入れて準備を整える日々、ある日水の量をピッタリにする方法に気が付いた。

写真はビンの容量のほぼ半分まで水を入れた状態です。
口がやや細いのと底の厚さがあるので半分以上入っているように見えるのですが、実際は「ほぼ半分」の量でそろっています。

どうやって入れているでしょう?

多めに入れて、
ビンを斜めにして、
水面が底面に触れると、
半分の水の量ができあがり。

試してみてくださ

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作品展のお知らせ|こころのいろとせん。

作品展のお知らせ|こころのいろとせん。

シュタイナー美術教室おかやま•作品展

こころのいろとせん。

あおのわ(備前クラス)と、とちのき(岡山市上道クラス)と一緒に作品展を行います。天神山文化プラザの展示室という立派な会場で、初めての本格的な作品展といえます。
「ぬらし絵は描いている過程が大切なのであって、残った作品はある意味で抜け殻のようなもの」という意見もあります。一方で画用紙の上に残った色の広がりや筆の動きは、こどもたちが描いて

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まほうのえのぐ

まほうのえのぐ

「えのぐのじかん」などで子どもたち(幼児)と楽しんでいる、色に関する絵本を紹介します。

1冊目はこちら「まほうのえのぐ」

ちいさな女の子が初めて「えのぐ」を使っていると、虫や動物たちが寄ってきて,,,というお話し。
作者は林明子さんなので、ご存じの方もたくさんいらっしゃると思います。

「じぶんらしさ」へのながれ

うまいか、へたか、という価値観を避けてくれているのは、まぁ当たり前なんですが、

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幼児期におけるシュタイナー教育のぬらし絵の実践報告

幼児期におけるシュタイナー教育のぬらし絵の実践報告

勤め先の大学紀要に投稿した実践報告が公開されました。

※リンクの不具合を修正しました。2023.12.21

こども園での週に1回の実践なので一斉授業形式で行っていますが、進め方を変えれば家庭でも実践できると思います。
道具関係やちょっとしたコツなどの工夫も参考になれば幸いです。
自分でやってみて「こんな風に変えたよ」「こんな工夫をしたよ」などあればぜひ教えてください。

せっかくなので本文には

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卒業生に贈る言葉

卒業生に贈る言葉

先日、勤め先の卒業式の後、教員がひとりひとり言葉を贈る流れになった。
うまく話せなかったこともあるし改めて文字にしておこうと思う。

「美術を通して子どもを育む」という領域でいろんな事柄を学んだと思いますが、いちばん大切なのは多様性を大切にすることだと思います。
作品づくりは、ひとりひとりが「私」を内から外へと取り出していくようなところがあります。
取り出した「私」を見て、触って、感じて、確かめて

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2023年 卯年のご挨拶

2023年 卯年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
今年もひとりひとりの育ちに寄りそって、笑顔を積み重ねられるように願っています。

昨年は岡山市のクラスをスタートすることができました。
それを機に会の名称を「シュタイナー美術教室おかやま」に改め、備前の「あおのわ」(月1回土曜日)、岡山のとちのき(月2回、平日)の2つのクラスを運営しています。

Webサイトも「シュタイナー美術教室おかやま」として整理・拡充して活

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卯年_うさぎのペーパークラフト

卯年_うさぎのペーパークラフト

2023年の干支であるうさぎのペーパークラフトです。
寅同様にできるだけ少ないパーツ・加工で作れるように工夫していますが、小学校低学年では難しいようです。
データは2つ取りにしています。
ご自由にお使いください。
#ペーパークラフト #卯年 #うさぎ #ウサギ

寅年の年賀工作

2022年の年賀状は寅のペーパークラフトでした。
ポイントは
・できるだけ少ないパーツ→1パーツ
・できるだけ少ない手数→ほぼ折るだけ
・できるだけ少ないのりしろ→3箇所だけ
という事で作ってみました。
小学生の反応は、、、
⇒慣れていないとなかなか難しかったようです。

画像は工作用のプリンター用紙「A4] に印刷するためのJPEGです。ご自由にご利用ください。

はじまりのお話

はじまりのお話

シュタイナー美術教室 in 備前《あおのわ》がはじまったのは2015年9月。
今年7周年を迎えました。
*シュタイナー教育では7年周期で人生を意味づけしています。

発端は「子どもたちにぬらし絵の豊かな世界を体験させてあげたい」という2人のお母さんの想いからはじまりました。

当時の岡山県の状況は《つむぎの森》さんが岡山市内で子どものクラスを開いておられました。岡山で子ども向けクラスの問合せがある

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