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音楽を作るために考えていること

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2018年7月の記事一覧

難癖

あたりまえのことなんだけど、「自分のやっていること」を肯定してくれるひとばかりじゃない。むしろ目につくのは難癖つけてくるやつばかりだ。

家族や友人、恋人であっても難癖つけてくることなんてザラだ。でも往往にして「行動の否定」は「人格の否定」に至る。

日本人は嫌になるぐらいインターネットでの主張が大好きで、行動と人格を区別することがニガテだ。

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相談と岡本太郎

相談と岡本太郎

達成してます!ありがとうございます。まだまだ続きます!

たまに相談を受ける。
僕に相談をしてくれる人間がこの世にいたりするのだ。

相談を受けるたびに思うことがある。一生懸命生きていたら傷のひとつやふたつは増えるということだ。

無傷なんて無理だし、何の魅力もない。ほら傷も無いなんて、面白くないではないか。人間うつぐらいでちょうどいいのだ。それなのにあんまり傷を見ているとキツイし、ズキズキと疼き

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少し前の話

少し前の話

僕は物覚えが悪い。
記憶する、暗記するというアビリティがとても低い。

ここ最近古い知り合いと話す機会が多かったのだが、覚えていない話だらけだ。17歳の頃の話、20歳の頃の話をされても、ほとんどのことを覚えていない。しかも思い出せることはほとんどロクなものではない。

困った日の話は思い出せて、恵まれた日は霞んでいる。だけどそんな背筋の凍りつく過去がイマの自分を作っている。

僕もあなたも「これま

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どくしょ

どくしょ

『聞いたり読んだりしただけじゃ意味ないよ。実際に経験しなきゃ身にならないよ』

よく言われる。

●勉強よりも実践が一番ためになる
●経験こそが最高の学びの場だ
●机上の空論でものを言うな
●頭でっかちになるな

そんな言葉もバカスカ言われる。

実際はどうなのだろうか。

僕はホンシェルジュもやっていたし、よくよく本は読む。

でもこれらの情報をすべて実践し、毎日に生かしているかと言われ

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遊びを持たせる話

遊びを持たせる話

昨日はここを更新しなかったようだ。というのも記憶がまた曖昧だったのだ。なぜか書いたような気がしていた。

念のためnoteを確認すると、「中毒についての記事」が確かに書かれていた。よかったよかった、と安心したが、それは一昨日書いたものだった。またまた海馬からすっかり抜け落ちていた。これを書いた記憶が無い。

これぐらいならいいのだが、誰かとの約束が抜け落ちるのが怖い。ていうか最近あんまり何かを

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意味が無くても有る

意味が無くても有る



曲を書いた。ギターの音色はもう一色だ。クリーンすら無い。全て同じアンプ設定、ギター1本。堂々と。「これを一人で作っているんだなぁこいつは。ベースもドラムも」と想像してみてほしい。相当泣ける。

こころがイカレるといくらでもメロディにたどり着ける。よく降りてくる、という表現があるが、そういうものはない。なんというか目的地はあるのだ。作曲とか作詞とかいうもは出だしがゼロだから錯覚しそうになるが、行

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クスリのススメ2

クスリのススメ2

16歳ぐらいから不眠症だった。不安や不満や怒りで目が冴えてしまうのだ。

今もたまに眠れなくなるが、むかしは2万倍寝つきが悪かった。

「睡眠が強い」は強き者の特徴だ。バイオリズムを司る睡眠がコントロール不能になっていると、諸々弊害が出る。

僕は弱き者ゆえに、睡眠剤と抗うつ薬を飲むようになった。これを遊びで多量摂取したり、酒で回すようになるまで、そう時間はかからなかった。



外国ではヴェ

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高鳴る胸をおさえて

高鳴る胸をおさえて

ベースを弾いてくれるという方がいたので、ドラムがいればリハビリが可能になった。興味ある方はtakurooohirai@gmail.comまでメールください。

「高鳴る胸をおさえて」というものが好きだ。

「高鳴る胸をおさえて」の魅力が詰まったような話に遭遇するチャンスが、最近多い。好きな話に遭遇できている。運がいい。

しかし「高鳴る胸をおさえている」ときのひとは、なぜああも誰かの心を動かすのか

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にげろ!

働きすぎる友人に「逃げろ」と言ったことがある。

いつもはそんな無責任なことは言わない。基本的には「ごまかしながらやりくりしろ」と言う。
環境は無くなってから嘆いても二度と戻ってこないからだ。「捨てる系の決断」はいったん寝たり、いったん焼肉食ったりしてから下した方がいい。

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一番死ぬかと思ったときの話

一番死ぬかと思ったときの話

とにかく病院へ。「からあげを拭かなくなる薬をくれ」というニーズに答えてもらった。

医者にいろいろ事情聴取的に聞き出されたから、いろいろ思い出してしまった。とにかくフックになったのは「最ヤバだった話」だ。忘れないためにもここに記しておく。

僕もそこそこ長めに人間をやっているけれど、一番「死ぬかと思った」ときの話になる。

僕はそのむかし、躁鬱の地雷を踏んでしまった。そして、その症状は薬でなりをひ

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薬のすすめ

薬のすすめ

気がついたら日高屋でからあげ定食のからあげを拭いていた。この店に入った記憶も、こんなものを頼んだ記憶も無い。完全にすっぽりと抜け落ちている。

普通のひとであれば「嗚呼、とうとう俺は頭がおかしくなったのか」と不安になるだろう。ただ僕は慌てない。なぜなら4,5年に一度ぐらいこういうことがあるのだ。

隣り町になぜか自分の自転車があったり、バックレたバイト先に戻ることになっていたり、「気がついたら」系

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