【石垣島プチ移住2024】day26. 名蔵湾一本ヒルギ
石垣島プチ移住26日目。
信じられないことに朝の海の写真を撮っていなかった!うっかり。
夕暮れは雲がかかっていたけど綺麗な空でした。
今日から4月です。
当初は気合いが入ってた朝食も今ではご覧の通り。
サーターアンダギーとバナナはいつ食べてもええですからね!
ちなみに2日目に発覚して個人的に大事件だった"牧場の大地が牛乳じゃなくて乳飲料だった問題"を経て、朝のカフェラテはマリヤ乳業の牛乳になりました。
石垣島の自然で育った牛から搾った牛乳で、まろやかな甘みと濃いコクのある味わいです。
美味しい。ちょっと高いけど、明治のおいしい牛乳の現地価格より100円以上は安い。
この日は1日仕事してて特にお出掛けもしなかったので、撮り溜めた名蔵湾とヒルギの写真を載せたいと思います。
▶︎名蔵湾マングローブ
石垣島で見に行きたかった場所の一つ。
名蔵湾のマングローブ。
石垣島の西側に位置する名蔵湾。
川平湾へ行くときにバスで通るのですが、海岸沿いにはヒルギのマングローブ林が広がっています。
背丈の低いヒルギがちょろちょろ生えてて、それがすごく可愛いんですよ。
その中でも1本だけ離れた位置に生えているヒルギがあり、一本マングローブとか一本ヒルギと言われて石垣島では有名なフォトスポットになっています。
インスタで石垣島で検索するとよく出てくるし、ポストカードにもなってるので目にしたことある方も多いかと。
私は水中に木が生えてるシチュエーションに並々ならぬ興奮を覚えるタイプの変態でして(オーストリアのグリーンレイクとか、白川湖の水没林とか)マングローブもその比ではありません。
しかもよくあるジャングルの川じゃなくて、海の浅瀬に木が生えてるのが堪らなくて名蔵湾は個人的には石垣島最強の萌えスポットです。
映えではなく萌えです。
今回の滞在中に絶対に行こうと計画してたんだけど、ただ名蔵湾自体どちらかというと車移動向けの場所という感じ。
路線バスも通ってるけど、本数が少ないので下手すると次の日まで帰れない。
というわけで1度下見に行ってみて、写真を撮りたい場所の目星をつけてから夕焼けの時間帯に行くことにしました。
▶︎まずは下見へ
下見したのは17日目の川平サイエンスガーデンに行った日。
行きのバスの車窓からやいま村入り口〜フーネの間に群生していることを確認し、川平湾から帰る際にフーネで下車してやいま村入り口まで歩いてみることに。
いつもは水色の水面が美しい名蔵湾。
行ったときは完全に引き潮のタイミングだったので超スーパー干潟になってました。
初めて降りるエリアだったのですが、海と反対側には田園風景が広がっていたりして不思議な景色。
道路は分かりやすい1本道です。
少し歩くと、海岸沿いにマングローブが茂ってきました。この写真の近辺で砂浜に降りれれそうだったけど、スニーカーだったので我慢。
木の根が足に見えて、なんだか生き物みたいなマングローブ。
ここで私はとんでもないことに気付く。
水に浸ってないマングローブにはあまり萌えない…。そりゃ水没林も水没してなかったらただの林ですからね。
一本ヒルギの場所はGoogleマップに載っているのでだいたい分かっていたのですが、思いのほか早く到着。
…あれ?こんな感じだったっけ?
ちなみにこの日は大潮の2日前ということもあって、超スーパー引き潮でした。
お水ガビガビすぎてヒルギがただの木よ。
ちょっと拍子抜けしつつ、まぁ今回は下見だしと思ってそのまま進みます。
広大な干潟にはミナミトビハゼや小さなカニがたくさん。
思わず砂浜に飛び降りたくなりましたが、ここにビーサンで降りたとしてどこで足洗えば良いんだろう…
そのままバスに乗るのはちょっと忍びないなぁと色々悩んだのですが、後に25日目のやいま村が全てを解決してくれました。
ありがとうウッドデッキ。
さっきの1本ヒルギから5分くらい歩くと…
あれ?また1本ヒルギ?
