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世の中どうよ

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世の中、社会、不満もありましょう。憤りもありましょう。ほっとするニュースがあればいいですね。自分もその中に確かに存在する、その世の中。少しでも別の視点があれば、シェアしたいなと思…
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2023年3月の記事一覧

WBCチームが羨ましい

WBCチームが羨ましい

WBC(最高の世界野球)大会が終わった。やはり自国チームが勝つと盛り上がる。私も片手間ではあったが、楽しませてもらった。ただ今回は、質的にも教えられることが多かった。
 
年長の経験者が、へりくだり、よく選手全体の世話をしたこと。その場にいられなかった仲間との一体感すら伝わってきたこと。監督も選手とのコミュニケーションをよく図っていたこと。その監督が選手を、選手が監督を強く信頼していたこと。目標は

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3月20日

3月20日

同じ日付だからと言って、思い出さねばならない決まりはないし、「同じ」という感覚も極めて人為的なものでしかないのだが、カレンダーが巡ってくるたびに、その同じ日付の出来事を思い返すのは、仕方がない性なのかもしれない。
 
福岡で大きな揺れを体験した、あの地震。そして、地下鉄サリン事件。
 
前者は、2005年のこの日付の日に起きた。日曜日だった。しかも朝の礼拝の時間だった。ちょうど、「こども説教」とい

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耳ざわりのよい言葉

耳ざわりのよい言葉

耳ざわりのよい言葉について考えてみる。
 
などと言うと、クレームの嵐が襲ってきそうである。「流れに棹さす」とか「気の置けない」とか、正反対の意味に勘違いして使われる言葉が、毎年言葉の調査で報道されるが、「耳ざわり」もその部類であるかもしれない。推測するに「耳触り」だと思い込んでの誤用であり、「耳障り」という意味を思いつかない人たちの使い方ではないか、という気がするが、的を外しているかもしれない。

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他者と自己

他者と自己

対面セールスで「お母さん」と若手社員がご婦人を呼ぶ。「私はあんたを産んだ覚えはありません」とぴしゃり。こうしたお笑いネタは、実はごく日常的であるとも言える。
 
ある人は、子どもを前にしては母親であり、自分の母親を前にしては娘と呼ばれる。生徒を前にしては先生であり、姉がいれば妹となる。会社で部下がいれば上司であるだろうし、売る店の中に来れば客となろう。
 
人は、本当に自分一人であったとしたら、自

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