幸せは「掴む」よりも「捉える」
column vol.1196
最近、とある方から、こんな問いかけをいただきました。
…はい、残念ながら…全然思った通りではありません…(悲)
若い頃はコンプレックスの塊だったような気がします…
では、今はどうかというと日々不安や不満はあるにせよ、比較的「幸せ」だとは感じられています。
…もちろん、…今も相変わらず…、思った通りの人生ではありません…
ただ
と、考え方が変わっていることは確かです。
「捉える」とは何か?
今日はそんなことについて語りたいと思います。
「幸せ」は移り気である
例えば
としたら、幸せでしょうか?
望んでいるから、「幸せを掴んだ」と言えるでしょう。
一方、意気揚々と入社して
としたら、どうでしょう?
「こんなはずじゃなかった…」と悲しみに打ちひしがれるかもしれませんね…
でも、そこで本当に自分のやりたいことを見つけて、素晴らしい職場に出会えたとしたら
と幸福感を噛み締めるかもしれません。
つまり、「A社に入った」という事実は変わらないのに、その後の経験によって幸福か否かは変わっていく。
事実そのものではなく「どう捉えているか」で幸せかどうかは決まるとも言えます。
そんな風に思うのです。
ハーバードが教える「幸せ」の3ヵ条
ハーバード大学に、幸せとは何かを追求する「ハピネス・ラボ」というのがあるのですが、そこで掲げられている「幸せになるための3つの教訓」が、その考え方の後押しになってくれています。
〈lifehacker / 2023年11月7日〉
(1)の「日課を大切にする」とは、幸せは日々の当たり前の中に潜んでいるということです。
皆さんもコロナ禍で、当たり前だったことができなくなり、ストレスを感じたことがあるかと思います。
ちなみに、空気のように当たり前になっている幸せを再発見する方法に「ネガティブヴィジュアライゼーション」というメソッドがあります。
〈lifehacker / 2024年1月15日〉
当たり前にあるものを「ない」とイメージする。
例えば、冷蔵庫がないことを想像してみる。
お風呂がないことを想像してみる…
スマホ&インターネットがない世界を想像してみる……
「充分、幸せっす、、、(涙)」と思えてきますね…
「幸いにも○○だ」発想法
(3)の「お金で幸せは買えない」というのも同じですね。
多くの人は「お金で愛は買えない」と思っているような気がしますが、時々「お金で愛は買える」と仰る方に出会うこともあります。
真実は私にはよく分かりませんが、いずれにせよ「どう捉えているか」というのがポイントになるでしょう。
お金の増減もそうです。
年収800万円を境にして、幸福感が歩留まりするという説も、年収が高くなればなるほど「失う恐怖」が芽生えてくることが原因と言われています。
これも「お金があることに対してどう感じているか(捉えているか)」次第。
そして極め付けが(2)の「後悔から身を守る」でしょう。
後悔とは過去の話。
身を守るには「捉え方を変える」しかありません。
では、どのように変えるのか?
今現在も含めてポジティブに思考を転換する方法として、最近、面白いと思ったのが、「『幸いにも○○だ』発想法」です。
〈現代ビジネス / 2024年1月16日〉
こちらは、『世界は経営でできている』の著者で、慶應義塾大学商学部准教授、岩尾俊兵さんの思考法。
一例として日本の社会課題として頻繁に取り上げられる「超高齢社会」について、岩尾さんはこのように発想転換されています。
つまり、どんな問題も一旦は「幸いにも○○だ」と無理やり良い文脈に変えると、何か光明が差し込む可能性が生まれるということです。
まさに「捉え方」のトレーニングと言えるでしょう。
未来は「希望」。「幸せ」は過去現在
というのは「掴んだ瞬間」から過去になります。
つまり、「掴む」というのは「未来」の話で、掴んだからといって幸せになる確証は得られません。
でも、「希望」であることは間違いない😊
希望があることでワクワクする人生を歩むことができます。
そこで希望通りの今がやってくれば良いわけですし、望みが外れても「結果、良かった」と思うことができれば「幸せ」なのです。
最近、とある知人から、こんな話を聞かされました。
と、どうやら学歴に対する捉え方が変わって、幸福感が増したようでした(笑)
でも、一方で自慢の大学を出て誇らしいBさんも今が幸せなら良いと私は思います。
私はそんな気持ちです😊
私は捉え方のトレーニングをしたわけではないですが、ラッキーだったのは社会的に超一流と言われている方々とお付き合いできる機会があったことでした。
一見キラキラしている方々の、さまざまな面を見るうちに、自然と捉え方が昔よりかは上手になったのかな?と感じています😅
いずれにせよ、幸せとは自分次第と思う今日この頃なのです〜
本日も最後まで読んでいただき、幸せでした🙇🏻
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