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グッズ制作について

アート活動を3年続けてきて思う事のひとつにグッズの制作販売がある。

全くの素人からアート活動をはじめた僕にとっては、
何をするにも初めて聞く言葉が多く、新鮮であり情報理解にも時間がかかる。

大きなアートフェスに参加させていただいた時、同じ出展者の方から聞いた事。Tシャツや缶バッチなんてすぐに作れるので、Tシャツの営業に来られても何も進展がないという事だった。

僕は思った。

Tシャツがすぐに作れるってすごい人だな。
すごいコネクションを持った人だ。
教えて欲しいという事で聞いてみると、
だれでも簡単にグッズ制作ができるプラットフォームがいくつかあるという事だった。

なんて素敵な時代になったんだ。

すぐにアカウントを作り自慢の作品をグッズにして販売を試みた。
在庫を持つことなくグッズ販売が出来るなんて、なんて素敵な時代になったんだ、そう思った。

でも数日して違和感を感じ始めた。
売れないのだ。
売れまくって困るというくらい売れるところをイメージしていたのに。

でもまぁ、開き直って売れないのは仕方がない。
グッズを制作しているという活動としての記録が欲しかった。

でもやっぱり違和感を感じずにはいられなかった。

ここからの話はあくまで僕個人の意見なので気にしないで読んでほしい。

冷静に考えてみると、まずはじめに、

僕はあまり他のアーティストのグッズを欲しいと思わない。
そう、まず僕が人のグッズを買わないのだ。
なので僕のグッズを人が買うわけがない。
自分の立ち位置を見失わないようにしようと感じた。

もうひとつ活動記録について。
画家として活動している僕にとっては、
丹精込めた作品を色んなグッズに複製して販売する事は
作品の価値を薄めてしまう事じゃないか、そう思った。
誰にも出来ない感性を表現している作品を、
誰でも作れるフォーマットグッズにすることに違和感が走ってしまった。

ではこのサービスのターゲットは誰なのかと考えた時に、
ターゲットはアーティスト自身なんじゃないかと思った。
アーティストならイベントや個展を開催する時には、
できれば自分の作品が印刷されたTシャツでも着たいと思うだろう。
ここにあるグッズはアーティスト自身が使う為、アーティストがイベントで販売もしくはプレゼントするため、要するにターゲットはアーティスト自身なんだ。サービス側としてはアーティストアカウントが増えれば増えるほど見込み客となるので嬉しい。その作品がどれだけ他の作品に埋もれようが関係ない。出品者が購入者なのだから。

これはあくまで僕個人の意見なので100%間違っている可能性があることをもう一度お伝えしておきます。

ということでこういったグッズ販売は僕にとって合わないのですぐに止めた。僕自身がもっと知名度が上がればまた使わせてもらいます。
どうせやるならサービス側にもきっちり利益を渡せるようになってから使いたいと思います。

こんなことを言っていて、すぐにグッズ販売している可能性もあるので、その時はご愛敬ということでお願いします。

今回も読んでくださってありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

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