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サステナビリティ科学の2020年代初期の現状と課題
環境科学会誌の論文にまとめたサステナビリティ科学の現時点(2022年頃)の現状と課題をさらにまとめてみました。これらは過去20~30年の研究や社会動向をふまえたうえでの認識を示すものです。
サステイナビリティに関する研究対象が拡大し、複雑な人間‒地球環境システムのより包括的な理解は進められてきたものの、サブシステム間の相互作用を本格的に扱う研究は発展途上である。
人間‒地球環境システムの構造的
連載記事(1)私がBeyond Generationプロジェクトとウェブ連載を始めたくなった理由
地球環境問題が深刻化する中、将来世代のことを考えること、将来世代のための仕組みづくりをすることがより重要になっています。将来世代のための仕組みづくりのためには、科学だけでは答えられない問題に向き合う必要があり、研究を行う中で出てくる疑問や葛藤を皆さんにも知っていただき、対話につなげていくことも大切であると考え、「将来世代への責任をどう考える? ~環境研究者の向き合い方~」と題したウェブ連載を始めた
もっとみる台湾のデジタル民主主義でも使われたプラットフォームPol.isを使ってみた(Pol.isのマニュアル)
デジタル化の時代、政策議論を行ううえで、もはや審議会のような古い形態だけに頼ってはいられません。実際、海外ではデジタル民主主義向けのプラットフォームを活用していて、これらはDPPP(Digital Platform for Public Participation)などと呼ばれています。例えば、バルセロナ市などが使っていたDecidimは、日本では加古川市が最初に導入して利用されています(加古川
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