良いプロダクトが売れない理由の9割はコレと思う
日本のベンチャー企業、スタートアップで、とても良い商品、プロダクト*は多数あります。
にもかかわらず、全く売れてないプロダクトがあります。
僕はそういう商品が売れない理由の9割は”これ”だ、と思ってることがあります。
今日は、そのことについてnoteを書かせて頂きます。
最初に結論を言いますね。
結論
僕があるビジネスコラムで出会った名言があります。
この名言にはとても納得させられました。
そして、僕の実体験とも非常にマッチしてるなと思っています。
また、この名言が、先ほど書いた”結論”に、そっくりそのまま当てはまります。
こういう言葉でした。
僕は「なるほど」と思いました。
確かにそうやな、と。
この言葉は、起業してからというもの、とても良い意味で常に頭に張り付いています。
以降で、詳細に体験談や理由などを書かせていただきます。
ご興味持っていただいた方は、読み進めて頂ければ嬉しいです😃
▶︎ 地下5階のうまいラーメン屋は売れない
僕はよくこういう例えをしています。
自社で新サービスをする場合などで、
「地下5階でラーメン屋をやってると、売れない」
という例えです。
当たり前ですよね😅
例えば、僕らのようなスタートアップは、基本的にプロダクトがスマホのアプリやWebアプリだったりします。
オンライン上のサービス展開やと、気づかないんです。
自分たちが、地下5階でサービス展開をしてしまっていることを。
なので、とても注意が必要です。
僕の実体験
上記の名言に出会ったときの、自分の状況をお話させて頂きます。
当時僕は、とても技術開発を一生懸命取り組んでいたアプリがありました。
結論から言うと、そのアプリは全く売れませんでした。
技術的にもビジネスコンセプト的にも非常に良いものだったと思います。
でも、全く売れませんでした。
その理由は 詳細に言えば 多々あると思います。
が、やはり、理由 の90%はシンプルに
「お客さんに知られなかったからだ」
ということを感じています。
表現が悪いかもしれませんが 、
「技術的なレベルは低くても、お客さんの認知をうまく得ることができたプロダクトというのは、やはりビジネスとして伸びたな」
という実感があります。
侮ってはいけない「知ってもらう」ことの難しさ
先ほど、
「地下5階でうまいラーメン屋をやっているようなものだ」
というような表現を使いました。
どれだけ美味しいラーメン屋であっても、地下5階 じゃダメなんやなと感じてきました。
そこの理由を、もう少し書かせて頂きます。
▶︎ お客さんに優しいスタンス
当然の話として、
「地下5階にある時点で、お客さんに知ってもらいにくい」
というのが、非常に非常に大きな問題です。
(当たり前ですね😅)
その問題解決のために、地下5階にあったとしても、潜在顧客に知ってもらうぐらいの PR が必要になってきたりします。
その結果、万が一、知ってもらえたとします。
しかし、地下5階にある時点で、お客さんに地下5階まで降りてきていただかないといけないです。
様々な意味で、お客さんに対して優しくない アプローチになっています。
駅前に立地しているラーメン店とは、雲泥の差です。
全ての問題の根本は「地下5階にあること」です。
つまり、「認知獲得に失敗している」状況から始まっていることです。
スタートアップにとって、「認知の獲得」はかなり初期に遭遇する大きな課題です。
この認知獲得という課題に対して、地下5階は、非常に大きなハンディキャップを抱えていることになります。
「地下5階」
という表現ならば、その問題は誰でも気づくんです。
「そりゃ、あかんやろ」
と。
ただ、スマホアプリやWebアプリなどのインターネット上のサービス展開になってくると、なかなか気づけないという実態があります。
つまり、
「自分が地下5階にいると気づかないまま」
ビジネスをしてしまっているスタートアップが大勢いるんです。
そういう人に限って、膨大な時間と金を費やして、プロダクト開発ばかりしているんです。。。
かなり怖い状況ですよね。。
かつての僕が、まさにそうでした。
▶︎ プロダクト開発ばかりやってしまう
日本人気質 という言葉で片付けれるのかどうかは分かりません。
しかし、僕 含め 周りの起業家の友人も多くは、プロダクトを作り込むことは真面目にやっているように思います。
技術的に高いものにしたり、バグを少なくしたり、デザインを良くしたり、ということです。
プロダクトを作り込むことが好きな
「職人気質が多い」
とも感じますし、
「良い商品でないと、マーケットに出してはいけない」
という意識も感じます。
また、プロダクトのクオリティを良くすると、妙な満足感を得てしまいます。
それだけで、仕事をした気になってしまうんです。
しかし、ここが少し問題なんです。
その努力の30%でもいいので、
「お客さんの認知を得る、お客さんに知ってもらうという、努力に費やすべきだ」
と、体験談から痛感してきました。
僕自身の実体験、失敗談からしても、「プロダクト開発に時間を使いすぎた」と感じています。
美味しいラーメンは、それはそれで素晴らしいんです。
間違いありません。
けれども、ラーメンの味をちょっと良くする努力をするよりは、地下5階での出店をやめて、人通りの多いところに出店すると努力と工夫に費やすべきでしょう。
もしくは、屋台でもいいので 駅前に出店するような努力をすべきではないかなと思っています。
スライドで説明
最初のテーマに戻ります。
非常に良いプロダクトだったとしても、やはり 売れてないケースはシンプルに”知られていないから”だと思います。
「お客さんに知っていただく」
つまり、”認知を獲得する”というのは非常に大きな課題なんです。
少し スライドで説明させて頂きますね。
大体、ビジネス、特に新規事業、起業のフロー というのはこういう形になっています。
(厳密に言うと少し違うんですが、今回は簡潔な説明のために、敢えてシンプルにさせてもらっています🙇♂️)
① お客さんに知っていただくという認知拡大のフェーズ。
② そして、知ってもらった人の中から潜在顧客になってもらうというリード獲得のフェーズ。
③ 次に、実際に契約してもらうという受注のフェーズ。
④ 発注してくれたお客さんに満足していただくという顧客満足のフェーズ。
⑤ 満足して頂いたお客様に、さらにもう一度発注していただくという リテンションのフェーズ。(リピーターのようなイメージ)
このような 5段階 ぐらいの流れになっています。
この流れをご覧いただくとお気づきかと思います。
ビジネスを拡大させるには、認知の獲得、認知の拡大が最初なんです。
認知拡大が入り口で、これを経ないと、受注や顧客満足には繋がらないんです。
プロダクトを磨き上げる、とても良いプロダクトにする、というのは、言うなれば、4番目にくる顧客満足のフェーズのみの話なんです。
そうではなくて認知拡大に対する努力をしっかりやるということが、僕が強調してお伝えしたいことになります。
最後に
僕は、起業するまで、この認知 獲得ということが、こんなに大事だと知りませんでした。
「良い商品を作りさえすれば売れる」などと勘違いしていました。
僕は、このことに長い期間気付けずに、膨大な時間と金を浪費してしまいました。
本当にただの”浪費”に近かったです😭
数々の失敗を経験し、今は、いかにして認知を獲得するか、そこのスキルも含めてとても重要なことだなと強く認識しています。
これから起業する人に少しでも参考になればと思い、noteに書かせていただきました。
ご参考になれば嬉しいです 😃
今日も読んで頂いて有難う御座いました😃
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