こっちの方が写真でよく見るヒルギに近い。
Googleマップの位置的にも、こちらが本物(?)の一本ヒルギのようです。
さっきの小さい子はなんだったんだろう…。
第二の一本ヒルギ?少し背丈が小さいので、若いちびヒルギなのかも。
そのまま進んでやいま村入り口まで向かいます。
一本ヒルギがある場所(ちゅらっとというカフェ付近)からやいま村入り口まで徒歩15分くらいなので、路線バスユーザーはやいま村に行ったついでに見に行くのがちょうどいいかも。
ただフーネで降りてやいま村まで歩いた方が、その他のマングローブも見ることができます。
徒歩35分。灼熱に暑い日でなければ余裕でお散歩できる距離です◎
帰りのバスの時間まで10分ほどあったので、バス停から歩いてすぐの名蔵アンパルを観察。
名蔵川河口に広がる名蔵アンパル。
1.57平方キロの干潟にヤエヤマヒルギの林が広がっていて、湿地の保存に関する国際条約「ラムサール条約」にも登録されています。
そんなわけで下見を終えて、次は日没の時間帯にもう一度チャレンジします。
▶︎一本ヒルギ
これは24日目に白保海岸でアーサ採りした日の夕方。
18時半発の川平リゾート線で名蔵湾へ向かい、やいま村入り口バス停で下車。
時間も時間なのでバスの運転手さんに「帰り大丈夫!?」って心配された。優しい。
19時過ぎのバスターミナル行きの最終バスに乗って帰らないといけないため、45分ほどで一本ヒルギまで歩いて往復します。
雲が多いので真っ赤な夕日や夕焼けは見れないかなと思ってたけど、だんだん空がピンクがかってグラデーションに。
日の入りを少し過ぎた時間。
オレンジの夕日が水面に反射して〜的なイメージを想像していたけど、雲がかかったおかげで青とピンクが混ざった空が綺麗。おかげでお気に入りの1枚が取れました。
もう少し潮が満ちてたら水面に夕焼けが映ってウユニ塩湖みたいになってたのかな。
写真撮りにくる人は潮見表のチェック必須ですね。
あと写ってないですが、この手前にガッツリ三脚立ててカメラセットして張り込んでるグループがいたのでここで夕日の写真を撮ろうとすると場所取り争いが激しいのかもしれない…。
「あ〜、そういう感じね〜」と思ってぱぱっと1、2枚撮って帰っちゃったんだけど、今思えばその人たちにヒルギとの2ショお願いすれば良かったな…。カメラマンっぽかったし、きっと上手に撮ってくれたはずなのに笑
こんなときに機転の利く強かさを身につけたいものです。
2本目のちびヒルギにもうちょっと成長してもらって、オーバーツーリズムの解消に期待。
帰りのバスの時間が迫っていて終バスを逃すわけにはいかずささっと来た道を戻る。
どんどん日が暮れて、さっきまでピンク色だった空がオレンジ色の夕焼けになってきました。
もう少しヒルギの前で粘ったら、また少し違う雰囲気の写真が撮れたかも。
最終バスが来る10分前にバス停についたので、再び名蔵アンパルへ。
すっかり日が沈んであとはひたすら暗くなる一方なのですが、誰もいないやいま村前はなかなか鬱蒼とした雰囲気。
街灯も何もない此処でバスを10分待つのはだいぶハードミッション。
どこからともなくホーッ、ホーッて聞こえてきた。
みみずく…?
外が真っ暗すぎてバスの運転手さんが気づかずに通過しちゃうんじゃないかと不安だったけど、バスの運転手さんが行きと同じ方で私を見て感慨深く頷いてた笑
ちゃんと家に帰ることができましたのでご安心を。
名蔵湾の1本ヒルギは、プチ移住中に撮った写真のなかでもかなりお気に入り上位の一枚になりました。
ポストカードにしたい笑
何回行っても海や空の加減で雰囲気が変わるので、虜になっている人も多いようです。
私も早朝とか夜の星空とかいろんな時間帯に行ってみたいな。
27日目に続く。
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