「ルーツ」を貯蔵する美術館の意義
vol.16
note仲間のスギオカカズキさんが、最近NFTアートの活動に力を入れていることもあり、この分野に対する興味が湧いてきています。
その中で私が特に注目しているトピックの1つが、日本初のNFTの美術館「NFT鳴門美術館」。
こちらは今年の初め、自分の歴史や思い出の品、美術品などをNFTや美術館の金庫で保存ができる新しいサービス「Personal History Storage」を開始したことで一気に知られるようになった気がします。
〈J-WAVE / 2023年7月7日〉
自身のルーツ、これまでの人生の道のり、子孫へのメッセージ、人生の過去、現在、未来を見つめ直すきっかけ。
今まで生きた証を未来へと紡ぎ、1000年後、数万年後も生きるデータベースを作り上げるというのがプログラムの目的となっています。
ということで、現物は80年間の保存なのですが、デジタルアーカイブは無期限での保存を予定しているのです。
10年前から「自分史」をつくるブームはありましたが、NFTなら適切に管理され、色褪せません。
そして何より、後世に残すことができます。
40代後半という今の自分の年齢は、過去もあるし、未来もあるという、ちょうど中間点。
だからこそかもしれないのですが、自分の先祖代々の歴史に興味があり、さらにそのヒストリーを後世につなぎたいとも思っています。
なぜなら、断片的に聞く先祖の記憶を親から聞くことで、過去の成功談や失敗談が自分の生活に活かせているからです。
とか。
など。
もちろん、代々受け継がれた話が史実として正しいかどうかはあるかとは思いますが…
最近は株式会社ジーンクエストの個人向け遺伝子検査キットなど、昔に比べて遥かに遺伝子レベルから自分のルーツを探れるようになってきました。
今後は、科学のますますの発展により、自らの「ルーツを知り、ルーツを継承する」という人々の潜在欲求が、大きなマーケットをつくり出すような気がしてなりません。
つまり「ファミリー・ヒストリー・マーケット」ですね😊
このnoteもある意味、家系マーケットの一端を担うかと思いますので、自分と血のつながった後世の人たちの何か少しでもヒントになれば良いなぁと密かに願っています。
ちなみに、NFT鳴門美術館ではAIアートなど最新のテーマの作品も展示されています。
気になった方は、まずはWebサイトにアクセスしていただけると幸いです。
〈NFT鳴門美術館 / Webサイト〉
それでは、良い日曜日をお過ごしくださいませ!
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