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バスケットボールコーチの学び

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バスケットボールの指導者や保護者の皆様の悩みや問題解消のお手伝いになったらいいな~と思って綴ってます
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#バスケットボール

バスケットボール競技の性質から見える個性

バスケットボール競技の性質から見える個性

バスケットボールにはシューターと呼ばれる選手やスコアラーと呼ばれる選手がいます。
どちらも点を取る選手の意味ですが呼び名が違うとタイプも違いそうですね。
そこでちょっと立ち止まってバスケットボール競技の性質を考えてみましょう。そしてそこから選手の個性も考えてみましょう。

この3人の選手、NBA屈指の点取り屋さんですね。
カリーは3ポイントの名手、ジェイムスはダンクも含めた力強いドライブの名手、デ

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シュートクリニックプログラムの説明

シュートクリニックプログラムの説明

我々指導者は選手に対して、どうしても教えた事をやってもらいたい、と考える思考が強い
しかしどうだろう?教えた事を忠実にやってくれる選手が育つ確率の方が低いんじゃないだろうか?
もしその確率を上げるとしたら、まずは指導者が「選手を知る」事を先にするとあがるのではなかろうか?
そしてその確率をさらに上げる為に「考える力」を身に付ける指導を心掛けた方が良いと思う
特に日本は、気質上、教えられたことをちゃ

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何でもいいのであった方が良い哲学

何でもいいのであった方が良い哲学

20年前に図書館に通い、バスケットボールは人が生きる為に必要なものか?を探し求めて情報を集めました。
その理由は、母の「男は40歳にして立つ」という言葉を受け、40歳を前に何かお世話になったバスケットボール界に対して何か恩返し事業ができないものかと考えたからです。
しかし、その自分で出した「人が生きる為に必要なのか?」という問いを解明するのが結構大変でした(笑)
が、そのお陰でバスケットボールとい

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先人からの教えに学ぶ

先人からの教えに学ぶ

皆さんはご覧になった事はありますか?
検索すると直ぐ出てくると思います。
読んでるとどこか思い当たるところもあるし、そうなったらいいな~という希望を感じたりしませんか?

西田がバスケットの指導を志すにあたって、参考にしたものの一つです。
理由は、先人が残してくれた事には意味がある。
そこから始める事の方がより自然だなと考えたからです。
実行は難しかったですね。
特に我々が勝つ為に指導する事もあり

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日本では生まれ難いスーパースター

日本では生まれ難いスーパースター

少し語弊があるかもしれません。。。(笑)
と前置きをしてお話します。

ラリー・バードとルカ・ドンチッチ

この二人は世代を越えてバスケットボール界のスーパースターです
マジックジョンソン
マイケルジョーダン
レブロンジェイムス
など、運動能力の高いと思われる選手に比べると
ジャンプ力、クイックネス、アジリティ、瞬発力などの身体能力は決して高いとは言えません。

では何故彼らがスーパースターとなっ

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脳を活かすトレーニング法

脳を活かすトレーニング法

本能
生きる為に食事を摂る、生きる為に寝る、生き残る為に種の繁栄活動をする

そんな人間には、植物や他の動物とは違って脳が発達しています。
その脳が、その本能をコントロールしたりするみたいだな~、そこはスポーツにも活用できそうだな~、スポーツによる人の成長に関係があるんじゃないかな~と仮説をたてて20年、茂木先生の「脳を活かす勉強法」を片手に活動をスタートしました。

その活動を通して今、改めて宗

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戦略を感じる中国女子バスケット

戦略を感じる中国女子バスケット

2023年アジア大会成績からみる
U-16
日本 対 中国 70 対 44
U-19
日本 対 中国 75 対 58
フル代表
日本 対 中国 71 対 73
数字を並べてみるだけでも感じる中国バスケットボール界の戦略
6連覇をかけたフル代表のゲーム、残念ながら2点差で敗退
でもそれは、10年以上前から中国は戦略を組んで育成してきた結果かもしれない。
そう理解しても良い数字の並び方

フル代表のゲ

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チーム作りに大切なこと

チーム作りに大切なこと

ここで紹介する資料は、2020年11月東大阪中小企業会長倶楽部の勉強会において大商大バスケット部の取り組みをご紹介させていただいた物です。
これを参考にチーム作りをする際に大切にしている事を書いてみます。

まず始めに我々は民主主義国家に生活しているので「自由と平和と平等」を前提にしています。
そしてそれぞれを「自由を個性」「平等をチーム」「平等を時間」としてプログラムを作りをします。

また、個

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リーダーシップを育む理由

リーダーシップを育む理由

本能
人間には「生きる為に守る」という本能があります。
蛇の怖さも知らないのに、蛇を見たら逃げるなんて行為もそのうちのひとつ
で、その本能がそのまま人のコミュニティで表れると、我が身を守る為に他者を傷つけるという事にもなります。

でもその本能には、他者(子供)を守るというものもあります。
子孫を残す為に、自分以外の人間を育てるというものですね。

という事で、人が住みよい街を形成する為には、他者

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バスケットの基準 どこで勝負する?

バスケットの基準 どこで勝負する?

がっちゃんの指導動画、これと今、NBAプレイオフで戦ってるマイアミヒートのジミーバトラー選手と被る

シュートチョイスとスキルは「ニコイチ」
一緒に学んでおいた方がいい
というのも、シュートをチョイスをしたけれど、そのシュートの質が低かったという事も多々ある。

プロの試合を見てても、そんなシュート練習でやってんのかな?
やってるとして何本連続で決めてるんだろう?と思わされる事もある。

もし練習

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クリニックで気をつけてる事

クリニックで気をつけてる事

コーチはお腹減りました
疲れたので休憩しよう
眠いね
休んどこう
もう止めようか
シュートクリニックではこんな言葉を投げかけます。
その理由は、子供達の欲求に寄り添う事が目的です。

レッスンを真面目に受ける。
ちゃんと話を聞く。
言われた事をしっかりやる。
それは子供達も分かってるけど、個々に湧いてくる感情は否定できないし隠せない。
だから一見偉そうにみえるコーチがその欲求を肯定しておきます。

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答えはあなたの中にある:レイカーズの速効から何をキャッチするのか?

人ぞれぞれに興味や好み、そして学びの違いで同じ場面を見てもキャッチするところは違うし違っていい。それを一つにする必要はない。

ちなみに、西田は、八村選手のキレのあるダンクに
「レブロンと日々一緒に練習してるとダンクも変わってくるんだろうな~」なんて思ったり

ディフェンスの選手がハリバックする姿勢と思考に
「どんな性格なんだろう?よく走って帰ってきたよな~!自分がチーム作りするんだったらこんな選
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教える前に。。。考える力を身に付ける

教える前に。。。考える力を身に付ける

バスケット界でもシュートフォームに拘りをもって指導されるコーチは増えました。
昭和の時代に比べると随分環境が良くなりました。
それにSNSの進化もあって、日本に居ながらNBAなどで活躍する選手やコーチの指導動画も見れるようにもなり、学び向上したいと思う人にとっては最高じゃないでしょうか?
表紙はゴールデンステイトウォリアーズのスティーブカーヘッドコーチ、元シカゴブルズのシューターです。
次の二枚は

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整える為に大切な5分

整える為に大切な5分

Shooting Garage 1時間のレッスンはじまりには必ず5分間のチェアシュート(椅子から立ち上がりながらのシュート)を行います。
その理由はレッスンの始まりに、怒ったり、注意したりしたくないからです。
レッスンが始まるまでの時間の過ごし方は、お母さん、お父さんが運転される車の中で寝てくる子、チームの練習で疲れてくる子、友達と遊んでテンション高めてくる子など時間の過ごし方はそれぞれです。

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